すでにクローズドコースでは何回か試乗している、電気自動車リーフ。今回は日産銀座ギャラリーの近くから、初の公道試乗です。テストコースとは異なる実地、公道試乗。さてどうなることやら。
今回はなんと初充電に挑戦。大黒ふ頭パーキングまで高速で移動、そして急速充電をはじめて体験してみましたよ。その様子は動画でどうぞ。
(充電開始)
急速充電といっても、特段難しいことはありません。簡単にいうとノズル形状の電気コネクタをさしこんでボタンを押すだけ。ガソリンの給油と違い、ボタンはノズル(コネクタ)側ではなく装置本体側についています。
80%までは急速充電、それ以降はゆっくりと充電するいわゆる「いたわり充電」方式をとって100%まで充電することができます。
100%になればもちろん自動で停止しますが、自分で停止することも可能です。
なお今回の充電料金は無料。そもそも法律で電力会社以外が「二次売り」「売電」することはできないため、実質的に「電気料金」に課金できないとの話。もし課金したとしても「装置利用料金」として一定金額を徴収するといった具合だそうです。
(充電終了 part1)
充電を停止する場合もカンタンで、スイッチで停止ボタンを押してノズル(コネクタ)を戻すだけ。
(充電終了 part2)
すっかりフタをするの忘れていましたが、リーフの場合はノーズに充電口があるので忘れても乗ればすぐに気付くという親切デザインになっています。
ガソリンの給油と違ってガソリンくさくもなく、こぼすことも汚れることもありません。しかもガソリンの場合は給油している間、ずっとノズルのトリガーをひいてなければいけませんが、充電は一旦コネクタをつければそのまま車両から離れてもOK。トイレ休憩、一服することもできます。
確かにガソリンは数分で満タンになりますけど、急速充電も0%から80%まで30分程度で完了。ということはその半分の40%ほど充電するには15分程度もあればよく、ちょっとトイレすませて肉まんかって、うだうだと喋っているとたってしまうほど。航続距離が200kmなので、40%ということは約80km航続距離が伸びる計算。
今後各パーキングに急速充電装置が設置されるとすると、50分(約80km)走って15分充電、という感じでいけるようになるんじゃないでしょうかね。
ちょっと気になったのはこの急速充電装置がまだこなれてないところ。コネクタは重く、コードはとぐろをまいて固く、ディスプレイは逆光でみにくく、しかも高い位置にあるという罠。この辺のインターフェースは第二世代、第三世代に期待ですね。
セルフのガソリンスタンドのタッチパネルディスプレイはかなり進化してきてますので、あんな感じにすぐにこなれそうです。
車検証、当然ですが「燃料」の部分にはガソリンでも軽油でもなく「電気」と書いてありました。
次回は高速道路試乗インプレッションをしたいと思います。お楽しみに。
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