Computer History Museum: コンピュータといえばコンピュータゲーム

のまのしわざ:Computer History Museum: スーパーコンピュータといえばCRAYの続き。

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スーパーコンピュータが純粋に科学計算の用途の極みだとしても、庶民に身近なのはやはりアミューズメントでしょう。それまでそれこそ花札やカードゲーム、ウォーゲームやボードゲームなどしかなかったのが電子音とLEDと電池で構成されるゲーム機が70年代から出てきました。こういうのを学校に持ち込んでは友達と交換しながら遊んだものです。代表例がゲームウォッチなのですが、展示はないようでした。

このころは1ゲーム、1機種(1ハードウェア)が当たり前だったのですが、そこに汎用ゲーム機+ゲームカートリッジという図式を持ち込んできたのが確かATARIだったと思います。日本市場ではATARIは成功しませんでしたが、同じような図式で大成功したのがご存知のとおり、任天堂ファミリーコンピュータ(ファミコン)ですね。随分とゲームセンターのアクションゲームが移植されましたけどハードウェアの性能の差からまだまだゲームセンターのゲームの優位性がありました。逆に1コインで遊ぶという制約がなくなったのでRPGやアドベンチャーなどのジャンルが伸びましたね。

任天堂といえば成功例が取りざたされやすいですが、その影で随分と時代を先取りした失敗もしてきました。写真取り損ねましたが(記憶に間違いがなければ)展示されていたキワモノがあります。それが、、、

ロボット

ファミリーベーシックや、立体視ゴーグル、データグローブ(これは3rd party)、そしてバズーカ、光線銃など。堅実と思われがちですが、意外に挑戦しています。メディアミックスでアドベンチャーゲーム中に、本当に電話をかけてヒントを貰わないと先に進めない、中山美穂のトキメキハイスクールなど。クイックディスクを使ったディスクシステムも成功したんだか、失敗したんだか微妙な存在でしたね。しかしゲームの値段があがるなか、2500円でゼルダができ、600円くらいでゲームを書き換えられるのは凄い重宝しましたが。やっぱり偉大だなあ。ぜひ日本にはFamily Computer History Museumを建設しましょう。