「急速充電初体験! 日産リーフ公道試乗してきました」の続き。
クルマといえば走る、曲がる、止まるですが、電気自動車(EV)はガジェット環境も凄いんです。
もはや当たり前になった感のあるカーナビ。1990年代に電子マップとして実用化されてから幾星霜。最初はGセンサーによる方式、その後GPSへとうつり、GPSの精度があがり小型化するにつれてついには携帯電話にすら標準装備ですからね。もはや現在地がわかるのは当然中の当然。目的地までの案内は助手席の人の役目ではなく、自動車側の役割の一つになりました。
航続距離が短かく、充電スポットも限られている電気自動車にとってこのカーナビは非常に大切な機能。そのためカーナビに通信機能が標準装備。付近の充電スポットを検索する、航続距離からいける場所(半径)を表示するなどの親切機能が備わっています。
さらにスマートフォンとの連携機能もサポートしています。
こちらの映像はbluetooth機能を使って、iPhone 3GSを車両と連携しているところ。iPhoneに入っている音楽を流すだけでなく、ハンズフリー機能もサポート。たまたま iPhoneに電話がかかってきて、iPhoneに出たのですがその間音楽は一時停止、電話が終わると音楽が自動再開しています。
こりゃ便利だ。
なおこのbluetooth連携機能自体は日産の各車種、新型キューブ以降の車両でサポートされているとのこと。
さらに日産リーフの専用iPhoneアプリもあります。
リーフiPhoneアプリでは
・現在状況のモニタリング
・充電の遠隔操作
・エアコンの設定、予約
などをサポート。つまり自室にいながらにして、駐車場のリーフへと指令を出して、出発時にはまさに行ける完璧な状態にできるんです。
いままでガソリン車でも遠隔エアコン、リモコンエンジンスターターといった商品はありましたが、ガソリンの排気ガスの問題、アイドリングの騒音問題、さらにはギアが入っているとクルマが動き出してしまって危険など様々なリスクがあり普及には至りませんでした。
しかしEVならそんな心配はいりません。
ガソリン車ではできなかったことが、いともたやすく実現できるんです。これもそれもガジェットの進化の賜物。コンピュータはこの20年でムーアの法則により劇的に進化しました。ガソリン車の20年の歴史とはもはや比べものになりません。
このコンピュータの進化の親和性は、EVの方が高い!
んですね。コンピューターのサポートによる、快適なドライビング。まさに
コンピュータードライビング
です。
だからといって自動運転はどうかというと、それはそれ、これはこれ。です。
それはロボットにも2種類あって、アトム(自律型)かガンダム(操作型)かという問題。ガンダムには教育型コンピュータという概念があって、パイロット(ドライバー)を育ててくれたんです。EVのコンピューターもそんな存在になってほしいですね。
余談ですが、大気圏突入のときに一度だけガンダムが喋りますw 実際問題、カーナビやETCの案内音声はすでにそのレベルにまで達しているのかもしれませんが。
未来はもうキテます。
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