爆弾を搭載する「ラッチ技術」を使い、バッテリーを充電するのではなく、充電されたバッテリーを交換、搭載する方式を推進したベタープレイス。以前その充電インフラを見学させてもらい、以下の記事も書いています。
電気自動車界のトラトラトラ! EVタクシー電池交換ステーションはサンダーバード秘密基地 #evtaxi ([の] のまのしわざ)そしてこのバッテリーの脱着技術。この重いバッテリーを間違いなくお腹に抱きかかえなければいけませんが、ここにイスラエルの軍事技術が応用されているということ。それは
ラッチ。のっち、ではないですよ。
ラッチとは戦闘機が爆弾を保持するのに使うもので、間違いなく保持し、必要なときにはきちんとリリースできるというものです。振動や衝撃があってもとれませんが、交換時はスムースに外せる、という意味でこのバッテリー交換ステーションにはピッタリの技術。実際には爆弾じゃなく燃料なので増槽(ドロップタンク)といった方がしっくりきますね。
将来が期待されたのですが、残念な一報が舞い込んできました。
▼くるま情報のカーライフ | Life-life-life » EVベター・プレイス/倒産 バッテリー交換のインフラ整備で自滅
この増槽方式、EVの方も対応しなければならないので、インフラ+EVの両輪が必要でその足並みが揃わなかったこともあるでしょう。EV自体はとても完成度が高かったのですけどね。
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ラジコンの世界で電池交換式は当然なんですけどね。
draco
気付きませんでしたが残念なことです。私も一昨年実証実験のタクシーに試乗し、「電池スタンド」なども見ました。
EVは航続距離の短さと、充電時間の長さが今もって実用上の大きな障害。高速道路を100km/hで走れば50kmで電池を使い果たしてしまうのが実際、といわれていて、その解決方法として期待したのですが、先日会った「電動化」の専門家に聞いたところ、それはうまく行かない。なぜならバッテリーは日々進歩、単1や単3のように規格化できない。さらにバッテリー搭載位置は車体設計によって変わる。これも規格化できない。この2点だけでもベタープレイスのものは成功しないとのことでした。
いずれにしろアメリカでのリーフ販売の失速など厳しい現実があります。