「F1富士C席仮設スタンドの払い戻し対応は自作自演だった!? ([の] のまのしわざ)」から一週間たちました。その後、残念ながら「苦情が殺到」したという様子はwiki、2ちゃん、ブログ、コメントを見渡しても集まりません。
一方でC席の払い戻し対応について「自作自演」、というよりも「確信犯」「計画的犯行」という意見が寄せられています。
【コラム】丸山誠のカーライフあれこれ (10) 大混雑の富士F1観戦記 | ライフ | マイコミジャーナルイライラしながら渋滞を進むと、さらに渋滞はひどくなり、動けなくなってしまった。原因は"パスコントロール"。
(中略)
改めてチケットを確認する必要はないはずで、仮に再度確認するにしても通路を狭くすること自体が間違っている。
19 :音速の名無しさん:2007/10/19(金) 12:26:44 ID:Jp98C+9Q0
これさ
こうも考えられなくないか?
『初めからチケット&ライドが破綻する事はわかっていた
最終的には「このままではレーススタートに間に合わない」と言われた客が
大挙して徒歩でサーキットを目指し、ゲートを突破するであろう事が前もって予想されていた
だから、それに乗じてタダ見の不正入場者をシャットアウトしないといけないため
あらかじめそういう場所を用意していた』と
C席の事(払い戻しについての文書が不自然に早い段階で用意されていた)にしても、
バスのりばで混乱が生じている最中に現場を見もせずさっさと謝罪会見が行われる事が
それも早い段階で発表されていた事、
やる事成す事『後手後手』なんじゃなく『確信犯』にしか思えん
匿名:
>自作自演
というかそんなのみんなわかりきってる。
誰も信じてないよ(笑)
企業は大体こんなもん(特にヨタは)
保険会社とか見ててもわかるでしょ?
仮設スタンド作ったが問題あり
↓
でも今更作り直す暇はない
↓
とりあえずこれでいっとけ!
苦情が多い場合を想定して、その時の対応だけ決めておこう。
苦情が少なきゃこれで押し通せばいい。
なるほど、そう考えるとすべて合点がいくことばかりです。
それではネット世論に基づき、トヨタ・富士スピードウェイの公式発表をすべて「嘘」と仮定して今回起きた不祥事を振り返ってみましょう。
スポニチ Sponichi Annex ニュース クルマ加藤社長は仮設C指定席に関し「明らかに設計ミス。全体で仮設した14のスタンドのうち13はチェックしたが、最後の1つ(仮設C指定席)は開催10日前に完成してチェックしてなかった」と釈明した。
この釈明から分かることは、
・C席仮設スタンドは10日以上前に、遅れることなく完成していた
・14のスタンドともすべてチェックし、事前にC席仮設スタンドが設計ミスでコースが見えないことを把握していた
です。実際に9月13日にアップされたブログの写真を見てみましょう。
C席とD席を比べてみてください。C席には人が登っており、ほぼ完成していることが分かります。かえってD席の設営の方が遅れているようにも見えます。これで、「上層部は事前に把握していた」という情報は間違いないでしょう。
そうなると2ちゃんでの推測どおり、
仮設スタンド作ったが問題ありといった対応をとったのでしょう。そして以下のことを決めたのだと思います。
↓
でも今更作り直す暇はない
↓
とりあえずこれでいっとけ!
苦情が多い場合を想定して、その時の対応だけ決めておこう。
苦情が少なきゃこれで押し通せばいい。
・5万円の返金の決定と、富士スピードウェイ・加藤社長名義での文書作成
・レース終了後に記者会見で謝罪、発表
上記は以前推測したように、各部門、関係各所、弁護士など含めて慎重に協議した結果、事前に作成できたのでしょう。ですから準備万端でレースウィークに臨んだのです、事実を隠蔽して。
ところがここで大誤算。予選日にシャトルバスの運行が破綻してしまったのですから、てんやわんやになりました。そんな時に3億5千万円の返金を決定できるはずなんてありませんよね。
穴があいたのは28日から発生、実際29日の朝の時点で穴が写真で確認できています。ですから
富士スピードウェイ謝罪会見詳細 | AkalyF1 Blog(15時以前に発生していたと言う情報があるが?と言う質問に対して) 私どもが把握したのは15時の時点で、それ以前のことは把握していません。
はギリギリ嘘ではないかもしれませんが、怠慢であると言わざるを得ません。また把握してから数時間に渡り観客に案内しなかったわけですから、これは故意に隠していたと言われても仕方ありません。私が放送を聞いたのは午後8時のことですから、5時間も隠していたわけです(なお、内容は聞き取れませんでした。というのもバスターミナルはショートコースサーキットの中にあるので、スピーカーが設置されてなかったのです!!)。
いずれにしても富士スピードウェイは、予選日のシャトルバスが大渋滞して地獄絵図となったのは、「想定してなかった道路陥没が原因」として案内しました。
ところがご存知のように道路陥没の修復が終わった決勝日も、大渋滞が発生。いや予選日よりももっとひどい状況になったわけです。バスが遅延、決勝レースに間に合わない人が続出。公道上は一切渋滞がなかったものの、サーキット入り口からバス停まで渋滞が発生したためです。
ZAKZAK例えば、渋滞問題。期間中、28万人(想定数)が来場し、サーキット周辺は大渋滞になる可能性があるが、「会場に出入りできる車両を専用バスや旅行会社のツアーバスに限定するなど早くから渋滞緩和策を打ち出し、これが話題をさらった」(先のPR会社幹部)。
【富士スピードウェイ日本GP】最終アクセス方法はバスのみ 【 carview 】 ニュース - 自動車業界 最新の動向を毎日チェック最終アクセス方法をバスのみに絞ることで、渋滞緩和を図る考え。あとは、無料シャトルバスをどう回すかだが、バスの運行台数については、「厳密なシミュレーションは今後行うが、最大で3000台程度になるのではないか。今後は、駅や駐車場から何往復すれば済むのかについてシミュレーションを進めていく」と発表している。
F1キンダーガーテン: 日本GP釈明会見加藤社長は「あらゆる可能性を加味してバス運送のシミュレーションを行なったが、我々の敷地の中に盲点があった。
トヨタの「シミュレーション」の不思議 | bewaad institute@kasumigasekiトヨタ・富士スピードウェイはシミュレーションを行ったと明言しています。TPS(トヨタ生産方式)によるコストダウンで知られたトヨタ、シミュレーションをまわしたにもかかわらず、動線計画もなければ待ち行列の計算も怠っているなんてことは考えづらいです‐工場の設計・生産設備の配置等において最大限活用してこその生産性向上なのですから。トヨタの生産効率が単なる場当たり・泥縄のまぐれ当たりの累積でない限り、シミュレーションをすれば必ずこれらの問題点は事前に予測できたはず。となると、実はシミュレーションをしていなかった、というのがwebmasterにとって一番しっくりくる話なのですが・・・。
これも「嘘」と仮定すると「シミュレーションはやってなかった」ということでしょうね。
敷地内が「盲点」とかいってますけど、バスターミナルまでのシミュレーションをやってなければそれはやったうちに入りません。でなければ簡易舗装+砂利道の1車線で交互通行なんて計画になるわけないでしょう。
というわけで、決勝日に至っては入りも地獄、帰りも地獄になって観客・バス運転集、スタッフ、アルバイトは阿鼻叫喚の渦になったわけです。
さすがにこの事態で釈明しないわけにはいきません。しかし決勝終了後、まだバスターミナルに観客が取り残された状態だというのに、マスコミ向けに会見を行う無神経っぷり。謝る先が違うでしょう? これだからKY企業と揶揄されてしまうのです。
実際KY(空気読めない)であることには間違いないのですが、もうひとつの可能性は、この記者会見は予め仕組まれたものだったということです!
つまり、
2007日本GPの被害者立ち上がろう。 観客に対して平等に9月30日 FSW被害者達は、まだバス乗り場で雨と寒さに耐えバスを待ち続けている最中
(中略)
この件について私は世間一般者へ向けての綺麗事だと思います。
現場に居ない一般テレビ視聴者は「流石TOYOTAは対応が早い」と
勘違いすると思います。
広報活動として、予定では
・F1の富士スピードウェイ開催は第一回目だったのに成功した。すべてはトヨタの尽力のおかげ。
・唯一問題だったC席仮設スタンドも、迅速に対応した。トヨタ素晴らしい。
というポジティブイメージをつけるために予め計画された記者会見だったはずです。
それを裏付けるのが、問題の「C席仮設スタンド払い戻し」文書です。
この文書、名義が「富士スピードウェイ 加藤社長」でしたね。
ところがシャトルバスの運行で大問題が発生、会長である冨田氏まで釈明会見に出ざるを得なくなってしまいました。そしてその後富士スピードウェイのHPで発表された謝罪文も連名となってます。
F1富士C席仮設スタンドの設計・施工ミスは本当に事前に気付かなかったのか? ([の] のまのしわざ)お詫びの文章には取締役会長が名を連ねていますが、なぜこの返金は取締役社長単独になっているのでしょうか。
責任を取るという立場であれば、一番の長がとりますよね。例えば不祥事があり、最初に会長が謝罪するのなら最後まで会長が責任をとるのが一般的です。それが今回なぜか会長だけ外れているのですからとても不思議です。
これはつまりそれぞれ文書を作成した時間が異なり、C席払い戻し文書の方がお詫びの文章よりも前に完成していたことの証明だったのです。
これはちょっとしたミステリーのトリックですね。
そして予め仕込まれた広報計画はこれを皮切りに裏目裏目と出ます。それがレクサスIS-Fの発表です。
F1富士の地獄絵図からまだたった5日間しかたってない、怒りが醒めないうちに新型モデルIS-Fの発表をよりによって富士スピードウェイで行ったんですから。
さらにいうとIS-FのFはFuji SpeedwayのFだっていうんですから。
さらにトヨタ副社長であり、豊田家の正当な後継者である豊田章男氏が謝罪することになるんですから。
こんな裏目はありません。
元々の広報計画ではこうだったに違いありません。
・F1富士が大成功
・いいイメージをもってIS-Fの発表を行う
・価格も日産GT-Rよりも安い値段で出す
・話題をさらう
ところがもうグダグダ、まさにトヨタの富士スピードウェイF1グダグダ運営状態。結果的にKY(空気読めない)っぷりをさらけだし、マイナスイメージを植えつけることになりました。合掌
以上、すべて謎が解けました。早く過ちを認めて、マスコミではなく、被害者に向かっての説明と謝罪をして欲しいと思います。それが正しいPR(=Public Relations)ではないでしょうか。
p.s.
ZAKZAK【PR上手】
今年は、開催地が三重県の鈴鹿サーキットから富士に移った。関東方面からアクセスしやすくなったのも好調要因の1つだが、自動車業界に詳しいPR会社幹部は、トヨタの広報戦略のうまさに注目する。
今回の件でよくわかったのは、やはり大衆との関係、つまりPublic Relations=PRが重要ということです。従来は仕込みや圧力といった手法でコントロールできたのかもしれませんが、世の中インターネットの普及によりカオスで複雑系でオープンネットワークの時代です。そんなネット時代には新しいPR、つまりネットPRが必要です。その場では大衆との密なコミュニケーション、真摯な対応で信頼関係を築くこと、が最も重要になってくるのです。
好かれる方法 戦略的PRの発想 (新潮新書) | |
矢島 尚 新潮社 2006-09-15 売り上げランキング : 93712 Amazonで詳しく見るby G-Tools 関連商品 PR会社の時代―メディア活用のプロフェッショナル データの罠―世論はこうしてつくられる (集英社新書) プロフェッショナル広報戦略 パブリック・リレーションズ―最短距離で目標を達成する「戦略広報」 99.9%成功するしかけ キシリトールブームを生み出したすごいビジネスモデル |
追記)
AUTOSPORT WEB
週刊オートスポーツ編集部では、富士スピードウェイに
代表者へのインタビューを申し込んでおりましたが、
10月17日の時点で、富士スピードウェイ側からはインタビュー要請に
現時点では応じられないという回答がありました。
状況把握に時間を要していることがその理由です。
状況把握ができた時点でインタビューに答えてくれるように改めて要請しました。
つまり取材拒否。そしてこれから分かることは、9/30の釈明会見の時点で状況把握してないのに、払い戻し対応を発表したわけですから、やはり計画的ですね。
そして
問題点なんざ既にネット上に山のようにリストアップされてるのに、
なんで三ヶ月もかかるのやら。
そこからの対策で来年開催に間に合うのか?
732 :音速の名無しさん:2007/10/24(水) 19:50:19 ID:Pg0a/k/n0
調査もすべて下請けに丸投げするからさ>731
この3週間あまりでようやく調査会社を決めた、契約が出来たといったところでしょうか。それにしても調査公表に3ヶ月もかかるって、相当な金額とられそうですね。ネットではアンケートをとったり、迅速かつ安価な方法で状況把握ができてるのに⇒F1日本GP2007評価アンケート 速報レポート公開中
企画・連載 : 静岡 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)FSWは現在、愛・地球博(愛知万博)を手掛けたコンサルタント会社と輸送計画を練っているが、観戦チケットと来場手段をセットにした「チケット&ライド」方式を採用した。
「トヨタ式」は丸投げはダメって書いてあるんですけどね。また丸投げしてグダグダになりそうな予感。
【F1富士・地獄の惨劇の様子】
[の] のまのしわざ: f1 アーカイブ
F1 日本グランプリ in 富士スピードウェイ 2日目:地獄絵図 ([の] のまのしわざ)
世界一のKY(空気読めない)企業、トヨタ ([の] のまのしわざ)
F1富士はF1を餌にした拉致監禁虐待の北朝鮮ツアーだったとは ([の] のまのしわざ)
haTsh
確信犯の使い方間違ってますよ。トヨタになんかしらの信念あるみたいじゃないですか。違う意味で信念はありそうだけど。
>確信犯:道徳的・宗教的・政治的な信念に基づき、自らの行為を正しいと信じてなされる犯罪(goo辞書より)
鍋ちゃん。(-_-x)
本日のトーチュウ F1 EXPRESSによると
昨日、富士スピードウェイ連絡調整協議会が開催され
FSW側では、年末から来年1月にかけて
今回の問題点をまとめた報告書を
公表したいと言っているようです。
どこぞの丸投げ首相のように、間違った
ワン・フレーズ・ポリティクス
「反省すべきは反省し」って、反省すべき点が
分からないままの報告書になりそうですね。
どこまで出来るか分かりませんが
更にKYっぷりが炸裂しそうですね。
ken
こんばんは。はじめまして。
ちょっとびっくりしたので、コメントさせて頂きます。
先日ホンダのセールスマンに聞いたのですが、富士にホンダの招待で行って来たとの事、東京に全国の販売店の方が集まって行き、各県バス一台くらいで、1000人以上いたのでは?との事。そして、座ったのがC席仮設だったそうです。
全員がホンダからの招待の為、当然個人には払い戻しは無いでしょうね~との事。
私の私見ですが、ホンダも払い戻し請求はしないと思います。
それにしても、酷いですね~