今回の森高ライブはなんと未公開映像の蔵出し、初の映像化作品。DVD/Blu-ray化にともない、先行上映会を映画館で行われました。
▼森高千里
何が凄いかというと、1990年3月3日の映像、しかも未公開のものの初お披露目なのです。タイムカプセルに閉じ込めたというか、時代はバブルへGO。映画館に入り、ライブ映像がはじまった瞬間から23年前にタイムトリップ。
1990年。
この時森高20才、私は22才。その1年前バイクで大事故を起こし大腿骨骨折、入院2カ月、留年。それから復活し、2輪禁止、4輪に転向してKP61スターレットを38万円で購入、ケンウッドのカセットデッキに森高を録音したカセットテープを押し込めて、海に山にとドライブにいきまくっていた時代。
その時の光景、気持ち、時代、空気感が一気に蘇ってきましたよ。
日本社会はバブルまっさかり。自動車業界でいえばR32 GT-RにNSXがデビューしたのもこの年。「カード電話、残りの度数が変わらない」と歌ったGET SMILE、公衆電話が華やかし時代を反映してます。
今回驚いたのは、コンサートの中でピンクレディーメドレーを歌ったこと。ペッパー警部からはじまり、SOS、サウスポー、UFOまで、森高一人なので録音を使ってハモるという技を使うし、振り付けも完璧。ミニスカ全盛のあの衣装で、ピンクレディーのあの奇抜な振り付けをこなすのに会場はどよめき、私も目から鱗でした。これはイイものだ! 何度でもみたい、もちろんDVD/Blu-ray買うよ!
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アンコールはまさかのダブル。ち・さ・と! ち・さ・と! ち・さ・と! 思わず手を叩いて声を出しましたよ。
人生振り返って、後悔は余りしていないのですが、いくつかの心残りのうちの一つは当時森高ライブに行かなかったこと。あれだけ好きだったのに、多忙な生活と、取りにくいチケット。あのパワフルなステージに結局行けずじまい...それから幾星霜。もうオジサンになってしまいましたが、23年前にタイムスリップして森高ライブに参加できたこと、本当に感動しました。
最後の最後に、またね~と手を振って去ってゆく20才の森高千里。ああ、この森高千里にはもう会えないのだと思うと、切なくなったのも本当。広いステージにたった一人、小さな細い体を大きく見せるために派手で大きな動きで観客を魅了する姿にエネルギーを貰いました、いつまでも過去を振り返ってはいけない、現代に戻り、これからまた未来に向かって自分は生きていくのだ、と決意を新たにしました。
大画面に大音響、タイムカプセル映像を見るならシネマライブはなかなかいいものですね。騒音の関係からか低音が弱めで、なおかつ日本のライブシネマの弱点である「座って観戦」というのだけは残念。アメリカみたいに、立って大騒ぎしながらステージにポップコーンを投げつけるくらいがちょうどいいと思うんですけどね。いっそのことスポーツバーやライブハウスで上映してほしいなあ。そうすればスタンディングで踊れるんですが。
このライブシネマは明日 9/3(火)も実施されますので、ご興味ある方はぜひどうぞ。
▼豊洲 映画 アーバンドックららぽーと豊洲 『森高ランド・ツアー1990.3.3 at NHKホール 上映会 』 スケジュール ユナイテッド・シネマ