儲かるブログ

最近のテーマのひとつに「ブログで儲ける」というのがあります。いえ、私が儲けるのではなく、「ブログはビジネスになるの?」という命題の解を求めています。そしてそれは誰のビジネスなのか?を。

ブログと親和性の高い収入源はいわずとしれたアマゾンアソシエイトプログラム、そしてGoogle AdSenseです。

ARTIFACT 〓人工事実〓 | Amazonアソシエイツの結果から考察

10~12月の売り上げは288,558円で、10,695円の収入でした。10月末から始めたので、一ヶ月約5,000円というところでしょうか。
(中略)

 ただ、唯一異常に売れた書籍がありました。『アナハイム・ジャーナル』なんですが、なんと50冊売ってます。一つの書店として考えると、小規模なマニア向け書店以上に売っているのではないでしょうか。


単一サイトから50冊というのはものすごい影響力です。という私ももう少しで51冊目になるところでしたが・・・(笑) 止めたのはまだ出てなかったからです。

アマゾンアソシってもうかる

ぶっちゃけアマゾンアソシエイトでどれだけ収入あるの?情報募集中。

赤裸々に実績が掲載されています。惜しいのは、各サイトがどれくらいのヒット数があるのかとか、どういった本を紹介したのかなど文脈が分からないところ。データとして生きてきません。

一方でGoogle AdSenseですが、日本へ導入されたのが2003年末くらいなので、ここ2ヶ月くらいのことです。USではその前から導入されていて、このような事例があるようです。

ブログは金になる?Google AdSense広告のコツ

記事の中で、PVRblogというハードディクスTV録画機についてのブログにAdSenseを組み込み、最初の24時間の3000 visitsで40ドル、その後も高い広告収入をあげるための様々な工夫が詳しく書かれています。

結局のところ、実際自分のところでやるのが手っ取り早くしかも正確にデータがとれ、考察できるということですね。とりあえず現状のところを赤裸々に報告すると・・・

2003/4Q
発送済み商品数 30
発送された商品の売上 ¥88,793
紹介料率によるあなたの紹介料 ¥3,019
一番売れた商品:
ガンダムSEED スーツCD(4)機動戦士ガンダム SEED スーツCD (4) ミゲル・アイマン×ニコル・アマルフィ 8枚

2004/01/01 - 2004/02/23
発送済み商品数 61
発送された商品の売上 ¥144,156
紹介料率によるあなたの紹介料 ¥5,066

1番に売れた商品:前四半期と同じ、9枚
2番目に売れた商品: ベイズ統計学入門 7冊

アクセスログ:

訪問者訪問数ページ件数バイト
9月 20031704122358420541139681.84 Gb
10月 20032704736440701021954623.12 Gb
11月 20033109041445747131914813.14 Gb
12月 20034004551556829031970103.45 Gb
1月 200454696721191367543709498.17 Gb
2月 200444698593181140673930216.22 Gb

(2月は2/24まで)

Google AdSense (2/11~2/24)
CTR平均0.5%

アマゾンの結果はアクセス数に比例していません。というのも、個別リンクばかりつかっていて、この個別リンクのCTRは 57/2509=2.2% とAdSenseに比べて圧倒的に高いです。約4倍でしょう。

この4倍という数値は、Googleの AdSenseエンジンが提供する話題に近い広告よりも、エントリーの内容が評価された結果と捉えています。一方で売れた本、CDの傾向を見ると
「検索エンジンで直接ページへと飛んできた(サイトは平均1.9page/visit)」
「本屋、CDショップで置いてない可能性が高い商品」
であることが伺えます。

0.5%の法則ではアマゾンの初期の結果から0.5%と導いたのですが、このときはAWSをつかっていて個別リンクはあまりありませんでした。実際にはGoogle AdSenseが0.5%程度、そしてアマゾンの個別リンクに書評付きは約2%と高いCTRが導けるようです。

現在サイトのKPIを
- PageRank
- unique visitor数
- Amazonのアフェリエイト収入
- Google AdSense広告収入
に置いています。金額的にはアマゾンよりも圧倒的にGoogle AdSenseの方が高いのですがどの広告がいくらで、どの広告がクリックされたかがわからないのであまり実感が湧きません。一方アマゾンは「手ごたえ」を感じるので凄い面白いです。是非買って欲しい!と思う本が全然だったり、意外な本が売れていたり。やはりログが明快なデータとなって、物語ります。

さて、ソコソコの収入が得られているようにも見えますがどうでしょう。私はアフェリエイトや広告収入は「ご褒美」のような気持ちで捉えています。もしもこれが「労働」に対する「対価」と捉えたならば、時給はいくら?ということになりかねません。毎日こつこつとエントリーをする努力は本当に大変です。しかも「儲け」を狙ってのエントリーってのも外せばむなしいですし、逆に書きつづけるモチベーションを失わせるかも知れません。

結局これくらいのアクセスのサイトでは「ご褒美」レベルと捉えて、見ていただける読者のため、自分のためにマイペースで更新するのが一番かと。

そしてアフェリエイトで儲かるのはユーザーのリーチが深まるアマゾンであり、Googleなのかな。

p.s.
このサイトからアマゾンでの購入、広告クリックして下さった皆様本当にありがとうございました。ご褒美としてありがたく頂戴いたします。