山都(旧矢部町)の石橋:町内最古の眼鏡橋「聖橋」

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国道の脇に並んで設置された眼鏡橋、それが聖橋。歴史を考えるとこの聖橋に這わせて国道を整備したのですから逆ですね。

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この聖橋は町内最古、1832年建造です。手摺や欄干はなく、今では草が生い茂り歩くと滑り落ちること請け合いです。上を歩かずに遠くから眺めるのが賢明でしょう。

側面にもびっしりと草が生え、まさに古代を感じさせます。草が生い茂ると石橋の強度が落ちて崩落する可能性もあるので良し悪しですが。

この聖橋の上流に通潤橋へ用水を分ける「円形分水」があります。

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聖橋(眼鏡橋) - a set on Flickr

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