ドライブデートに最適なニューカーまとめ(欧州車編):男は黙ってマニュアルシフト #drivedate

走りが草食系な昨今ですが、ドライブデートが楽しいのは不変です。広い、便利というのが車に求められてきたことですが、デートでは逆にこれが邪魔。狭い、不便というのがこれからのキーワード。

狭くて不便だけど走って楽しい、デートしてなお楽しい車たちがここ最近出てきたのでご紹介。ここにきてフランス車がスゴイんですよ。

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シトロエンDS3

4AT 120ps 12.5km/L 1180kg 249万円
6MT 156ps 13.7km/L 1190kg 269万円

ホットハッチと呼ばれる、コンパクト3ドアハッチバック車。デザインもホット、カスタマイズ可能なのも見逃せません。まあMINIと同じ手法といえば同じ。

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プジョーRCZ

6AT 156ps 14.5km/L --kg 399万円
6MT 200ps 14.1km/L 1366kg 423万円

スタイリッシュなクーペが登場。特に2つの膨らみがあるルーフ「ダブルバブル」が特徴的。まあAudi TTにそっくりなんですけどね。

一方パクられるほど好調なコンパクトホットハッチたち。

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MINI

COOPER S 6AT 184ps 15.6km/L 1230kg 310万円
COOPER S 6MT 184ps 19.2km/L 1210kg 297万円
JCW 6MT 211ps 6.9L/100km 1200kg 389万円

マイナーチェンジでバルブトロニック(バルブをモーターで駆動する方式)を採用、パワーを175psから184psへアップ。燃費も向上しこのセグメントのトップの座は譲らないと鼻息荒いです。

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FIAT 500

AT SPORT 1.4 16V 100ps 1050kg 243万円 13.8km/L

ルパン三世も愛したFIAT 500(チンクチェント)は健在。エンジンのスペックが多少見劣りしますが、そのデザインアイデンティティは不滅です。

実はこのFIAT 500を除き、プジョー、シトロエン、BMW MINIの1.6Lエンジンは同じ。PSA(プジョー・シトロエン)とBMWが共同で開発した1.6Lエンジンを使用しています。ただどうやら本体だけが共通で、組み合わせるミッションやセッティングは異なり、その結果馬力も燃費もバラバラ。ただいずれにしてもこの直噴ガソリンツインスクロールターボエンジンはリーンバーンで燃費もよく、パワーも出るエンジン。

BMWとPSA、次世代4気筒エンジン共同開発で合意

両グループはすでに現行『MINI』、プジョー『207』、『308』、シトロエン『C4』などに搭載している4 - 1.6リットルの4気筒ガソリンエンジンを共同開発しており、2006年から130万基のエンジンを生産している。

今回の合意は、さらにエンジン以外のシステムとコンポーネントレベルでの開発、製造の分野でも相乗効果をもたらす為に協力できる分野があるかを確認しあうというもの。BMWによると新型エンジンは2014年モデルのMINIから搭載されるとのことだ。

このエンジンが好調のため今後も共同開発を続けることを決めています。

これに対抗できるガソリンエンジンといえばVWグループのTSIエンジン、同じく直噴ツインスクロールターボの組み合わせです。小排気量+直噴ガソリン+ツインスクロールターボに多段ミッション(6ATや7速DSG)という組み合わせで、パワーと燃費を両立するのが最近のヨーロッパのトレンド。

さて確かにATも多段化されてギア数的には遜色ないのですが、やはりMTの方がまだ燃費が上。となると注目したいのが、マニュアルミッションです。

実は日本車でマニュアルミッションは本当に一部を除いて絶滅危惧種といっても過言ではありません。あのGT-Rですらオートマ(デュアルクラッチ方式)ですし、昔商用車やタクシーといえばMTが主流だったのに今や見つけるのも難しくなっているほど。

とはいえほんと十数年前まではAT限定免許などなく、全員がMTで免許をとっていたんですから、五体満足であれば誰でもMTは使えます。そこでマニュアルシフトのススメです。

特に今回紹介したヨーロッパ車はFIAT500のシーケンシャルシフトを除けば、ちゃんと6MTが用意されています。このマニュアルトランスミッションをかっこよくシフトして、ダイレクトな加速感を味わうのがドライブの楽しみの一つじゃないでしょうか。特にターボの過給によるトルクフルな加速感は病みつきになりますよ。静かなのに速い、みたいな。もちろんその代償として燃費は悪化しますが、アクセルさえ踏まなければ好調好調。十分とりもどせます。

特にNEW MINI COOPER Sの6MTは19.2km/Lと、184馬力でる車とは思えませんからね。

ということでオススメしてみたものの、やっぱり高い!とお嘆きの方もいらっしゃることでしょう。次回はお買い得になった90年代、ナインティーズなスポーツカーをご紹介したいと思います。え、もう10年以上たってるよとお思いでしょうが、いやいやなかなかどうして。この時代の車はバブル景気の影響もあって材料もいいもの使って、しっかりできてるんですよ。

では次回もご期待ください。