ドライブデートに最適な日本車特選18台:バブルへGO! #drivedate

ドライブデートに最適なニューカーを先日ご紹介しました。

ドライブデートに最適なニューカーまとめ(欧州車編):男は黙ってマニュアルシフト #drivedate ([の] のまのしわざ)

しかし新車で外車なだけにやっぱり高い! そこで今回はお買い得になった90年代、ナインティーズなデートカーをご紹介したいと思います。

90年代といえば、バブル景気真っ最中。その後まっさかさまにデザイアなわけですが、80年代から続いた成長と技術の進歩、さらにヨーロッパ車に追いつけ追い越せな勢いと情熱でビンビンな車たちが数多くでてきた時代。珠玉の名車、そして迷車は当時手が届かなくとも今であればやすやすと手に入れられます。

そんな不便で狭い、ドライブデート向きな車たちをご紹介。オススメ度を星3つで評価。

またポイントとして、

・過給機(スーパーチャージャー、ターボ)
・リトラクタブルヘッドライト
・オープン
・2シーター(および後部座席が実質使用不可)
・ガルウィングドア

をチェック。どれも今となってはレアなものばかりですよ。では行ってみましょう!

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・トヨタ・セラ ★★★

いきなりガルウィングで登場です。トヨタが唯一やっちゃった車として有名。カローラ2ベースなので頑丈が売り、でも当然リアシートは狭く、金魚鉢のようなガルウィングドアは重くて夏の直射日光で暑くなるのはもうドライブデート車の条件にピッタリです。

チェックポイント:ガルウィングドア、ハーフウィンドウ

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・スバル・アルシオーネSVX ★

ジウジアーロデザインが特徴的。セラ同様ウィンドウが半分しかあかない不便さが売り。Lサイズクーペなのでリアシートは十分座れるほど広いのが残念。珍しい水平対向6気筒エンジンなので、「このエンジン、ポルシェと同じなんだぜ」というのを口癖にするといいでしょう。

チェックポイント:ハーフウィンドウ

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・ホンダ・CR-X(AS、EF系) ★

FFスポーツを確立したモデルでデザインも秀逸。3ドアHBですが、リアシートは座れないので十分不便。FFスポーツなので走って楽しいのがポイントアップ、それと燃費もいいですよ、特に1.5リッターの方。

チェックポイント:(実質)2シーター

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・ホンダ・CR-Xデルソル ★★

FFスポーツとして確立していたポジションをかなぐり捨てて、2シーターオープンとして登場してしまったデルソル。案の定大コケしてCR-Xにとどめをさしてしまいましたが、電動トランストップでハードトップが収納できる技術は現在のメタルルーフオープンに通じる先進性があります。VTECエンジンで高出力なのもポイントが高いです。もちろん2シーターで狭いですからね、当確です。

チェックポイント:オープン、2シーター


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・マツダ・AZ-1(スズキ・キャラ) ★★★

マツダがわざわざスズキからエンジンを買ってきて作ったミッドシップ、ガルウィング2シーター軽スポーツ。荷物を置くスペースは皆無。同時期に出たカプチーノはFRオープン、ビートはミッドシップオープンと並んで評されますが、これが一番不便で狭いからエラいんです。

スズキブランドで「キャラ」としても出てますが、こちらはさらにレア度が高いです。

チェックポイント:2シーター、ガルウィング、ターボ

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(カプチーノ:FR、2シーター、オープン、ターボ)

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(ビート:MR、2シーター、オープン、3連スロットル)

派生車種ですが FF軽オープンのリーザ・スパイダー、ビビオ T-Topも見逃せませんね。希少なので今見つけるのは至難。

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(リーザスパイダー:FF、2シーター、オープン、ターボ)

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(ビビオT-Top:FF、ほぼ2シーター、オープン、ターボ)

・トヨタFFスポーツ(AE92、カローラ2 GPターボ、スターレットターボ) ★

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(スターレット EP82:ターボ)

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(カローラ2GPターボ:リトラクタブルライト、ターボ)

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(AE92 トレノ GP-Z:リトラクタブルライト、スーパーチャージャー)

1600 DOHC、1600 + スーパーチャージャー、1500ターボ、1300ターボと高出力エンジンをフルでラインナップ。どの排気量であっても過給機を選べるトヨタはまさにスポーツ魂がありましたね。トヨタだけにリアシートも使えるなど利便性が高いのがかえって今回はマイナスポイント。惜しい。

チェックポイント:リトラクタブルライト、ターボ(スーパーチャージャー)

・トヨタMR2(AW11/SW20) ★★★

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(AW11 MR2:スーパーチャージャー、リトラクタブルライト、Tバールーフ)

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(SW20 MR2:ターボ、リトラクタブルライト、Tバールーフ)

1600cc、カローラベースのAW11(初代)と2000cc、セリカベースのSW20(2代目)がありますが、狭さと不便さでAW11がオススメ。コックピットがカクカクしていてガンダムっぽいところが通にはたまらないです。SW20でも十分狭いからOKですけどね。どちらもリアヘビーで無理な運転するとくるくるスピン、クラッシュするリスキーさが「危険な男」をにおわせます。ポイントアップ。

チェックポイント:リトラクタブルライト、ターボ(スーパーチャージャー)、Tバールーフ

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・ホンダ・プレリュード(BA4/5/7系) ★★

スペシャリティカーとして馬鹿売れしたプレリュード。流麗なデザインは今も端正ですし、リトラクタブルヘッドライトの動きが、非日常を演出しますよ。ええ無駄は美しいんです。

もちろんこのプレリュードを打ち負かしたS13、アートフォースシルビアもオススメです。FRというのがまた非効率的で美しいです。

チェックポイント:リトラクタブルライト

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・トヨタ・ソアラ(2代目) ★★★

スペシャリティカーといえばこのソアラ。ええこのソアラがなかったら「スペシャリティカー」「デートカー」というカテゴリが存在しえませんでしたという意味で、非常にエポックメイクです。

ソアラが素晴らしいのはデザインも、エンジンも、そして造りも素晴らしいこと。ダブルウイッシュボーンのサスペンション、ツインターボエンジン、ダブルヒンジのドアなど過剰なまでに造りこんできています。効率化やコストダウン一切ナシ。またデジタルメーターや電子制御サスペンションTEMSなどハイテク装備も満載。

ぜひ光るナンバープレートを装備してピカピカさせたいですね。

チェックポイント:ターボ、スーパーホワイト2(またはツートンカラー)

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・トヨタ・スープラ(70系) ★★

ソアラと基本シャーシが同じスープラ。セリカXX(ダブルエックス)の後継で、よりスポーツに振られた車。もちろんリトラクタブルヘッドライトです。個人的には60系のセリカXXが好きですが、さすがに古すぎですかね。

チェックポイント:ターボ、リトラクタブルライト、Tバールーフ

・ダイハツ・ミゼットII ★★★★(番外)

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初代ミゼットではなく、復活した方のミゼット。レトロブームを先取りしすぎてしまった感あり。街の酒屋さんの配達をイメージして造られたけど、軽バン、軽トラよりも断然狭いのがたたりあえなく終焉。しかし横幅も長さも小さく、席は1.5シーターといってもいいほど狭いコックピットはデートにぴったり。

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もちろんレトロ風にドレスアップすることもできるのも
ポイントが高いです。

チェックポイント:1シーター(1.5シーター)

・・・

狭い、不便、無駄な90'sな車をご紹介しましたが、ここでもう一度おさらい。

デートとは日常ではありません。非日常だからこそドキドキ、ワクワク、楽しいのです。

日常生活では広い、便利、効率的なのがいいに決まっています。しかしこれをデートに持ち込んだらどうなるでしょう。女性でいえばノーメイク、髪は寝起きのまま、服装は部屋着、つっかけサンダル。萎えますよね。

結婚して日常生活で毎日朝からばりっとメイクされるとそれはそれで過剰ですが、それはデートの向こう側の世界。デートとは非日常、デートカーとは非日常を演出する道具です。

環境保護の観点から考えてもリサイクルよりもリユースの方が本当の意味でエコです。リサイクルは材料を粉砕するなどエネルギーをかけ、コストをかけてしまいます。つまりリサイクルは環境負荷が高いんですね。その点リユースはいまあるものを大事にするということ。燃費が悪い車も中にはありますが、5速マニュアルで2000cc以下の車であれば今の車と遜色ないどころか、車両重量が軽い分燃費はいいです。もちろんほとんどレギュラー指定なのも見逃せません。

希少なものは結構なお値段ついています。ということは数年のってもいいお値段がつくということ。リセールバリューを考えるとこれほど効率的な車はありません。もちろんその間のメンテナンス代もそれなりに必要ですが、それを差し引いてもオトクな車が見つかります。

ということで次回はメンテナンスとコストについて考えてみたいと思います。
ま、デート代をごちゃごちゃいうようでは男の器としてどうかという話もありますが、経済観念を持つことは大事ですので。

それにしても今回オススメの車、トヨタが多いですね。そうです、当時のトヨタは輝いていました。トヨタは憧れだったんですね。品質、信頼性、サポートすべてが日本一でした。それにスポーツ、スペシャリティの豊富さ加減、他のメーカーを寄せつけませんね。あのころのトヨタに戻って欲しいです。