機動戦士ガンダムSEED PHASE-49(第49話) 終末の光

まず最初に。

次回のガンダムSEED最終回は5:30pmからだ!!絶対わすれちゃだめだ!! 5:30pm開始で何度泣いた事か!!
遅くなるならともかく、早くなる場合は「さあ、見ようかな、ぽちっとな」でTVをつけた瞬間に予告編やっていて「~駆け抜けろガンダム!」とか言われた日には茫然自失。ああ、一週間の楽しみはいったいどこに?という脱力と共に、夫婦間が険悪なムードに包まれることに。世界の平和のため、5:30pm開始は絶対に忘れてはいけないことなのだ。
「開始時間に気をつけろ、ガンダム!」

さて、それはともかく(ネタバレあり)。

ジェネシス2射目は地球連合軍月クレーター基地およびその基地から発進した連合軍艦隊が標的。月クレーター基地は壊滅、軸線上にいた連合軍艦隊は半数が宇宙の藻屑となった。余りに圧倒的ではないですか。そんなエネルギーは一体どこから?核ですかい??

戦いは基本は前回と同じ。気が触れたアズラエルは戦い方を知らない。残存兵力でそのままピースメーカー隊による核攻撃である。前回の攻撃で失敗していて、なおかつ見方の戦力が落ちているのに同じ攻撃では、失敗することは約束されたも同然である。

今回の目玉はイザーク。後方配置されたはずだが、無理やりつっこんで来る地球連合のピースメーカー隊および護衛の薬中3人組と戦うハメに。

アストレイに乗るオーブ三人娘のうち二人が3秒のうちに撃破され、SEEDがはじけたカガリだが、所詮はお荷物。あっという間にフォビドゥンのビームでカガリのストライク・ルージュがピンチに。そのとき現れたのは兄弟のキラでもなく、恋仲のアスランでもなく、なぜかイザーク!?盾でフォビドゥンのビームを防ぐが盾もろともイザークのデュエル爆発か?と思いきや爆風の中から現れ、ビームサーベル2本を抜きざまに一気にフォビドゥンに迫り二刀両断。いまや旧型となったデュエル一機で新型ガンダムを倒してしまった。今までフリーダム、ジャスティス2機がかりで新型ガンダムを傷つけるどころか、頭まで吹っ飛ばされたキラ・フリーダムは一体なんだったんだろう。

そんなフリーダム、ジャスティスはミーティアを装備し、戦艦クラスも一刀両断できるズルとも思えるビームサーベルの長さを使い、卑怯にも二機がかりでようやくカラミティを撃破。これで薬中3人組中2機が消滅した。しかしレイダーは一体どこへ逃げてしまったんだ?

イザーク大金星はこれにとどまらない。地球連合の隠れブルー・コスモス、サザーランド大佐が乗る戦艦を撃破。ブルーコスモス勢力をイザークの活躍で壊滅させたも同然である。SEEDもはじけてないのに、というよりSEEDがはじけても戦果には関係ない?世界最高のコーディネーターはともかく、イザークが最初からいっている「オレが一番」が証明された格好だ。

本日のクルーゼ。あー面白い、面白い。自分の思った通りに事が運び、プロビデントにのって、高笑い。クルーゼの宿命の子供、フラガは旧式のストライクで応戦するが、そこは上戸彩のバンダイプラモデルニュースでも報じられていない、トップシークレットであったプロビデント。メビウス・ゼロやブラウ・ブロ、ジオングの有線サイコミュシステムどころか、エルメスのビットなみの無線サイコミュシステムと同等のシステムが搭載されていた。ビットの数がいくつかは不明だが、十分に多くオールレンジ攻撃は額からミュータイプスパークを出しているフラガをあっという間に窮地に追い込み、被弾させてしまう。圧倒的だ。そんなフラガだが、クルーゼと刺し違えるハズ、少なくともクルーゼにやられるハズと思っていたのだが、なんと違う形で(予想通り)宇宙の藻屑となってしまった。

今回のもう一人の目玉はナタル・バジルール。いつ、どんな形で寝返るのかと思っていたが、そこは軍人。寝返ることはなく、ただ気がふれたアズラエルを前に退艦命令を出す。アズラエルは最後まで往生際悪く、戦闘を放棄したはずのドミニオンのローエングリンをアークエンジェルへと放つ。ラミアス危うし。これを防いだのが満身創痍のフラガ・ストライクだったが、そこで宇宙に散ってしまう。目の前で消えていったフラガを前に、マリュー・ラミアスは悲しみのローエングリンをドミニオンの艦橋に放つのであった。そしてドミニオン爆発。アズラエルもろともナタルも消えていったのだ。悲しい、悲しすぎるな。

これで名実ともに、連合軍は指揮系統も戦力も失ったわけだ。レイダーが残っているけれども。一方のザフトはといえばジェネシスにクルーゼのプロビデントを含めて戦力を温存している。そして第三のジェネシス照射の標的は一体どこに?パトリック・ザラには「(第2射で)決着した。戦争は終わりだ」といって停戦することを期待していたのに。そうしたらクルーゼにやられて、「う、裏切ったな!」とかいうかと思ってたのだが、自らで地球を撃とうとしているようだ。

ラクスが意味深なこと(生き残ったものの未来は?とか)を言っていたりしたが、いかんせん戦闘が激しいというか、全編戦闘なので、セリフをじっくりと咀嚼する余裕がない。しかしその戦闘の多くはバンク(使いまわし)だったりするので、見た目的には地味というか慣れがある。プロビデントは新鮮なのだが、「あー、エルメスね」ですぐに慣れてしまった。

来週の最終回だが、フラガが散った今、誰がクルーゼを討つのだろう。また誰が最後まで生き残れるのだろうか。SEEDがはじける意味はどうなったんだろう?今回SEEDがはじけたカガリってナチュラルじゃなかったっけ?謎だ。

来週で終わるかと思うとさびしくもある。夫婦の会話の30%を占めているのに。これから何をネタに喋ればいいのか!?