子どもを叱りたくなったら読む本―子育てでいちばん大事なこと
柴田 愛子
奥様が同じ著者の「それは叱ることではありません」という本を買ってきていて、余りに当たり前のことがかいてあるのに軽い眩暈がしつつ。なぜ旦那の言うことは素直に聞けず、赤の他人が書いた本は素直に読めるのか不思議でならない今日この頃です。
少子化が叫ばれて久しい昨今ですが、そりゃそうだろうと思います。というのも最近の奥様の悩みは子供の声の大きさ、叫び声のよう。公共の場所だろうが、自宅だろうが構わず走り回り、感情に合わせて声を発するがたいのいい三歳児の騒音はそりゃあもう凄いもんです。
つい先日は安彦良和展で同様に走り回り、当たり構わず喋り捲っていたら20歳前後のいかにも代々木アニメーション学院にいそうな女性に
「ここはあなたの家でも公園でもないのよ」
と注意されてました。なんで子供に直接、しかも分かりにくくいうのか不思議でならないのですけど、いうならもっと「うるさいから静かにしろ」でいいと思うんですけどね。それはともかくまあ感じたことは警備員は逆に走り回ったり、喋っていた子供に対しては暖かく見守っていてくれていて、そういう暖かい美術館なんだなと思っていた矢先に来場者は冷たく、厳しいという事実に直面したわけですね。
(追記:親である私共は子供を厳しく叱りつけ、場外へ連れ出しています。美術館員からは「(お子さんも)見ていって下さい」と言われましたが)
他にも日ごろから子供の騒音に対して近所からクレームが出ていたりしていて、子供の大声には敏感になっているようです。しかしまあ前出の本にもあるように、子供が感情に合わせて声を出すのは自然であり、それを無理やり矯正するのは教育でも躾でもなく単に大人の都合の良い子供を作ろうとしているだけのこと。そもそも共同住宅でもない、一軒家なのに隣から苦情がくるなんて、私から見れば苦情を出す方がどうかしています。まあそんなへんな隣人がいるのが今の日本の縮図なのでしょう。
(追記:アパートやマンションではありません。庭付き一戸建て、斜め隣です。子供がうるさくしているのを野放図にはしてなくもちろんその度に叱り飛ばしてます。)
苦情を言う方の論理は単純で、「うるさいから、迷惑」といったものでしょう。しかし子供は元来うるさいもの。泣かない赤ん坊がいないように、癇癪を起こして叫ばない子供もいません。それをTPOに合わせて叫ばないように矯正するのは、子供が苦情をいう隣人よりも弱く、より力で押さえ込みやすいだけだからに過ぎません。私から見れば矯正すべきなのは大人の隣人の方なのです。
そもそもそういったのに寛容であるのが大人であり、社会であるべきでしょう。社会に迷惑をかけないためという理由で子供がうるさいと叱るのは間違ってます。子供を容認できない狭小な社会に未来はありません。それは少子化にもなるでしょう。
やはり子供を連れて富良野に行くべきなのでしょうか・・・あーあーーーあーあーあーああーーー(続く)
yabe
想像力が欠如している人が多いんでしょう。どうして「子供しかるな来た道だ 年寄り笑うな行く道だ」ということがわからんのか。旦那の言うことが素直に聞けない奥様は多分一杯一杯なのではないかと。うちも体力が日々どんどんアップして、一晩寝れば体力満タンな子供に対して、親は回復力が明らかに落ちている状態で元気一杯な子供の相手している奥様は、体力ではなく精神力が削られて、軽い八つ当たり状態になりますよ。うちだけかもしれんけど。
tnoma
>子供しかるな来た道だ 年寄り笑うな行く道だ
いい言葉ですねえ。今度から使わせていただきます。
しかし子供って体力無尽蔵にありますね。しかし寝るときはバッテリ切れみたいに寝ちゃうし。
親も若くて体力が要ることを体感中です。なので後輩には早く結婚して子供を作ることを奨励中(w
匿名
躾ができないなら子供を生む資格はないと思います。子供の声は騒音です。その事に気が付かない親が多い。最近子供が殺される犯罪が多いのはそのせいではないかと思います。殺されたくなければ静かにして下さい。
とくめい
本を検索してて辿り着きました。
美術館に子連れは不味いでしょう・・・
場をわきまえさせるのは大事なこと。
⇒連れて行ける場を親も考えるべき。
一軒やだからこそ、騒音は響くと思います。
時間だけでも気をつけさせたり、会ったらとりあえず、誤っておけばお互い気持ちよく近所づきあい出来そうですが・・・
同じ子育て中の親として、むむっ?と思ったのでコメント残させてもらいます。
記事がもう日が経ってるのでもう落ち着いたかな(^ー^)
tnoma
とくめいさん
コメントありがとうございます。
言葉という限られた手段の中で、理解して貰える様に状況を表すのはなかなかに難しいことです。賛否両論あるのは当然だと思いますが、私の言いたいことを1点に絞るならば、文中の
>しかしまあ前出の本にもあるように、子供が感情に合わせて声を出すのは自然であり、それを無理やり矯正するのは教育でも躾でもなく単に大人の都合の良い子供を作ろうとしているだけのこと。
になります。これは本に載っていた内容で共感した部分です。
あとは匙加減というか、程度問題であるかなと。
子供を無理やり黙らせようとしたりするのも、逆に野放しにするのも行き過ぎだと考えます。子供の成長過程で時期的(一過性)なものであるから、そこはそれを鑑みて大人は情状酌量した態度をとるべきではないかと思う次第です。
美術館は図書館や音楽コンサートと違って、無音である必要はありませんし、係員や警備員が容認したレベルなので、大迷惑になるほどのものではなかったのではないかと思います。そのため回りが神経質になっていないか?ということです。
(ちなみに子供を野放図にしたわけではなく、叱っています。念のため)
程度問題のことなので、これ以上は深くいっても仕方ありませんが、世の中なんでもかんでも静かにしようという動きがあるのかと感じています。ちょっと話が飛びますが、環境騒音の話に以下のエントリーで触れています。
http://nomano.shiwaza.com/tnoma/blog/archives/005740.html
なお子供ですが少し成長して、こちらの言うことを理解して以前よりは大人しくなっています。
またご意見等ありましたら、お気軽にお聞かせ下さい。
ひとこと
苦情をいう方はどうかしてる?
私は近所の子供の声でノイローゼになりそうです。
利例がなければ「やかましい!」と大声でわめきたい気分です。
子供声(騒音)に悩まされる人の気もしらないで
勝手なこと書くな!
tnoma
>ひとことさん
このエントリーでご不快にさせたこと、大変失礼しました。
ひとことさんの環境が早く改善されることを祈っております。
ゆありん
子供の声は場所によると思いますが、狭い日本ですので、近所のガキの声はおいといて‥。美術館等で音量こそは小さいがぼそっと言う愚痴(文句?っていうか独り言?(例えば「ださい絵だよな~」、「料金とるのか!」、「これだけで終わりか!」etc))も厳しいですよね~。子供だけが悪のようになっていますが、そうぢゃないでしょう。少子化ってのは後継ぎがなくても、それなりに生活できるからだと思います。(基本的な道徳を考慮した上でですが、立場によって考え方が違うので議論自体が無意味ですよ、のまさん)
ままです
子供しかるな来た道だ 年寄り笑うな行く道だ・・・そのとおりだと思います。匿名さんもひとことさんもきっと子供のときは大声を上げたりしていたはず・・・。子供には罪はないと思います。ある程度はしつけは必要ですが、そういった周りの方々の考え方が母親のプレッシャーになり虐待やうつ病に発展していくのではないでしょうか?もう少しあたたかい目でみてあげてほしいです。「殺されたくなければ静かに・・・」なんて、ほんと寂しいです。子供は人間なんですよ。もう一度考えてみていただきたいです。
匿名
なぜ、お子様が「静かにすべき所では静かにしておくことができる」段階に育つ前に美術館に連れて行かれたのか理解に苦しみます。私には注意してくれた方に対して貴方が逆切れしているようにしか見えません。私は、「子供は社会全体で育てていくべき。だからこそ親の方も社会に気を使わなければいけない」と考えています。
atsuko
たまたま、ここに辿りつきました。美術館に子供・・・ですか。企画は何であれ公共の場に(しかも、一般的に考えれば静かに鑑賞すべき場所)子連れはあんまりでしょう?よく、そういう場に子連れで来ている方も見かけますが、どういう心境で!?と呆れるばかりでした。なるほど、あなたのような保護者でしたか~。公共の場というのは、いろんな人々が集まる場であります。何をさせても良い場所なわけではないですよ。そこに居る他の人に迷惑であり、不快な思いをさせるのであれば、場をわきまえる常識を持っている人が「大人」といえませんか?最近の子供の出す騒音に対する数件の判決については、どう思われますか?子供主体、と言えば言葉は良いですが、要するに「子供に甘い親御さんたち」の意識に、一石を投じるものと感じ取っていただければ幸いです。
匿名
本当にその通りです。
主さんはそんな考えでお子様をお生みになったんですね。
それこそ迷惑きわまりないですよ。子供も生きています。でも他人の大人も生きてるんですよ。生活があるんです。息抜きに美術館に行ったらうるさい子供が居たらたまったもんじゃありません。
裾野C(64番乗り場)
凄いな、オールトヨタネットワーク分科会(通称ネッツ会)。
個人blog潰しですか?
そんなことやるぐらいなら、バイト君が泣かないような管理体制(人員・指揮系統)で望むべきかと。
今週一週間酷いですよ、ネッツ会の活動。
このblogが、「VIP客だけを優遇し、一般客を蔑ろにするGP運営者さんたち」の意識に、一石を投じるもの担って欲しいです。