機動戦士ガンダムSEED PHASE41(第41話) ゆれる世界

待望の新オープニングになりました。最後の1クール、物語の行末を占う大事なオープニングです。まずとてもめでたいことに、

ディアッカが大出世

していました。なんとほぼメインキャラ扱い。意外でしたねー、ここまでディアッカとバスターが活躍するとは。そんなディアッカですが、本日の本編の中では、フラガにアスランはアスラン・ザラとフルネーム覚えてもらっているのに

「・・・あともう一人の彼」

といわれて、まだ名前すら覚えてもらってないことを再確認。しかも本日はせりふもなく、ただバスターの整備にいそしむ姿が一瞬映っただけでした。ああ、ディアッカが認めてもらえる日はいつなのか?

さて、OPに話しを戻すとなんだかまた「バンダイ」の圧力(?)による新しいアドオン武器が出ている。なんだかZに出てきた長距離ビーム砲みたいなカンジではあるが、今までのストライクの伝統である兵装をチェンジできるのを継承したと思えば自然か。

本編にも出たが、なんと、「悪のアークエンジェル」が始動。アークエンジェルを降りた、ナタル・バジルールが艦長に任命されていた。運命とは皮肉なものだ。この構図はのま家では予測していたが、まさか同型艦で対峙することになろうとは、いや、やるもんだ。それにしても色によってずいぶんと印象が違うものだね。ちなみに名前は「ドミニオン」。アークエンジェルに対するなら「ブラックデビル」とかにならないものか。

話しはディアッカに戻すが、(^-^) 彼の位置づけはファーストガンダムにおけるハヤト・コバヤシのような存在ではないか。よくやっているんだけど、認めてもらえなくって、ヒーローアムロの影に隠れた存在。挙句に負傷して帰ってきて、女の前で泣く。ディアッカもそこそこは活躍しているが、結果を残せなくて認めてもらえなくてがんばる。結局認めてくれるのは女(ミリアリア)だけ(多分)。

ところで松戸にバンダイミュージアムが出来たそうだ。いまやガンダムも自分のような大人から、このSEEDで初めてガンダムに触れる子供までが楽しめるものになった。考えてみれば最初のガンダムから23年。ちょうど1世代弱回っている。藤子不二雄いわく、1世代続いた漫画は永遠に支持されるという。ドラえもんがそうだ。海外でいえば、何世代も回している、ディズニーアニメがそうだろう。ディズニーは最初はドラえもんよろしく、ミッキーとミニーのアニメが数世代にも渡って続き、今ではエンタテインメントメディアミックスのような位置づけで展開している。逆に元々あったミッキーのアニメは今では放送されていないが、形をかえて提供されつづけている。

この連続性が重要なのである。親が見て、楽しんだものを子供がまた楽しむ。身近な例では子供の絵本である。ベストセラーよりも、ロングセラー。そしてついにガンダムや仮面ライダー、戦隊シリーズなどは20年以上も続くことができ、今も新しいシリーズを提供し続けている。親が楽しんだものを子がまた楽しむことが出来た。これが「世代を回す」ということである。動輪のように一度動きだしたらこっちのものだ。バンダイミュージアムは第2のディズニーになる可能性を持っている。きっかけは掴んだ。