MAPLUSのあしあとデータが一般的なNMEAフォーマットだったということは前回分かりましたが、これを利用してGoogle EarthのKMLフォーマットに変換すれば Google Earthで見ることが可能です。
手順を簡単にまとめると以下となります。
- GPSデータをまとめる
MAPLUSのあしあとデータはどうやら300KB単位でファイルを書き出すらしく、12分を超えるログの場合は別フォルダ・別ファイルに分割されます。まとめ方は単純でUnixでいえば catコマンドと >>を使ってアペンドすればOKです。
[tnoma@kodomono gps]$ ls
ULJS00091GPSLOG061228153110 ULJS00091GPSLOG061228160049 ULJS00091GPSLOG061228163147
ULJS00091GPSLOG061228153443 ULJS00091GPSLOG061228161303
ULJS00091GPSLOG061228154759 ULJS00091GPSLOG061228162551
[tnoma@kodomono gps]$ cat */GPSLOG.DAT >> ./gpslogall.dat
- 測地系の変換
この後使うツール、GPSBabelがTokyo測地系に対応していないので、予め変換します。
ここではGPSLogCvというツールを利用します。C:\win_data2006\gps\GPSLogCv039>gpslogcv.exe -INME -TNME -DW -oR \\Kodomono\public\gps\gpslogall.dat
gpslogcv - GPS Log File converter V0.39 07-Jul-2005
Program by imaizumi@nisiq.net
MapServerScript by masaaki@attglobal.net
gpslogall.dat(NMEA)->gpslogall.nme(NMEA)
3386 record(s) Complete.
---
- GPSBabelを利用してフォーマット変換
非常に多機能なツール、GPSBabelを利用してGoogle EarthのKMLフォーマットへ変換します。GPSBabel: convert, upload, download data from GPS and Map programs
変換はWindowsのGUIツールを使うと非常に簡単に出来ます。
まずはzip形式のもの(gpsbabel-1.3.2.zip)をダウンロードして、適当なフォルダに展開します。GPSBabelGUI.exeを起動して、以下のようにフォーマットとファイルを指定します。
入力フォーマット NMEA 0183 sentences
出力フォーマット Google Earth (keyhole) Markup Languageこの例では all.kmlというファイルに出力されました。
このファイルをダブルクリックすると自動的にGoogle Earthが起動してログをビジュアルに見ることが出来ます。
参考にしたページ:
- うごくものあつめ : MAPLUS ポータブルナビのログを Google Earth で見る方法
- 清水 隆夫の「Good Job !」: GPSBabel
- MASATOの開発日記: GPS-CS1K+Google Earth+GPSBabel