写真の楽しみ方って色々ですね。
デジタル全盛期、カメラといえば携帯に複数ついてしまうほどでなんでもパシャ、パシャととれてしまう時代。その昔フィルムで撮影、現像してアルバムに入れるという作業はいつしか忘れ、画像データをハードディスクの中にいれて死蔵してしまうことも多くなりました。
でも「東日本大震災ボランティア:思い出サルベージアルバム・オンラインプロジェクト」を体験して思ったのは、アルバムにこれほどの歴史と思いがつまっているんだな、ということです。ただ単に写真を撮るだけでなく、撮った写真を選択して並べる、この行為の中に「作為」と「思い」がつまって、なんとなく並べたようなアルバムでもその人の気持ちが感じ取れます。
ということで! 死蔵してしまいがちな画像を iPhoneアプリを使って注文すると本にしてくれるフォトブック印刷サービス TOLOTの工場を見学してきましたよ。
場所は都内某所、秘密地下工場…とおもいきや、皇居の側の1Fで煌々と電気がつく目立つ場所。え、こんなに堂々としていていいの?
透明なガラスのおかげで中はスケスケ、でっかな印刷機がどんと2台おいてあるのが見えます。そうです、この印刷機がオンデマンド、注文を受けて即座に印刷するものなんです。
さてここで印刷のおさらい。同人誌を作ったことのあるひとならよくわかると思いますが、印刷というと普通は200部以上とかまとまった数を発注するのが基本。これは印刷が型を作ってそれを何枚も大量に刷るというのが基本的な考え方だからです。版画でも、ガリ版でも同様ですね。
一方で最近流行りのプリンタ。こちらは送ったデータの通りにプリントする、なので毎回違う図柄で構いません。
どちらにも一長一短があり、コストの面、スピードの面、そして耐久性や品質などが異なります。当然前者の方が1枚あたりの単価は安くなりますが、イニシャルが高いです。ですから簡単に「印刷」「製本」といっても実は越えなければならない壁が多いのです。
TOLOTは様々な技術的課題をITとネットワークを駆使することで、解決しました。
まず注文の面。注文はなんと iPhoneアプリから!
無料の iPhoneアプリをダウンロードし、アプリから画像を選択して注文します。
あとは配送先と支払方法を決めれば終了。1冊500円(送料無料)で送られてきます。なんというお手軽さ。もちろん複数欲しければ部数を増やせばいいだけのこと。
お店にいかなけらばならない、家のPCの前にはりついてオーダーしなきゃいけないなんてことはなく、ちょっとした空き時間に出先で注文することができます。通勤電車の中からでもOK。
以下、iPhoneアプリでの注文方法です。
ページの移動、をドラッグ&ドロップで行います。見開きに並べたい写真はここで割り付けの調整しましょう。
プレビューで確認できます。ここで「注文」を押すとはじめてアルバムが「保存」されます。ですからこの前で中断すると今までの選択・編集作業が全部リセットされるので注意。
「注文」ボタンを押してもすぐに課金されないのでご安心を。とにかく一旦注文ボタンを押しましょう。
データをTOLOTサーバーへアップロードします。ファイルが大きいので 3G回線ではなくWiFi環境推奨です。アップロード中に注文情報を入力します。
配送先は注文者と違うところを指定できるので、田舎の両親に直接送ることもできます。便利!
これで注文終了。このあとTOLOT印刷工場でウンウンと印刷機がうなりはじめますよ。
その様子はこちらでどうぞ!⇒ 子供成長記録からムフフな写真集まで。1冊から注文できるフォトブック印刷サービス TOLOTの工場見学(2) #toloto0810 ([の] のまのしわざ)
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プリントはできるけど、製本はなかなかできないんですよね。
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