もてぎJoy耐レースレポート

ツインリンクもてぎ・もてぎEnjoy耐久レース

先週、7/12,13にもてぎで7時間耐久レースが行われた。
これに友人が参戦、残念ながら予選落ちしたものの、3時間レースに参加して6位フィニッシュした。

エグゼスポーツ・参戦記

熱いよねえ。いいよなあ。耐久レースは耐久レースでチームワークであったり、体制があったりとジムカーナのような一人でやるモータースポーツとは違う味があるね!一度参加してみたいな。まずは軽の耐久レースかね?

とかかいた後に、総合優勝が一転して失格となったスプーンのホームページを見てみた。
スプーン:トピックス
スプーン:BBS
かなりBBSが荒れている。まあ、荒れるのも無理はない。こういう場合は普通はBBS閉鎖なんだけど、理由が理由なだけに閉鎖も出来ないし、ツライところだよな。

レースって、レギュレーションの穴をつくか、明らかにズルするか。そういうもので実際のところ成り立っているんだよね。例えば8割のエントラントが車両規定違反のことをやっていたりしたら、「赤信号、みんあで歩けば怖くない」状態で、「やらない方がまぬけ」になってしまうことだってある。

自分が以前参加していたジムカーナも、地区戦では8Jのホイールを入れるためにサスペンションアームを曲げるとか、それによりキャンバーがついたタイヤの接地を出すためにタイヤを削るとかは非常にポピュラーであった。どちらももちろん違反。でも8割がやっていたら、どうにもならんのよ。自分はそういうのはイヤだったし、同じことして優勝できる状態でもなかったのでやらなかった。車両規定が細かく、うるさいわりに、こういうのが横行する文化があるというのは、情熱を冷めさせるし、なにより新しい人が入りづらい。

全日本選手権ジムカーナでも、トップドライバーがやっているのにやっぱり違反があるからね。2000ccのエンジンがなぜか2400ccのエンジンだったり(これはバレた)、コンピュータを追加・変更しちゃいけないのにサブコンピュータが付いていて、そっとヘルメットに隠して脱着していたり(これは聞いた話でバレなかったらしい)とか怪しいのに至っちゃ色々ありますよ。ラリーだってエンジンをいじっちゃいけないのに「みんな」やっているという話しだし。

そういう意味で一番熱く、面白かったのは県戦をシティで戦っていたときだなあ。まったく同じ車、ほぼ同じ仕様。加速もグリップも一緒。1/1000秒の戦い。1/10秒の中に3台入るなんてザラ。0.3秒離されたら惨敗した気分。ノーミスが当たり前。ワンミスで終了。シビアだっただけに熱かった。みんな金もないから、金のかかるズルはしようもないし。

スプーンの件は氷山の一角であって、別に珍しいことじゃない。今回はたまたま確信犯の車両規定違反で優勝してしまい、それがきちんと再車検で違反が発見されて取り消しになってしまったことが、大きかったでしょう。そしてビッグネームだけに、波紋が大きかった。ただ、本当に真面目に同じ競技に参加した関係者にとってはハラワタが煮えくり返ることでしょうが、「失格」になり、これだけ評判と信頼を落としているのだから十分な罰を受けたでしょう。世の中、違反が見つからずにのうのうと優勝しているケースの方が多いので。