新幹線 N700系の試乗会では位置測定機材としてPSP+GPS、MAPLUS(マプラス)ポータブルナビを持ち込みました。
鉄道なんですから軌道上を外れることは絶対にないのですが、これがあると現在位置が非常によく分かります。また速度も地図スクロールの速さでなんとなく分かります。
しかし余りにも他のセッティングやら、計測やらで慌しくって、発車してしばらくナビの存在を忘れてました。
そもそもこのナビ、コールドスタートが非常に苦手で、移動していると何分たっても位置特定できないことがあるのでこういう移動中の起動は厳しいんですね。それでもふと気付くとなんとかGPS衛星をとらえて、浜松近辺からログ記録開始。
ログデータをGoogle EarthでみられるようにKMLファイルに変換しました。余り正確ではないですが、mphで移動速度が出ています。
KMLデータをALPS ROUTEにマップしたのがこちら。
新名古屋駅付近でGPSを捉えられなくなって、誤差が凄いことになっています。それ以外はまあまあですね。
MAPLUSポータブルナビは徒歩、車用として作られた低価格ソフトのため、色々機能が少なく、例えば速度表示がなかったり、スケールも数段階に限られています。新幹線は200km/hオーバーで移動するのですが、そうすると最大スケールでもかなりの勢いでスクロールしてしまうし、地図の情報も少ないのでちょっと物足りませんでした。
それでも、地図上に現在地が表示されるとなぜか安心できます。国際線の飛行機ではモニターに現在地が表示されて、速度、高度、到着までの時間などが出てますが、新幹線でもそういう情報は有用なのではないでしょうか。
ところで昔の新幹線は速度表示があったようなんですけど、N700系は表示されてましたっけ?? スピード狂(古っ)としては是非表示してほしいところです。
関連リンク:
KMLファイルの作り方
PSP用MAPLUSあしあとデータをGoogle Earthで見る方法 ([の] I LOVE 位置情報)
ALPS ROUTEへの貼り付け方
PSP用MAPLUSを海で使ってみる ([の] I LOVE 位置情報)
N700系関連リンク:
・最新鋭の白い奴に乗ってきた!! : 新幹線N700系試乗会【予告編】 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)
・最新鋭の白い奴に乗ってきた!! : 新幹線 N700系試乗会【サービス車編】 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)
・最新鋭の白い奴に乗ってきた!! : 新幹線N700系試乗会【客室編】 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)
・最新鋭の白い奴に乗ってきた!! : 新幹線 N700系試乗会【実験編】 : Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン)
・新幹線試乗会にブロガーご招待企画 (カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ)]
・新幹線企画のブロガー各位がすごすぎる (カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ)
tsuchiya
列車で地図上に現在位置が表示されるのは、(私は乗ったことありませんが)
上野~札幌間の寝台特急カシオペアで、各個室のモニターに
GPSを利用した現在位置が表示されるのが唯一のはずです。
新幹線の速度表示器は、0系ではビュフェにアナログメータ、
100系では食堂車orカフェテリアにデジタルメータがあり、
リアルタイムで速度が把握可能でしたが、
300系以降はそうした機器もなくなってしまいましたね。
また1988年ごろまでは、100系の文字情報装置を用いて、客室内に
「ただいまの速度は○○○km/hです」という表示もしていましたが、
東海道新幹線はビジネス客がほとんどということで、取りやめになりましたね。
JR西日本ご自慢の500系では、山陽新幹線で300km/h走行中に、ときおり
「ただいまこの列車は300km/hで走行しています」と表示されますが、
リアルタイムではないので感動はイマイチですね。
そんなわけで、N700系の東海道新幹線内でのスピード表示は絶望的でしょう。
tnoma
さすが、詳しい!!
アナクロですが、成田エクスプレスはランプで現在地および残り距離がビジュアルで分かるような地図状のものがあり、結構楽しめます。
確かにビジネス客にとってはそういった類のものはまったく無用で、そんなものよりAC電源の方が大事ですね、はい。