F1 日本グランプリ in 富士スピードウェイ 2日目:地獄絵図

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(これが噂の地獄行きのチケット)

9月29日(土)は予選。家族連れで今日から1泊2日でF1観戦を楽しんでくる予定でした

6:30am 起床
7:20am 自宅出発(大垂水、相模湖IC経由中央高速)
9:30am 山中湖駐車場着
9:50am バス待ち
10:20am バス搭乗
11:05am ゲート前(バス大渋滞中)
(フリー走行は濃霧のため15分ディレイ)
11:30am 到着、場内移動
(フリー走行はさらに15分ディレイ。11:40頃よりスタートしたものの、すぐに中止に)
12:10pm C席到着。食事
(寒さと雨のため、妻と子供はナーサリールームへ向かう)
(ナーサリールームが親同伴の子供は受け入れしないため、バスに乗って帰宅するとの連絡)
2:00pm 予選開始、C席にて観戦
( 2:30pm 妻と子供が戻ってくる。爆音が聞こえて子供が見たがったため)
3:00pm 予選終了
(帰宅開始)
(スピードウェイプラザで、少し見て回る)
(途中から大混雑)
4:40pm バス停到着
(地獄の一丁目のはじまり)
5:30pm それまでほとんど動かず、一歩動く
5:40pm 妻と子供が離脱、ナーサリールームへ移動
(苛立った観客がスタッフを捕まえてクレームをつけはじめる)
7:30pm ようやく下段まで到達
8:20pm バス搭乗
(子供就寝)
9:10pm 山中湖到着
9:30pm セブンイレブンにて買い物
10:00pm 宿にチェックイン

9月30日(日)
6:50am 起床
7:30am 朝食
8:50am チェックアウト
9:00am セブンイレブンにて買い物
9:30am シャトルバス乗り場到着
(その間1台しかバスが出ない)
10:10am 富士スピードウェイへ行くことを断念
~~~~~~~~~~~~~
10:50am 紅富士の湯(温泉に入る)
12:00pm 紅富士の湯を出る
(途中、道志
2:30pm 自宅到着
(ビデオ録画によりF1観戦)


つまり、決勝レースは会場にも行きませんでした。これもすべてはシャトルバスによる、チケット&ライド方式の破綻が原因です。

・・・

予選日。バスは乗れば順調に富士スピードウェイのゲート付近まで到着しました。しかしゲート入場から混雑。結局バスを降りるまでそこから30分ほどかかり、トータルで約1時間以上かかる結果に。

行きの時点で、バスの流れは相当悪かったです。

予選終了後、ゆっくりと東1シャトルバス乗り場に行ってみるとこんな状況に。

さらに逆側の30度バンクから撮ってみるとこんな状況。

今回このシャトルバスでしか出入りが許されていません。そしてまったく情報はなく、ただ単に列の最後尾を案内するスタッフがいるのみ。数時間の待ち時間を覚悟…

待ち始めて1時間(5:40pm頃)子供が体調を崩し、おなかが痛いといったので妻と子供だけ「救護所・保育ルーム(ナーサリー)」へと移動。しかしここ救護室でもとんでもないことが起きていたとのこと(以下妻の話)。

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1pmに行った時点でナーサリーとは託児所のために子連れであっても、親同伴では原則入場すら受け入れないことを知っていたものの、悪天候と疲労とで座る場所もない状態だったので、なんとか入れてもらったらしい。

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続々と体調を崩す人がやってくるものの、なんと救護室は定時の6時(を少し過ぎて)終了。

その後具合の悪くなった妊婦が運ばれてくるものの、対応する人がいないという状況。すぐに他の場所から担当者がやってきたものの、緊迫した状況だったそう。実際東1シャトル乗り場にも救急車が乗りつけたし、他にも何回かサイレンの音を聞きました。

雨のため、屋根を求めてくる人が後をたたず、救護室の下の部屋(1F)に入れてもらったものの、定時になったときになんと電気を消したそう(ありえない・・・)。そこを頼み込んで電気をつけて貰ったのだが、スタッフは2階の部屋の中でお茶を飲みながら談笑してたとか。その様子が暗くなった外から丸見えで、1Fと2Fとで天国と地獄の様相を呈していたそうだ。スタッフはチケット売りの担当だったので、交通とは関係ないとはいえ、そういった行動は慎むべきでしょう。

外人もやってきて

疲れたからなんとかしてほしい

といったところ、英語ができるスタッフが

「疲れたのなら宿に帰って休めばいい」

と返答・・・さすがに外人も

ノォーーーーーーー!

と叫んだそうです。まるで、コントみたいです。

その外人は一旦外に出たが、また帰ってきて、疲れた人々がひしめきあう1Fの狭い空間に座り込んだそうですが、話を聞いただけで同じ日本人として、心が痛みます。

そんなひどい状況でしたが、子供は他の流浪の民の子と一緒に遊んだりしてなんとか3時間を乗り切りました。

その間パパである私は一人、シトシトと降る雨のなか、いつ乗れるとも知れないバスを待つのみ。情報も一切入ってこない。8pm頃に場内放送が入り、

「・・・のため、・・・ご迷惑をおかけしております。しばらくお待ち下さい」

との声が。しかしバスの音でこの放送の内容がまったく聞き取れない。

並び始めてから3時間40分でバスに搭乗。

妻にバスの中で聞いたところ、放送で「道が陥没したって言っていたよ」と、その時点でようやく事態を把握。しかしその時点ではまだ陥没したなんて信じられなく、交互通行しかできない道に問題があると信じていた。その後帰宅して調べたところ、どうやら

交互通行しかできない道が陥没した模様

最悪だ。

(追記:陥没写真はこちら⇒F1 日本グランプリ in 富士スピードウェイ:簡易舗装陥没写真 ([の] のまのしわざ)


(ゲートの外ではバスは続々とやってきていた)

(撮影に利用した機材はSANYO Xacti)

・・・

決勝レース日である今日も朝バス停に行ってみると長蛇の列、バスも来る気配なし。昨日の疲れのたまっている妻、子供を見ると決断せざるを得ない・・・

取りやめ。

ということで今日は温泉に入って帰ってきました。
(追記:詳細⇒F1 日本グランプリ in 富士スピードウェイ 3日目:地獄行きのバス ([の] のまのしわざ)

ネットで見かけた情報を記録のため記載⇒ F1富士シャトルバス道路陥没・大渋滞

総括すると、以下の問題点があります。

・雨露をさける場所がなかった
・救護体制に不備があった
・シャトルバスの運行状態を観客に正確に伝えられなかった
・代替交通手段がない。徒歩で脱出することもできなかった

一日中雨のなか、冷え切った体で3時間も4時間も立って待つしかない。しかもその間バスが動かない状況がよもや道路が陥没して、補修していたなんてことを知っている人はそこには一人もいませんでした。

列を離れて歩こうかとも考えましたが、疲れきった妻と4歳の子供を連れて一体どこに歩けるというのでしょうか。うちはまだしも乳飲み子を連れてきている家族なども目立ち、泣いている子供に

「これからが地獄だからね」

と落ち着いた口調でなだめている親がいたりして、やるせない気持ちになりました。スタッフに詰め寄る客も多数目撃しましたが、スタッフも何も知らされず、何もできず、ただ謝るだけ。かわいそうなだけで、まさに地獄絵図と化してました。

ついでにいうと、私の座っていたC席はこんな状況でした。

「レースが見えない」3億5千万円払い戻し…日本GP : エトセトラ : スポーツ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

静岡県小山町の富士スピードウェイで30日に行われた、自動車のF1世界選手権第15戦・日本グランプリ(GP)決勝で、「観客席からレースが見えない」というクレームが大量にあり、主催者のスピードウェイは該当する席の約7000人の観客に、指定席料金分の5万円を返却することを決めた。

踏んだり蹴ったりとはこのことです。

観客を部品にみたて、シャトルバスという名前のトラックで運搬するトヨタカンバン方式は崩壊しました。次はトヨタお得意の「カイゼン」で、ぜひこの状況をきちんと把握、状況分析して二度とこんなことが起きないように改善して欲しいと切に祈ります。

2008/6/16追記: 富士スピードウェイを相手取った、集団訴訟が起こされました。

2009/7/1追記:集団訴訟は現在も係争中です。

「口から出まかせばかり」2007F1日本GP訴訟第七回口頭弁論傍聴記 - 日刊サイゾー
2007F1日本グランプリ被害者の会(事務局)

(以下に他の記事へのリンクがあります)

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F1 日本グランプリ in 富士スピードウェイ:カイゼンのはじまり(お詫びが掲載されました)


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