のまのしわざ

YAMAHA New VMAX（その１）：美しくてカッコイイ超速い乗り物VMAXの続きです。

考えてみれば私も40代、すっかり023（オジサン）の領域です。

オジサンといえばオヤジギャグ、ダジャレだけで会話できる生き物。先日発表になったヤマハのフラッグシップモーターサイクル、VMAXはエンジンのパワーも凄いですが、ダジャレパワーも炸裂しまくりです。

魔神・Machine "The VMAX"

魔神（マシン）とマシンをかけてます・・・

そのマシン、VMAXにはVMAX数式解・VMAXの力学数式というのがあります。それがこちら。

V4 = V4エンジン
145ps = 145馬力
ymus = Yamaha US
gkdi = GK Design (?)
ymc = Yamaha Company
dy = ?
macho = マッチョ
√66 = ROUTE 66（アメリカの有名な国道）

そして今回フルモデルチェンジをするにあたり、プロトタイプを製作。ところが四苦八苦、試行錯誤を繰り返して気合でなんとかしようとしたものの、まるで歯が立たず。それが「万有直進加速法則への因数大分解」で表されてます。

∞cc = 排気量未定
4989 = 四苦八苦
4535 = 試行錯誤
kiai = 気合い
cosign = コサイン(?)

デザインはストロング金剛、いや違った、金剛力士像の「力感」をモチーフにして創造。
そしてようやく導き出された新VMAXの万有加速法則は。

2009 = 2009年
1680 = 排気量
konjo = 根性
ymc = Yamaha Company
gk = GK Dynamics
vmax reorigin2 = VMAXの再生と変革

まあ何がいいたいかっていうと、数式の数学的な意味あいは実際にはないわけですが、「VMAXをフルモデルチェンジする」という難解な問題を苦労して解いたことを、ダジャレを交えて数式っぽく見せているのがとても良いです。

つまり、メタルギアソリッドのクリエイターである小島よしお、いや違う、それじゃあパンツいっちょでジャングルをスニーキングしないと。雷電なら真っ裸だからOKか、いやそれはともかく小島秀夫監督の言葉を借りると、

「いいセンスだ！」ってこと。

小島監督は2004年のゲームショーで、こんなことを言っています。

東京ゲームショー：コナミブース ([の] のまのしわざ)

そうそう、小島監督がいいことばをいってました。

「未来はオジサンが作る」

GK Dynamicsの一条輝さん、いや違った、それじゃあバルキリーのパイロットだ、それはともかく一条厚さんも「モーターサイクルは大人の素晴らしい乗り物です」とおっしゃっていますが、キーワードは大人です。

ネット業界はとかく若いモノが猪突猛進にサービスを起こすのがヨシとされがちな傾向が強く、ややもするとオジサンの影が薄いです。とはいえどんな世界でもそうですが、知識や経験が活かせない場所はなく、ネット業界であってもオジサンの生きる道はあるはずです。

私は20歳の時、その猪突猛進な性格、いつでもどこでも全開というライディングでバイク事故を起こし大腿骨骨折、２ヶ月入院、実験の単位を落とし自動的に留年という憂き目にあった口です。今であればそんな無茶な運転はせず、自己抑制がきいた大人の走りができたことでしょう。そう考えると「モーターサイクルは大人の素晴らしい乗り物」という意味あいが実に深いです。

特にVMAXのように過剰なパワーがあればあるほど、そのパワーをいかに制御下におくかということが重要です。それには自己制御力が必要で、簡単にいうと「大人でなければならない」のです。

ですからネットの影響力が日増しに増している現在、増大していくネットのパワーをいかに制御下におくかにおいて、大人の果たす役割が増しているのだと思います。

そしてVMAXは常に前を向き進みます。バックはありません、常に前進あるのみです。未来に向かって疾走する大人の乗り物です。大人が未来を切り開くのです。

だから40代のオジサンだとしても、なんら縮こまることはないのです。前に向かって進め、です。そんな勇気をもらったVMAX発表会でした。

前編はこちら。
■YAMAHA New VMAX（その１）：美しくてカッコイイ超速い乗り物VMAX ([の] のまのしわざ)

【関連リンク】
●ヤマハ New VMAX発動! : Gizmodo Japan（ギズモード・ジャパン）, ガジェット情報満載ブログ

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