賃貸住宅契約:外国の場合

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サヘルの風: 原状証明書

サヘルでは、セネガル、マリ、ブルキナファソなどで家を借りました。それを思い出してみると、賃貸契約はフランス式で、住居の賃貸契約書に必ず原状証明 (L'etat du lieu) というものを添付していました。

そういえばニューヨークの日本人経営の日本人向け不動産仲介業者では入居時と退去時で必ずポラロイドをつかいありとあらゆる場所を写真で取っていたようです。とはいえ一方的で、業者の方で保管していて、内容は入居者と同意をするという形式ではなかったです。訴訟大国のアメリカですので訴訟対策用の証拠みたいです。

私の場合は日本人の人から直接借りた(sublet)だったので、1ヶ月のdeposit(敷金のようなもの)を払い、一応覚書を取り交わしただけでした。退去時は原状回復などなかったため、そのdepositをそのまま最後の月の家賃に充当しました。subletの場合はそういうのが一般的のようです。

退去の時期ですが、subletの場合は3ヶ月とか、半年とか、期間を予め決めて入居というパターンが多かったような気がします。基本は大家が都合で外へ出た場合に空いた部屋を有効に活用するというケースが多いので、大家が帰ってくる時期までに退去してもらうためです。

そういう事情でsubletは家具、電化製品などすべてついてるし、部屋にあるTVやCD、DVDまで見放題だったりします。なので私物はさほど増えないみたいですね。

そして入居者も上記のように引越しに余分な費用がないので、スーツケース片手に気軽にホイホイと引越しできますので、困ることもさほどないみたいです。

住宅事情もさまざまですね。

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