のまのしわざ:Computer History Museum: Unixの夜明けの続き。
この形状!コンピュータといえば四角な箱という常識を覆すサークル形状に座布団で覆われた冷却装置というクールなデザイン、そしてその値段の高さからまさに「スーパー」です。
一部ガラスかアクリルで内部構造がわかるようになっていますが、その配線の多さにびっくりですね。あのうち一本で断線したら、、、おしまいです。まあ並列処理だと思うので使えなくなるわけではないのでしょうが。
この円筒の回りにあるベンチみたいな座布団の上に寝ると暖かくて気持ちが良いそうです。
こちらはCRAY-2。
この透明なモノリスは水冷装置の中枢だそうです。CPUと冷却装置が別体化されていて、おそらくラジエータホースみたいな冷却液を循環させるための管を床下に通すのでしょうか。これもSFチックで、いかにも「スーパー」ですね。
CRAY-3ともなるとこのCPUユニットの一部の展示しかありませんでした。おそらくまだCRAY-3は現役で使われているのでしょう。減価償却されてないので、まだ展示されないと。まあCPUユニットだけでもその配線の多さと密度にビックリです。
コンピュータのもの凄い進化形とも考えられるスーパーコンピュータですが、これでゲームをするわけでもなく、ワードを使うわけでもないし、表計算もしません。そういえばGUIとかついているんでしょうかねえ、OSもよく知りませんがUnixが動いているわけでもなさそうです。科学計算の用途に使われて、通常のコンピュータでは何年もかかるところを数日で計算終了するとか、そういう純粋な用途なんでしょうね。
一方庶民(?)はIBM PCアーキテクチャやゲーム専用コンソールが身近な存在となっていく90年代後半へと突入します。