八代の石橋:郡築三番町樋門と二番町樋門は静かに時を刻む

石橋ファンの皆様お待ちかね、石橋コーナー再びです。

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(郡筑三番町樋門)

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(郡筑二番町樋門)

前回の石橋探検の際に見つけられず残念だったのですが、今回は下調べをきちんとした結果念願かないました。

石橋写真紹介
八代の石橋
/himon.htm" target="_blank">郡築三番町樋門(熊本県八代市)・写真満載九州観光


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郡築三番町樋門(熊本県八代市)・写真満載九州観光

郡築三番町樋門は八代市西部の海岸近くの郡築三番町にある樋門である。 この地区は郡築地区といわれており、明治期に旧八代郡が干拓工事により築造された土地である。 国や県でなくて郡が建築主体として実施したので「郡築」の地名になっている。 この樋門も旧八代郡が三番町に築いたので、こういう名前が付いている。 郡築干拓における明治期の干拓樋門としては、三箇所(甲・乙・丙樋門)あったが、明治33年(1900)に造られた三番町樋門だけが 残っている。

1900年に作られた郡築三番町樋門は端正かつ、規模もかなりのもの。10個のアーチが印象的です。回りには何もなく、併設された橋「金橋(こがねばし)」の陰にひっそりと佇んでいて目的をもって行かないと素通りしてしまいます。

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金橋側からみると塀だったようなものが崩れており、かなり廃墟チックな佇まいです。夕日に照らされてとても綺麗でした。

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その側にある二番町樋門は規模こそ小さいですが、水の流れを考えてデザインされた石の形状が特徴的です。1938年築です。

水門としては裏に設置された金属製のシャッターがその役割を引き継いでいます。この先100年、時を刻むのでしょうかね。

写真:八代の石橋(樋門) - a set on Flickr

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