全日本ジムカーナ選手権2009@本庄サーキットに応援・観戦に行きました

日曜日、本庄サーキットで行われた全日本ジムカーナ選手権のSA2クラスに出場する葛西選手を応援に行ってきました。

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(ゼッケン48 葛西悠治選手 G倶楽部MSいすゞ悠々RX7)

スポーツランド浅間台での全日本ジムカーナに引き続いての参戦。前回8位ポイントゲットし、さて今回はどうなることやら。

まずジムカーナというモータースポーツについて。

ジムカーナというのは広場やサーキット上にパイロンなどを使ってコースを作り、ラップタイムを競うスラローム競技。レースと違い複数台で順位を競うものではなく、基本的にコースに1台のみ入ります。

タイム計測は2本。このうちベストタイムをもって順位を決定します。

簡単にいうとF1の予選みたいなものといってもいいかもしれません、あれは複数台同時に走りますけど。またはスキーの大回転、スラローム競技がもっとも近いですね。

スラローム競技は車両の排気量や駆動方式によってクラス分けされています。葛西選手が出場したSA2クラスは2輪駆動の排気量制限なし、改造もナンバー付車両として許される範囲まで。そのため比較的ハイパワー車が多く、主な車種は FD3S RX-7、NA1 NSX、AP1 S2000などです。このうち今強いのはFD3S RX-7。やはり軽量かつハイパワーがものをいうらしいです。

今回のコースはサーキットのコースを基本に、ショートカットを使って構成されたハイスピードコース。パイロンターンは1個しかなく、しかもサイドブレーキちょん引き程度の緩やかなもの。関東特有のパイロンターングルグルというのではないため、サーキット走行に近いレイアウトです。コースには1台しか入れないため、通常のサーキットのコースとは異なり、同じところをあっちにいったり、きたりします。


(葛西選手、1本目の走り)

・・・まあ何が楽しいのかこの動画だけじゃわかりませんよね、きっと。そうなんです、ジムカーナってのはとっても

地味で孤独でストイックな競技w

なんです。なにせライバルはいるものの、直接対決するわけではないのでいかにミスをしないで、タイムを刻めるかにかかってます。かといって攻めすぎてオーバーランしたりすれば即タイムダウン。さらにテンションあげすぎてコースを忘れてミスコースすればタイム無効。記録なしです。

自分との戦いなんですね。

あまりにも自分との戦いのために、一種修行僧のような精神状態になりがちです。

そんな地味で、孤独でストイックな競技を8年ほどやってました。もう休止してから8年がたちますが、今またこうやって久々にみるとやりたいですねえ。やらない理由ですが、お金も時間も体力も揃ってないためで、いやチャンスがあればいつでも復活したいです。車もなんだかんだでジムカーナ仕様にいつでもふれるようになっているし。ロールバーが問題ですけどね。ライセンスもなぜかずっと維持していて、JAF MATEと一緒にJAF SPORTSを購読してます。


(SA2クラス 渡辺選手、鰐部選手)

全日本ジムカーナ選手権はその名の通り、全日本のトップドライバーが集まるもの。なのでもう全員うまいんですよ。ミスは多少でても、ミスコースはしないし、スピンもほとんどしない。100人走ってほんと数台だけですね。それだけに見ごたえがあって本当の面白かったです。とはいえ普通の人には派手さがなく、なにがどう違うのかわかりにくいんですが・・・いやラインとか、ブレーキとか、ハンドル操作とかよくみると結構ちがうんですよ。同じ車種でもセッティング次第だし、ドライビング次第だし。


(N3クラス 小林選手、山野選手、柴田選手)

8年ぶりに見るジムカーナですが、全日本のトップドライバーたちは以前と変わらず、お馴染みの顔ぶれだらけ。以前私が県戦で戦ったドライバーたちも出てたりして、なかなかに懐かしいです。一方でこれほどまで新旧が入れ替わらないのも、この競技の閉塞性をよく表していますね。携帯がガラパゴスだとか言われてますけど、たぶんそれ以上にこの競技はガラパゴス化が進んでいるんではないかと心配になりました。車種も10年前とほとんど変わらないし・・・

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さて葛西選手ですが1本目パイロンタッチをとられて最下位に沈んでましたが、2本目は堅実な走りでタイムアップ、見事8位ポイントゲットに成功しました。本人的には6位は狙えた!だそうですが、まあ他の人もミスがありますからね。今後に期待できるポイントゲットだと思います。おめでとうございました。

今度ジムカーナやるなら、CR-Zでやりたいなあ。私、FRでサイドターンできないんですよ。クラッチきって、サイドひいてリアをロックさせるのができないんです。FFはその点サイドひけば効きますからね。それにランニングコスト安いし。とはいえ、いつになったらできることやら。

それまでは同じくタイムトライアル競技であるミニ四駆を頑張りたいと思います。

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(ロータスエキシージ 山野哲也選手 N3クラス)

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(S2000 萩原選手 SA2クラス)

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(NSX 渡辺選手 SA2クラス)

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(インプレッサ 山野直也選手 PN3クラス)


【FD3S RX-7との確執記録、他】

筑波サーキットコース1000(TC1000) FD3S(RX-7)の走行動画 ([の] のまのしわざ)

湾岸MIDNIGHTと同様、まったくもってロータリーターボエンジン搭載のRX-7って奴は食えません。

ヒーローしのい FUN&RUN走行会 ([の] のまのしわざ)

そして今回はインチキチキチキFC3S改め赤いEFの人が見学に来てくれたので、いいところを見せようとFD3Sを追いかけ回してみた。

デンジャラスなヒーローしのい ([の] のまのしわざ)
富士スピードウェイジムカーナ練習会 ([の] のまのしわざ)

今日はオーリンズDFV+17kg/18kgバネ+Sタイヤの初走行。サイドターンは相変わらずリアがロックしないためできないものの、それ以外はジムカーナ車っぽい動きになってきた!楽しい!面白い!イケる!かも?

●昔の乗っていたジムカーナ車両⇒My Car History 1996-2000