好きなことを仕事にしたら休みがなくなった

好きなことを仕事にしたのであれば、24時間365日、寝ている以外は全部営業時間です。

好きなことやっているわけだから、楽しいことしているわけだから、それが趣味か仕事かの区別はあまりない。あるとすれば稼げるものと、稼がないものの区別くらいだろうか。

でそうすると時間の使い方が変わってくる。曜日って、あれ、本当にヤバい。

人間の身体って、1週間とか、そういうのにあってないのよ。週休2日とか、なんで土日に休むの。

あれは日曜日は安息日で、教会に行く日だから仕事やすまなきゃね、という宗教上の理由からきているもので、稲作とか農家は本来関係ない。田植えの時期は土日だろうがやるだろうし、刈り取りもそう。むしろ米の神様のいうとおりであるべき。その代りにオフシーズンはめっちゃ休むし、それこそ旅行だっていく。季節季節でお祭りもするわけだ。

このお祭りがあまりに面白く、しかも準備期間が長くて働かないもんだから明治政府から禁止令がでたくらい。ようはやっぱり明治政府がいけない。明治政府が禁止したものが、本来の日本人のあるべき姿で、施工したものが諸悪の根源と考えると分かりやすいかもしれない。

で、お盆休みである。あれ、なんで休むかというと宗教上の理由もそうなんだけど、あの時期休まないと身体もたないんだよ。あそこで休むからもう半年頑張れる、そういうもの。

人間の身体って、最終的には地勢で、気候とそこで作られる作物によって出来ている。だから日本人は日本列島で米食べて生きている人種で、ヨーロッパ人は小麦、南アメリカはトウモロコシと決まっている。食べ物以外で身体は作られないんだから、食べているもので身体能力も気質も作られる。だからグローバル化して食べ物が均質になってきたら、似たり寄ったりになってきたでしょ。

とはいえ、DNAは依然強い影響をもつから、日本人は日本人の働き方があるんですよ。

それで時間の使い方だけど、日本には四季があるから、四季でそもそも働き方をかえなきゃいけない。日の長さだって全然違う。台風もくるし、大雪も降る。

天気や気候に合わせて働くのは日本人の稲作DNAにあっているはず。雨が降ったら家仕事、天気がよかったら外仕事、みたいにすべき。また一部入っているはずの縄文DNAからすると、移動して自然の恵みを受ける、それも大事。

つまりはフレキシビリティを高めて、定時とかにとらわれちゃダメなんですよ。働くときはわーっと働いて、休むときは適宜休む。風邪気味だったら寝る。それがたまたま週休2日で土日休みというのならそれでいいし、子どもがいると休みを合わせなきゃいけないのも分かるけど、本来はそうじゃないと思うんだよなあ。

「南の島のハメハメハ大王」の歌が良くって、

とてもやさしい奥さんで朝日の後で起きてきて夕日の前に寝てしまう

学校ぎらいの子どもらで風がふいたら遅刻(ちこく)して雨がふったらお休みで

を見習い、今みたいに大雪や台風で、電車が間引き運転されているのにそれでも出社しようとするのはやめたい。
だって旅客輸送能力落ちているんだから、行くのをやめないと運べないのは当然。
家で折り紙でもおって過ごせばいいと思う。

だから休みはないんだけど、健康や天候に合わせて休めばいいわけ。それが自然と共に生きるということではないか。