前日に最新にして最高のS2000 Type-Sに乗ったあとに早速違いを確かめるべく、我が家のS2000に乗って奥多摩へといってきました。
エンジンをかけて最初に思ったのが、
クラッチおもっ!
Type-Sと比べて明らかに重いです。ノーマルのはずなんですけど、中古で買ったので分かりません。自分自身はそれまでずっと強化クラッチを使っていたのでまったく気にならなかったのですが、確かにこれは一般人向きではないかもしれませんね。
そして奥多摩のワインディングへの手前くらいからうすうす感づいたのですが、これはアンダーが強いです。いや、そんなには強くないのですが、ザックスを装着したType-Sがいいんですよね、アクセルオフでインに切れ込んでいく感覚が。フロント荷重かけてないとフロントが逃げていく感じがしてよろしくありません。あれーーー。
こりゃいかんということで帰りはセッティング変更。
F 12番⇒4番
R 10番⇒12番
Fは締めることで伸び側を規制し、Rは緩めることでより荷重をフロントに移しやすくしています。つまりアクセルオフでフロント荷重をかけやすくし、アクセルオンでフロント逃げないようにしたというわけです。
このセッティングは成功、おほほ、曲がる曲がる。今回このF18/R20kgのバネレートで奥多摩を走るのははじめて。乗り心地はさすがに硬いものの、R24kgのバネレートのときよりも全然乗り心地はよくこれなら乗っていられます。ザックスには及びませんが、仕方ありません。この車は打倒FD3S RX-7を目指し、Sタイヤでセッティングされてますので。
ブレーキ、シフトダウン、ターンインでハンドルどおり切れ込んでいき、アクセルオンでオンザレール。クスコRS、ワンウェイデフが入っているので、荒っぽくアクセルをONすると巻き込む兆候を見せますけど、それも織り込み済み。最後の最後でフロント負けして逃げることがあるものの、コーナリング中にハンドルが効くので安心。逃げはフロントタイヤ、205/55R16のたわみが原因ですね。
エンジンは低い気温のおかげで快調そのもの。今日はVTECゾーンに入れることもほぼなく、ずっと3000~5000回転くらいで流してました。気温が-4度と路面が冷えているのでグリップ力に不安があるのもそうですし、実際融雪剤でフロントが逃げたりしてますので無理は禁物。
エンジン音と排気音はちょっと趣きが違います。うちのS2000はエンジンの機械音がメインに対して、Type-Sは排気音がメイン。音量はどちらもそれなりにあるのですが、耳に心地いいのはType-Sの方です。音色をチューニングした結果でしょうかね。また2000ccの方が回転数が高いという違いもあるかもしれません。ちなみにどちらもエンジン、マフラーはノーマル。
S2000 Type-Sと比べてパワー感、ハンドリングは負けてないのですが、一方で完敗なのがボディ剛性。みしみし、ギシギシしていて、とくにヒネリ方向はもうだめです。ちょっとした段差でもみしみし、ギシギシと後ろから聞こえてきます。はあー。
去年ボディ補強をして曲げ剛性は圧倒的によくなり、ハンドリングもよくなっているのですがまだまだ足りませんね。バネレートを落とせばこの傾向は弱まるのでしょうが、この状態はいわゆるボディのネジリで走っているということ。サスペンションがもつ本来の性能を活かしきれていません。とはいえネジリ剛性を上げるのはロールバーをいれるくらいしか思いつかないし、あとはウレタン?効くのかな、ネジリに。
このぎしぎし、ミシミシ音はちょっと辟易しますがまあ8年落ちですから仕方ありませんね。従来でいえばこの間に2台買い換えていて3台目を物色しているころですから。
ストリートやワインディングを走るにはバネレートは10kg前後にとどめておくのが吉でしょうね。20kgなんて、ダメダメ。24kgなんてありえません(笑
初秋の奥多摩湖と奥多摩周遊道路 ([の] のまのしわざ)要はかなりいいバランスで悪いところは見当たらない。あるのはとにかく乗り心地で、路面の悪いところはすべて拾い上下動はかなりのもの。とはいえ下へ引き戻す気持ち悪さもないのでまあ許容範囲かなあ。でももうちょっとなんとかしたいところ。16インチホイールのノーマルタイヤでこれなので、17インチになるとちょっと厳しい。バネレートはダウンを検討中。バランスを考えるとやはりFよりRの方が強めがよさそう。
走行記録走行距離 39800km
バネレート
F 18kg/R20kg