MINI Clubmanの次期車種候補は?

5年と半年。走行55,000km。

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まだまだ元気なMINI Clubman、とはいえ新車保証も切れ、今後のヤレやメンテナンス費用を考えると買い替えた方がいいという意見もあり、色々と逡巡しています。一番の問題は先立つものですが、特に先日S2000が大破して車両保険では足りない追加費用がかかることを考えると気が重いです。

それはそうとして、うちで唯一のファミリーカーとして活躍するMINI Clubmanの次期車種の候補を考えます。

これまでの自分の好み、条件はだいたい分かっており、

・5ナンバー枠が望ましい(幅1700mm未満)
・長さ4m前後(4m未満が望ましい)
・高さ、低い方がいい
・4名乗れること
・ドアは3ドア(またはそれに準じること)
・奥様も乗るためオートマ(6速以上が望ましい。できればツインクラッチがベスト)
・パワーは160馬力以上、トルクは240Nm以上
・サスペンションはダブルウィッシュボーン、マルチリンクが望ましい
・車両重量は1200kg台まで

・・・かなりたくさん条件があるように見えますけど、実際には1.6リッタークラスのコンパクトカーということです。

とはいえ1.6リッタークラスで160馬力以上、3ドアということで国産は全滅、この時点で輸入車に絞り込まれます。

【プジョー 208 GTi】

Peugeot 208

あのGTiが帰ってきた!

200馬力を発揮する1.6リッターターボはまさにGTiの心臓に相応しく、1200kgの重量の車体をぐいぐいと押し出します。デザインも最近のプジョーらしい出来でオシャレ。ただGTi、6速マニュアルのみ。156馬力の208GTも6速MTのみ、オートマがあるのは 208 Premiumですがターボなし120馬力、しかもいまどき4速オートマ...

【シトロエン DS3】

CITROËN DS3 / クルマに、もっと自由を。新しい表現力を。

最近デザイン性がますますエッジになったシトロエン、DSシリーズはとにかく気になる存在。Sport Chicは156馬力を発揮する1.6Lターボエンジンを搭載、こちらも6速MTのみのラインナップ。オートマがあるChicはターボなしの120馬力、これまた4速オートマ。

なぜこうなるかというと実はこの1.6Lエンジン、PSAグループ開発のものだから基本同じなんです。MINIも同じなのですが、ヘッド回りはBMWのバルブトロニック、アイシン製6速オートマを搭載することで差別化。だからプジョーのRCZ、208GTiの200馬力は相当頑張っていて、MINIは負けじとJCWで211馬力まで引きあげてます。

【ルノールーテシア4(クリオ4)】

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(ドイツNurburgringにて)

RENAULT JAPON | ルーテシア

日本上陸間近のブランニュー。ルノー初のデュアルクラッチトランスミッションを搭載、2.0Lから1.6Lターボへダウンサイジングしながらも200馬力を発揮するR.S.(ルノースポール)はこのクラスの台風の目。1.6Lターボエンジンは日産Jukeと同じで日本製。そこは安心感ありますね。今回から3HBがなくなり、5ドアのみとなっていますがデザイン上ドアノブをピラーに隠すなどして3ドアっぽく見せているのが特徴。とはいえ、3HBが良かったなあ。

5ドアということに目をつぶったとしても、SiFoさんのページにはこんなことが。

SiFoからClio4 RSについてのお知らせ - SiFo

2012年パリサロンで発表以来、新型Clio RSについて、多数のお問い合わせを戴いております。 弊社でも、ご期待に応えるべく今年2月の発売以来、新型Clio RSの現地テストを重ね、商品性の検討を重ねて参りました。 検討の結果、新型Clio RSにつきましては、ホイール、空力部品、ボディ補強部品等の開発を見送ることと致しました。 従いまして、左ハンドルヨーロッパ仕様の輸入も致しません。

とても期待していたのですが残念。

【VW Polo】

諸元表 < Polo < モデル < フォルクスワーゲン公式サイト

GTIを擁するVWのリトルダイナマイト。1.4Lながらもツインチャージャーで179馬力、しかも7速DSGでギアが噛み合う大地を蹴る感覚は旧来のトルコン式オートマとは一線を画すもの。デザインも好み。唯一惜しいのは日本導入は5ドアのみ、そしてリアシートは立ち気味でリラックスできるとは言い難いパッケージングでしょうか、まあ余り使いませんが。

【Audi A1】

Audi A1 > Audi Japan

VW Poloと兄弟車、コンパクトクーペ的な位置づけのAudi A1は珍しく5HB(スポーツバック)と3HBの二本立て。ただしエンジンはひとつ、1.4Lターボの122馬力に7速Sトロニック(VWでいえばDSG)の組み合わせ。GTI的なS1の登場が待ち焦がれますが、プレミアムブランドなのでお値段もそれなりになってしまいます。

Poloと同様にリアシートが立っていることとルーフが寝ていてヘッドルームが多少窮屈に感じること、Poloが5ナンバーに対し、A1は3ナンバーというのも差別化されている点です。


【アルファロメオ MiTo】

そうだ、イタリアだ、イタリアがあるじゃないか。

アルファロメオ MiTo

マルチエアのエンジンにツインクラッチミッションの組み合わせは超最先端。本当に10万キロもつのかどうか不安ではありますが、テクノロジーはとても素晴らしく興味がそそられるのがMiTo。なにせあのアルファロメオですからね、スポーツ感覚に惹かれます。

1.4Lで170馬力を発揮するのは6速マニュアルのみ、オートマは135馬力と控えめ。

・・・

とまあ色々見てきたわけですが、結局どれも帯に短したすきに長し。今の使い勝手を考えるとMINI Clubmanが最適という結論に舞い戻ってしまいます。もう5年半もたっているというのに、みんな何をしているんだ!

...逆でした、私の好みがすでにマイナーであり、ニッチなのです。おっかしいなあ、80年代~90年代はスターレットターボ、カローラ2 GPターボ、レビン GT-Zとかあったのに...

デミオにしても、スイフトにしてもヨーロッパには3HBがありますが、日本には5HBのみ。BMWの1シリーズも3HBありますけど、日本は5HBのみ導入。もうなんというか、食傷気味です。デザインがどれも似たり寄ったりになってしまうのが困りもの。リアドアなんていりません、お願いだから3HBでパワフルなホットハッチを下さい。

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