いつもお世話になっているディーラー、ミニ府中さんにお邪魔してミニ・クロスオーバーみてきました。なんでも昼間は駐車場が長蛇の列、見れないじゃないか!と苦情がくるほど混雑していたとか。スゴイ注目度・人気ですね。
さてそのミニ・クロスオーバーどうだったかというと。
これはイイ!
私の好きな色、白と黒のツートンがシック。ハチロク世代としては白黒ツートンのパンダトレノって憧れますからね、それを彷彿とさせますよ。ええ、生まれた年が86年という意味じゃないですからね。
オートサロンで「うわ、でかっ!」と感じたMINI CROSSOVERですけど、その印象はそのまま。でもバカでっかいわけでなく、いわゆるSUVの中ではむっちゃ小さい部類です。
そもそもSUVの定義や走りの質というのは実に都会的で、曖昧なんですよね。「オフロードも走れそうな雰囲気」を醸すのがSUVの第一定義とすれば、このMINI CROSSOVERはそのアイコンをうまく取り入れてます。大型フェンダーアーチ・モールなどはベースのMINIからのアイコンですけど、SUVにうまくマッチしていますね。
初代から通してミニ初の4ドア(4ドア)。その注目はやはりリアシートです。
じゃーん、左右セパレートシート!
175cmの男性がのってもゆったり、ぴったり。リアシートなのに前後スライド、リクライニング機構がついているんですよ。もはやどのシートも助手席感覚です。
ただ助手席のようにめちゃくちゃ倒れるかというとそうではなく、飛行機や新幹線くらいと思えばだいたい合っているでしょう。でも嬉しいですよね。
注文時に通常の3人がけベンチシート仕様と2人セパレートシート仕様と差額ゼロで選べるのですが、日本ではどうも3人がけベンチシートの方が人気とのこと。でも私なら絶対このセパレートシートをオススメしますね。だってこのクロスオーバーのキャラクターをぐわっと印象付けているひとつのポイントだし、開けた瞬間に
「なんじゃこりゃ!」
とびっくりしてもらえるのはやっぱりセパレートシートでしょう。リアにバケットシートとかいれちゃえばさらにイッチャってて最高です、えっ?
あとお気に入りはなんといってもお尻。
この滑らかででっかいお尻がプリティ。ちょっとポルシェ・カイエンっぽく、エアアウトレット風のデザインがGT3っぽいですけど、まあそれはそれとして。色が白なのでさらにそう見えるのかもしれません。ちなみにリアハッチはMINIマークを押して引き上げるタイプ。VWもそうですけど、ドイツはこういうの好きですね。
リアハッチをあけるとラゲッジルーム。
ごくごく標準的ですけどフロアパネルが2枚重ねになっていて、1枚は引きあげて前にもっていけそうでした。セパレートシートを倒したあとに重ねる用っぽいです。
まあとにかく一回り、二回りも大きなMINIなんですけどMINIらしさは健在ですねえ。カワイイ。
でまあここからが本題なのですが、MINIの(いい意味で)おかしいところがリアサスペンション。ええ、ALL4と四輪駆動になってもやってくれましたよ。アルミサスペンション。
ハブがアルミなのはもはや定番としても、左右につながっているサブフレーム(デフキャリア)もアルミ。もうね、ここだけで惚れこんじゃいます。
Audi A1デビュー! どうしても気になるリアサスペンション形式 ([の] のまのしわざ)
ここで細かく説明したとおり、リアサスペンションがとにかく気になるんです。見えないところだし、コストを優先しがちな場所なのですけど、乗り心地やハンドリングに大きなアドバンテージが得られる部分でもあります。そこをキッチリとやってくるゲルマン魂、すごい。あまりに技術に素直すぎて、末恐ろしいほど。
だって1.6リッターですよ、1350kgですよ。
お値段265万円から(MINI ONE CROSSOVER)で、ALL4で366万円っていうんだからムムムです。確かにお値段高いんですけど、そのコストちゃんと使ってますからね。ぼったくり感がないのがスゴイ、むしろオトク感が迫ってきます。
いやあ、これはヤバイw
使い勝手を考えると圧倒的に私の乗っているMINI CLUBMANより便利。SUVといっても車高は1550mmなので立体駐車場もOKだし、全長だって4.1mほどしかないので十分コンパクト。全幅が1790mmと3ナンバー、広めですけど最近の輸入車はコンパクトであってもこれくらいなので標準的。
これは日本でウケること間違いなしです。
リアサスペンションのことはおいといても、やっぱり、なにより誰がどうみて
「他のクルマとは違う!」
と思わせるデザインが秀逸です。
だってウィンカーがこれですよ。サイドのウィンカーひとつとっても意匠がスゴイ。しかもCOOPERとCOOPER Sとでも違うし、コストもそうですけど手間というか気配りが行き届いてます。
いやあこれはいいです。COOPER S ALL4はさすがに手が届かなくても、ONEならお手頃。オシャレ感覚はそのまま。
オシャレといえば。
なんとMINI仕様のオニツカ・タイガーを発見。こんなところにまでMINIマークが!(驚く茂木ちゃん)
アクセサリ・グッズも買いそろえたくなります。こわいこわいw
まだ試乗車はないそうですが、準備ができ次第乗ってみたいですね。あの暴れん坊な1.6リッターターボがALL4でどうなるのか、楽しみ。ちなみにALL4の4輪駆動システムはBMW Xシリーズと同じオーストリアの工場で作られているそうです。
↓試乗レポートはこちらからどうぞ
▼MINI CROSSOVER(ミニ・クロスオーバー)ONE 試乗インプレッション ([の] のまのしわざ)
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mini違い。北川景子さんカワイイですね。