英語は便利である:Perfume WORLD TOUR2 ドイツ参戦レポート(3) #prfm

日本文化と違法撮影・アップロード問題:Perfume WORLD TOUR2 ドイツ参戦レポート(2) #prfm ([の] のまのしわざ)」の続き。

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ライブが終わっても余韻は冷めやらず。時間は10:30pm過ぎ、店が閉まるのは早く街は寝静まっている中、日本人、アジア人、ドイツ人、その他のヨーロッパ人がワイノワイノと店の前に留まっています。これから交流会というか、二次会というか、ビール飲みに行こう! といっているわけです。

いく? いく!

みたいなノリで集まり街をさまようこと数十分。

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大聖堂が見えてきましたよ。

結局大聖堂の前のかなり老舗の有名店に入っていました。

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そして集まってた人数は約20人? 人種も言語もバラバラ。でみんなでカンパーイ!

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わんこビール方式、ビールがあけばお代わりを持ってきてくれて、あとで何杯飲んだかで精算するシステムらしいです。

あっさりした味わいはケルンの地ビール、ケルシュでした。

Cölnerホフブロイハウス朝食 -​​ 醸造の後、伝統的なケルシュ


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面白いのは人種も年齢もバラバラな人たちが Perfumeライブという一つの目的に、このケルンの大聖堂近くのビール屋に集まっている点です。しかも英語、日本語、ドイツ語が飛び交ってとても賑やか。Perfumeの話はもちろん、日本のオタク文化、例えば初音ミク、しかもレーシングの話がでたりと様々。ここでもやはりクール・ジャパン的日本文化の浸透ぶりが伺えます。

ドイツ人も全員が全員英語が得意なわけではなく、ヒアリングはできてもスピーキングはできないとか、レベルは様々。そうなるとどうなるかというと

ドイツ語ができる日本人がドイツ語で話し、
英語ができる日本人が英語で話し、
日本人同士は日本語で話し、それを英語やドイツ語で話す、

とまあ見事に言語が入り混じって凄いことになるわけです。まあでもそのカオスっぷりが面白いし、しかもなんか楽しいわけです。それに美味しいケルシュでいい感じで酔ってきて、気分上々でした。

しかもその店を出たところでケルンに赴任している人と出会い、意気投合してさらに場所をかえて3次会へ。まさに酔っ払い同士。

1年赴任している日本人の方はドイツ語は話せるのですが英語が出て来ない、ということで、
英語を喋る日本人の私、英語とドイツ語ができるドイツ人、ドイツ語と日本語を喋る日本人と
ここでもまた3カ国語が飛び交う面白いコミュニケーション。

そこでも思ったわけですが、英語話せるって便利だなあとシミジミするわけです。

別に英語が上手いわけでもなんでもありません。とりあえずだいたい分かって、なんとなく自分の意思が伝えられる程度の英語力。旅行や飲み会程度であれば特に困りません。元々英語が苦手で、どちらかというと嫌いでずっと避けてきた語学。会社に入ってどうもこりゃそういうわけにもいかないぞ、と感じて一念発起して英会話スクールに入るわけですが、高いお金払ったにも関わらず、基本億劫だから行かなくなるわけです。じゃあというわけで、1年アメリカに留学するわけですが、まあ最初の1カ月の苦しみったらなかったですね。知恵熱出まくりだし、プレッシャーの余り胃は痛くなるし。

それでも回りの面倒見のいい先生や同僚に囲まれてだんだん慣れてきて、喋れなくてもだいたい聞き取れるようになるわけです。でも喋るのに抵抗があるというか、変な英語だったらどうしよう、という不安やプライドが邪魔をしてなかなか喋らないわけです。

ところがいった場所はNY。そのへんのアジア系移民や中南米系移民の人が明らかにおかしな発音と文法で適当に喋りまくっているわけです。なんだそれ、なら俺の方がマシだよ、とばかりに喋るのに抵抗がなくなり、言いたいことを言うというスタンスにだんだんと変わっていくわけです。

文法? 発音? しゃらくせぇ

問題は伝えようという気持ちです。英語クラスの先生がいいこといいました。

「君たちの顔はどうみても西洋人には見えない(アジア人だから当然)。だから誰もきちんとした英語なんて期待してないよ

そうなんです、下手で当然。片言の英語でも、単語の羅列でもいいんです。発音も訛ってて当然、だいたいアメリカの中の英語だって州によって全然発音違ってて、あるアメリカ人の英語聞き取れないなあと落ち込んでいたら他の日本人もフィリピン人も聞き取れてなくて、他のアメリカ人にきいたら

「ああ、彼は南部出身だから、訛ってて私も聞き取れない

とまあどうやら半分くらいしか分からないということ。つまり・・・

英語なんて半分くらい分かれば十分ってことです。ちなみにJazzはNYの記者が南部、ニューオーリンズにいってら聞いたこともない新しい音楽がある、この音楽はなんだ!と現地の人にきいたら、

「That's music(たんなる音楽だよ)」

といったのが、

「ジャズ ミュージック」

って聞こえたのが元になってます。まあそれほど適当なんです、英語って

そんな体験をしてたら、英語を喋るのに抵抗がなくなるというか、ハードルが低いというか。だからどんどん喋った方がいいです、英語。中学レベルの文法と単語で十分通じますから。

もし余力があれば、発音は気を付けた方がいいです。音楽と同じで、滑らかな発音をするとなぜか「英語が上手い」と勘違いしてもらえます。よく君は英語がうまいね、と褒められますけど単純に発音がそれっぽいだけです。これは中学の英語教育の賜物で、カセットテープに入ったネイティブの発音を真似ていたらそうなった、というもの。これだけは本当に感謝感謝ですね。

ということで、英語が苦手だという方も、ぜひPerfumeをキッカケに海外に飛び出して、適当な単語をつなげてまずは喋り出そうではありませんか。大丈夫、ドイツ人だって英語苦手です、半分くらいしか話せてませんから心配しなくて大丈夫。なんとなく伝わればOKです。

WORLD TOUR3はどこかなあ、アメリカ本土であれば是非 パフュオタおっさんの Perfume555さんに会ってみたいですね。

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