東京モーターショー2005: クルマの撮影メモ

クルマはクルマで撮影方法があるみたいです。
まずレンズの焦点距離の認識について。私は今までズームレンズってのは一番ひいた状態(ワイド側)が標準で、それに対して何倍ズームという概念でとらえていました。というのも使っていたビデオカメラがそうだったからです。これに対してレンズを何本も借していただいてようやくわかりました。標準ズームは端的にいうと

ワイドレンズ(18mm)+標準レンズ(35mm)+ズームレンズ(70mm)

を合体させたレンズなんですね。だから一番ひいた状態、18mmを使うと当たり前なんですが常にワイドレンズを使っていることになるわけです。いつも18mmでとっているとパースが強い画面となってしまい、それが現れているのがこちら。

のまのしわざ:東京モーターショー2005:GT-R PROTO

これにようやく気付き、なるべく35mmを使うようにして撮影したのがこちら。

のまのしわざ:東京モーターショー2005:アウディ(AUDI)

プロポーションが比較的自然です。ただ35mmを使うとある程度離れないと全体が収まらないので、足と広さが必要です。こうやって床においてあって比較的空いているブースなら撮りやすいですが、GT-R PROTOみたいな黒山のひとだかりの場所では近づいて場所をとるしかなく、ある程度やむをえないのかもしれません。逆に遠くから望遠レンズでとるというのも確かに手ですね。

20051102/s/dsc_0974.jpg

光についてですが、上記の写真などはボンネットが明るいので中央部重点測光では全体が暗くなってしまいました。こういう場合はパターン測光(全体)が良いようですね。