のまのしわざ

本日のハイライト、レカロフルバケットシートRS-G Limitedの装着です。
（TS-Gとばかり思ってましたが、よく調べたら恐らくRS-Gですね。背もたれが寝てない、SP-Gと同じ系統のものです。私は立ったポジションが好きなので、確かそちらを選んだはず）

元々ノーマル革シートからEP3純正レカロ（リクライニング）に変更していたのですが、タイム短縮と横Gの増加の前に無力でした。そこで以前から、もう１０年以上も渇望していた、憧れのレカロのフルバケットをようやく入れることが出来ました。

ちなみにRS-Gはその存在を知ったときにはすでに完売していた限定モデルです。無理をいってなんとか入手していただきました。どうもありがとうございます。

外すのは比較的簡単です。シートを前にずらして後ろのボルトを外し、次にシートを後ろにずらして前のボルトを外します。忘れてはいけないのが、シートベルトアンカーのハーネス。よくこれを外さずにシートを外そうとしてひっかかります。

シートの比較です。腰まわりが随分とシェイプアップされています。肩幅はほぼ一緒。

さてこれからが地獄の一丁目。まず説明書、シート側の説明書では組み立て方がわけ分かりません。シートレールに入っていた説明書を元に組み立てます。

シートレールは新しくウルトラローポジションを購入し、EP3純正レカロに使っていたシートレールは使用しませんでした。どうやら座面が高くなるとのこと。

難解な説明書を読み下し、なんとか仮組みしおわってシートをつけてみるとまず４点式シートベルトのためのアイボルトに干渉して付けられません。

協議した結果、アイボルトを外し標準ボルトに戻します。

次に問題となったのは、シートポジション。右横の穴の部分のカバーがサイドアダプターに干渉するために前後とも上の穴にしか取り付けられないのですが、それでは随分と寝たポジションになっていまいました。そこで前だけ下げたいのですが、できないわけです。協議した結果、カバーを一旦外し、前の穴を下の部分を使ってシートの前をさげ、あとからカバーをサイドアダプターの上からかぶせるようにして留めました。

さらに次にシートを仮組みしようと車にのせたものの、レバーでシートレールが移動しません。仮組み状態が原因かと思い、一度すべてを締め付けて組みなおしてみました。しかしそれでも動かないのです。そこでよく下をのぞきこむと排気管のでっぱりが運転席側の下にあるのですが、そこへレバー自体が干渉して動作していません。これはレバーを後ろ側につけて避けるようにしました。

シートが動くようになったのですが、余り後ろに下がりません。今度は後ろ側の左のワッシャーがレールにぶつかるためでした。そこでワッシャーをシートレール標準の大きなものから、小さなものを分けてもらって使うことで干渉を避けました（追記：説明書を事後に読んだところ、後ろ側はワッシャーは使わず、純正のボルトのみで装着するとの指定でした。私の失敗）。

通常シートの位置調整や干渉をさける調整は車の上で出来るものなのですが、S2000は工具が入る隙間がないのです。作業があるたびにえっちらおっちらとシートを出し入れする必要があるので、かなりツラかったです。

そんな苦労の後、ようやく装着できました。所要時間約３時間半・・・試走含めて４時間コースでした。

今回の教訓：
- シートレールの説明書を見る
- ボルトナット類は一度出し、説明書のリストのとおりに並べてみる
- レバーは短く（奥）になるように装着
- シートを立てたい場合は右側の穴のカバーを外してサイドアダプターに装着し、そのあとそっとカバーをつける
- 精度が出ているので仮組みしなくて最初から本組みで構わない
- シート後ろの固定はボルトのみで行う。シートレールについているものワッシャーは干渉するので使わないか、一回り小さく薄いものを使う
- 右側シートベルトのアイボルトは干渉する。L字金具でシートレールと共締めするタイプを利用すると良い。

RS-Gは何が良いってそのホールド性、そして肩幅がコンパクトなのでS2000でも干渉しない点ですね。シートレールの取り付け過程で、思いっきり干渉しまくってましたけど、終わりよければすべてよしです。

累計走行距離： 約27740km
所要時間： 4時間