先日の江戸城址散策で、さらに興味がわいたので江戸城にまつわる書籍を購入しました。
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切絵図・現代図で歩く江戸東京散歩 (古地図ライブラリー別冊) [大型本]
まず切絵図・現代図で歩く江戸東京散歩 (古地図ライブラリー別冊) は現代地図と古地図を左右において比較することができるもの。
東京全域をカバーしているわけではありませんが、江戸城址、城下町はほぼカバーされているといっていいでしょう。
後半は江戸東京セレクト散歩12コースの紹介。これは機会があればぜひ散策してみたいですね。
江戸はこうして造られた―幻の百年を復原する (ちくま学芸文庫) は江戸城の土木工事、特に河川のつけかえなど図で詳しく解説してあります。
利根川の河川つけかえ工事は有名ですが、それだけでなく本郷台地を切って堀を引きまわすなど、防御と利水の両面がよく考えられているのを図で直感的に理解することができます。
徳川将軍家の謎―呪術と武力に支えられた王権の物語 (別冊宝島 シリーズ歴史の新発見)は多少「陰謀論」的な切り口がありつつも、現在の日枝神社にあったという「星ヶ岡城」が元祖江戸城であり、現在の江戸城はこの星ヶ岡城に連なる形で作られたという持論を展開。
これもとても興味深い考察です。
いずれにしても江戸は徳川家康が江戸入りした1600年前後以前から存在し、徳川家康によって魔改造されて現在なおも発展、変化し続けている重層都市ということがよくわかります。
いしたにさんに紹介してもらったiPhoneアプリ、東京時層地図もオススメ。
東京時層地図 - Japan Map Center, Inc.
江戸時代はないですが明治初期、明治末期、大正時代、昭和初期、昭和中期、現代と時代を自由に変化させてみることができます。まさにタイムトラベル感覚。
これだけ資料が集まってきたので、次は実地検証・フィールドワークしたいですね!
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