売れてません。ヨーロッパでハイブリッドが売れません。
[ホンダ、欧州で インサイト と CR-Z の販売中止へ | レスポンス]
インサイト、CR-Zが販売中止へというニュースまで舞い込むほど売れません。
ホンダ、欧州で インサイト と CR-Z の販売中止へ | レスポンス同メディアの取材に対して、欧州ホンダの広報担当者は、「欧州発売以来、ハイブリッド車の販売は横ばい。しかし、最新のクリーンディーゼル搭載車に対する需要は根強い」とコメント。欧州ではもともと、ディーゼルエンジン搭載車の人気が高い。
さてそれはなぜでしょう? ディーゼルが人気だから、と分析がありますが、いやいやもう少し分析しましょう。なぜディーゼルは人気なのですか?
簡単なことです、パフォーマンスの違いです。ディーゼルの方がパワフルで運転しやすく、ハイブリッドは遅くて重いのです。
ハイブリッドはモーターのアシストがなければ単なる排気量の小さな重い車です。一方ディーゼルは空気と燃料さえあればそのパワーに制限はありません。ハイブリッド車が持つ電池の容量は限られ、モーターアシストは数十秒、多くても数分しか持続しないのです。そしてそのパワーを使い果たしたら単なるどんがめに。
これは高負荷運転のときに顕著です。つまりはアウトバーンをはじめとする高速道路。
ハイブリッド車がもっとも苦手とするのがハイスピード巡航。なぜなら充電する暇がないからです。
充電できないから、すぐに電池を使い果たし、あっという間にどんがめへ。モーターのアシストがないということは、燃費も期待できません。
ハイブリッドが向いているのは市街地のストップ&ゴーが多いところ、アップダウンの小刻みな山坂みち、サーキットのような場所です。世界のスーパーカー、ラ・フェラーリやマクラーレンP1、ポルシェ918がハイブリッド化してパフォーマンスを披露しているのはサーキットのような道路、ニュルブルクリンクですし、ハイブリッド化が完了したF1もサーキットでその本領を発揮しています。
ディーゼルが人気、というのは高速巡航時のパフォーマンスを重んじてのこと。
特に現行インサイト、CR-Zはホンダにとって第一世代のシステムを使っているので、初代インサイトから考えると15年ほど基本設計は同じ。そろそろ引退しても仕方ありません。
ヨーロッパではハイブリッドより、EV+レンジエクステンダーというのが流行りそうな気配なので、そちらに早めにシフトした方がいいかも知れませんね。
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実際にドイツでディーゼルターボを実感しましたが、そのパフォーマンスに驚きました。