のまのしわざ

（ただいま、SUZUKA。おかえり、日本グランプリ。）

先週鈴鹿サーキットで行われたF1日本グランプリ2009へいってきました。まず予選日のレポート。

金曜日は仕事があったため、帰宅したのが11:30PM。それから行く準備をはじめ、家を出れたのが0:45AM頃。その後約5時間以上をかけて鈴鹿へと到着しました。

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途中雨がぱらつき、朝6時に駐車場に到着した時は雲が多くてどうなることやらと思いましたが、少し仮眠して起きてみるとドピーカンの晴天。太陽に照らされてジリジリと暑いです。その暑さで目が覚めました。

11amからフリー走行があるので、フリー走行に間に合わせるべく10am頃に駐車場を出発。駐車場は場内駐車場のため、チケットゲートまで徒歩約5分です。

途中にはバイク駐車場や駐輪場も。駐輪場にたくさん折り畳み自転車がある理由ですが、遠くの駐車場にとめて自転車で移動する人がいるためです。それだけではなく街中の移動にも重宝します。たとえば銭湯、温泉、コンビニへの買出しなど。

ここが鈴鹿サーキットランドの入り口。最初のメインゲートです。意外と入り口は狭く、混雑はしてるもののスムースに入ることができました。

こちらが今回のチケット。D席です。2年前、F1富士で購入したホンダのチケットホルダーが懐かしいですね。

サーキットランドに入った「ウェルカム広場」には「鈴鹿の道は世界に通じず」というオブジェがあります。遠くには観覧車「ジュピター」が。そう、鈴鹿サーキットはサーキットだけがあるのではなく、サーキットランドという遊園地なのです。

つい先日多摩テックが閉園してしまいましたが、同じモビリティランドの経営。乗り物も共通のものがあり、小さな多摩テックのような雰囲気です。乗り物も動いてますが、F1が目当てなので乗る人は少なめの印象でした。とはいえ子供たちにはとても魅力的ですし、なにより、なにかこう「わくわく感」というか「気もそぞろ感」が湧き上がってきます。

すっかり「気もそぞろ」になってしまって、急がなくてもいいのに早足気味に。

サーキットへの道の両脇には常設の建物にお土産物屋が入っています。左側の建物はフェラーリショップになっていて、なんと入店制限、早速行列ができてました。まるで新宿のドーナツ屋みたい。

ジャンボ牛串焼は鈴鹿サーキット名物。F1富士での不満点として「牛串焼がない！」というものが結構見受けられましたが、その噂の牛串焼です。早速行列ができていましたが、場内あちこちいたるところに出店があるので、慌てなくとも食べられます。

GPエントランス、２つめのチケットゲート。こちらでは予選日、チケットに判子を押していました。ここまでくるとグランドスタンドのすぐ側です。

実はさきほどのところからこの鈴鹿サーキットへはトンネルをくぐるのですが、その上には道路が走っているのです。普通の公道ですね。ここに限らず、鈴鹿サーキットはいくつもの公道をまたいで設置されていて、町中に溶け込んでいるかんじです。

GPエントランスを抜けると、そこはGPスクエア、グランドスタンド裏になります。以前は未舗装だったそうなんですが、アスファルト塗装して綺麗に整備されていました。グランドスタンドも前はなく、立派なものになったようです。これは鈴鹿リニューアルの改善ポイントですね。

これが新設されたというトンネル。メインストレートとダンロップコーナーをくぐります。

今回の観戦場所はDスタンド。S字コーナーの次、逆バンク近くです。GPスクエアから新設トンネルを通り抜けてきたので10分もかからずに到着。これは便利。

これがD席スタンド。ダンロップコーナーよりの場所だったので逆バンクの向こうが余りみえません。もともとこのへんは自由席エリアだっととのこと。今回D席は37,000円とかなり料金アップされ、ひとはまばら。

フリー走行がひとたびはじまると甲高いエキゾーストノートが響き渡り、F1マシンが間近をとおりぬけます。まばらなD席スタンドのおかげで写真は撮り放題、席が比較的コースに近いので大迫力です。F1富士のC席スタンド、しかも最上部、さらに勾配がなだらかで見えなかったのとは大違いだなあ…と感傷に浸ったりして。

フリー走行が終わり、1コーナー側を回ってGPスクエアへ戻りますが、1-2コーナーのあるC1, C2, B1, B2席はほぼ満席状態。通路があまり広くないところに出店までおいてあるので通路が大混雑。歩くには歩けるのですが、早くは進めません。とはいえお祭りの雰囲気でみんなとても楽しそう。出店が賑わっているのもいいですよね。

B1, B2席の下は日影ができていて、ビニールシートを広げてくつろぐ人も。雨の日はここで雨露がしのげそうです。

1コーナーからメインストレートへ戻るところの坂。メインストレートは1コーナーに向かって下り坂になっているので、その分上らなければいけません。とはいえさほどアップダウンが多くなく、歩きやすいです。

昼ごはんはGPスクエアにて友人と一緒に。

さすがにお昼時、GPスクエアはイベントもあり混んでます。予選日でこの人出なので、決勝日は一体どうなっちゃうんでしょ？

生ビールは500円でした。その他場内で缶ビールは350円、ペットボトル150円、缶ジュース120円と市場価格とほぼ同じ。いわゆる「場内価格」はなくとても良心的です。食事も500円前後が中心的価格帯で多少混雑していますが、気軽に買い食いできます。

閉口したのはソフトバンクモバイルの弱さ。iPhoneでツイッターを更新しようとしても、電波が5本たっていてもConnection Failedでエラーになってしまいます。コネクション数が足りてないんでしょうね。朝晩はOKでも昼間、多くの人が使っているとコネクションが埋まってしまうようです。まあF1は特別ですけど。

さて2:00pmより予選スタートです。

予選は波乱、クラッシュ続出赤旗中断。特にトヨタグロックのクラッシュは激しく、砂煙があがるのが見えるほどでした。

この中断で予選は3:00pmまでの予定が3:30pmまで延長。見ごたえがある予選となりました。やはりテクニカルな鈴鹿サーキットということと、1日目は雨でドライコンディションでの走行は午前のフリー走行1回しかなかったことが起因しているようです。本当にギリギリまで攻めているのが伝わってきました。

その後GPスクエアで友人と落ち合い色々と情報交換。

予選が終わると観客は帰ったり、買い物にいったり、はたまた6pmから行われる前夜祭を待ったりと様々。私たちは前夜祭へいくことに。

前夜祭は6pmからグランドスタンドで行われ、V1/V2席を開放して観客を入場させます。V1/V2席の人を優先させること、席がいっぱいになったら入れないとのアナウンスがありましたが入場はスムース。待ち行列がD席入り口まで延びて一時は入れないかと思ったのですが、無事に入ることができました。

V1/V2席はメインストレート、ピットが間近に見られるとてもいい席。屋根もついていて雨がしのげますし、席はセパレート式でカップホルダーまで装備。屋外のベンチシートとは違ってワンランク上ですね。

前夜祭とはゲストを招いて行われるトークショー。そのゲストがすごいすごい。

佐藤琢磨からはじまり、鈴木亜久里、中野信治、山本左近とF1ドライバーがずらり。さらにその司会兼ゲストとしてKinki Kidsの堂本光一氏と、超豪華。堂本光一氏がF1オタクっぷりを発揮していて、F1ドライバーもびっくりの視聴方法を披露するなど、話も面白かったです。

さらに今宮純さんのお話があったりと6pmから7pmまで前夜祭が行われて、ずいぶんと多くの観客が見入っていました。

7:30pmからさらに前夜祭二次会が行われるのですが、おなかが空いたので退場。鈴鹿サーキット内にある「味の街レストラン」で夕食をとることに。ただ当然ですが、行ってみると大混雑。F1関係者、多分ドライバーの追っかけだと思うのですが、出まちの人が大勢いて、まわりは騒然。フロントの人にもうとにかくどこでもいいから入れて、頼むとホテルエリア内のバイキングレストラン「サーキットダイニング」を8:30pmから予約できました。

8:15pmに集合ということで、約45分待ちです。そこでサーキット内のお土産物屋にもどり、プラプラとウィンドウショッピング。何も買うものないなあと買わなかったのですが、まあ適当に時間は潰せました。

8:15pmにいくとホテルエリアに案内されることに。さてここで面白いことが。

暗がりを歩いていると前から松葉杖をついた外人さんが。暗がりだし、けが人をマジマジとみるのも失礼なのであまりよく見てなかったのですが、どうもさっき予選でクラッシュしたトヨタのグロックではないですか。私服着ていると若いあんちゃんにしか見えなかった、、、

表情は明るいものの、歩くとouchとかいってつらそう。こりゃ明日の決勝は無理だねえと友人と話してました。

「サーキットダイニング」はバイキングで食べ放題。飲み物はジュースなどを除き別ですが、3150円と値段はまあまあ。味の方は予想以上においしくて、気に入りました。

さてお腹も満ち足りたし、あとは温泉入って寝るだけだあ、とホテルを後にすると、またも・・・

トヨタのグロックと会いましたw

グロックもちょうど食事を終えて帰るところだったみたいです。今度はもうグロックと思ってよく見たので、間違いないです。

サーキットには天然温泉クア・ガーデンがあるのですが場所がわからないので、ホテルの人にきくことに。聞いてみたところ「いっぱいなので、町中にある温泉はどうですか」とのアドバイス。さらに地図のコピーまで下さいました。すごく丁寧で親切ですね。

いずれにしてもクア・ガーデンは多分関係者を入れるのでしょうが、入浴できない時間帯があり、ちょうどそこにひっかかっていたのでアドバイスにしたがって外にいくことに。

駐車場は24時間出入り自由なので、気軽に車を出せます。

予想通りですが、最初にいった温泉は長蛇の列。駐車場まで列がはみでていたので即断念。もう一つ教えてもらった場所があるのですが、同じだろうと思い、カーナビで近くの温泉を調べていってみると営業終了・・・

仕方なしにもう一つの場所、ロックの湯にいってみるとなんとか駐車場にとめることができて入場できました。

ところが当然ですが、中は洗い場を待つ人で長蛇の列w

はじめてみました、洗い場待ち行列。みんな慣れているのか、整然と並んでるんですよね。しかもめんどくさいから先に湯船に入ることもなく、きちんと垢を落としてから入っています。日本人、F1ファンは本当にすごいと思いました。

そうそう、この温泉にいくにも折り畳み自転車が大活躍していました。

無事温泉に入り、くつろいだところで車で駐車場に戻りその日は車中泊です。さすがに夜は冷えるのでドアをあけっぱなしで寝るわけにもいかず、毛布にくるまってちいさくなって眠りました。こういうとき、ミニバンに憧れます。オデッセイだったら快適だったのになあ。

今日はこれまで。決勝日レポートに続きます。

F1鈴鹿2009：ただいま鈴鹿 おかえり日本グランプリ ([の] のまのしわざ)

多摩テックが閉園 ([の] のまのしわざ)