のまのしわざ

以前サントリー武蔵野工場の見学にいった際、近日中に黒ビールが限定で発売されると予告されていましたが、今回その黒ビールを飲む機会を得ました。

缶は漆黒、つや消しの黒が渋い雰囲気を醸しています。左は通常のザ・プレミアムモルツです。

そしていつものようにえいっ！と高いところからビールをグラスに落とします。

もちろん泡だらけです。泡アワアワ。ほとんどが泡。

しかし面白いことにこの泡がグルグルと上下に回り、だんだんと下の液体が増えていきます。一方泡の方は上に大きな泡、下の水面近くはキメの細かい泡に分かれていきます。

そして待つこと数分。泡と液体が5:5になると飲み頃です。

泡に注目してください。綺麗に上に粗い泡、下に木目細かい泡に分かれているでしょう。上の泡は飲まず、ヒゲをつけることを恐れずにぐいと泡をおしのけ、下にある液体まで頑張ってグラスを傾けます。

ひとたび液体までたどりつけばあとはその液体を、グググと飲み込むだけ。香ばしい黒ビールが口いっぱいに広がります。

そしてその味わいはというと、工場見学のときに試飲したときそのまま。実は黒ビールが今まで苦手で、工場見学のときも正直敬遠したかった位なのですが、これが予想外にすっきり爽やか。チョコレイト風味の香りが強いのですが、今となってはそれが魅力のひとつです。

もうひとつ今回味わいをひきたてたのが、高尾山名物の天狗焼。こちらをいつものようにレンジで１分、中をあたためた後、オープンで３分ほど表面をカリっと焼き上げます。すると外はパリパリ、中はシットリ。この天狗焼と黒ビールを一緒にいただくと、まろやかな甘さと香ばしさが口いっぱいに広がるという寸法。ああ、書いていてなんだか飲みたくなってきた。

ということで、黒ビールもまた美味しくいただきました。どうもありがとうございました。

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