Perfume 沖縄打ち上げ公演「海パーン！！」：楽しかったネ！ #prfm

あの夢のような日から約2週間。未だに夢の中のような気分です。断片的な記憶を時系列にこだわらずに要約すると、

私はかしゆかと一緒に200発の花火を仲良く見て、

「楽しかったネ（ハート）」

と言われたということです。なんという幸せ、フワフワ気分ですよ。

この感覚はなに？　もしや恋？

ただそこに存在して、それを遠くから眺めるだけで幸せ。永遠に報われない一方通行の片思い。アイドルに恋をするというのは若い頃であれば、本物の恋愛と区別がつかない、成就しない恋に身悶えすることもあるでしょう。しかしそこは年期の入った妻子あるオッサン。そもそも恋が成就してはいけないという制約の中で、ただひたすら草葉の陰に向かって馬車馬のように働き続けるだけの残りの人生において、逆に成就するはずがない一方通行の恋はかえって都合がいいのです。

こう、胸がキュンとする瞬間、ああ、これってもしかして昔感じたあの恋という感覚なのか！？

まさに人生の春、Spring of Life！

Spring of Lifeのアンドロイドは実は自分だったのですよ。恋にドキドキして、今までの人生で来ることもなかった沖縄に初めてきて、そこでみた Perfumeっていったら！

ああよかった、電源切れなくって。

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屋外ライブは人生で初めて。ということは当然 Perfumeを太陽の光のもとで見るのも初めて。照明とレーザーの光の力を借りないステージでどのように登場するのか、見えるのかとドキドキしていたのですが、いきなり舞台袖から走り込んできましたよ、しかも一曲目はGLITTER。

JPNツアーのテーマは JPNスペシャルから GLITTERヘの一連の流れですべてを表現していますが、この打ち上げ公演は最初に GLITTERを持ってきました。つまりこの1曲目でJPNツアーは締めくくったぞ、涙は後にしてこれから前に進もうよ、というメッセージに感じましたよ。もうひとつ、あとはもう「打ち上げ」だぞ、好きにやるぞというまさに2次会のノリ。そりゃもう一曲目から盛り上がります、自分の気持ち的にも。

5:30開演といってもここは沖縄。太陽はまだまだ高く、照明やレーザーは太陽の光の前には非力です。しかし太陽以上に輝く Perfumeの3人、なにこのパワー、まったく負けるどころか、押せ押せでしたよ。

その Perfumeのパワーに負けないのがライブ参加者。島外から来ている遠征組はもちろん、地元、初ライブ参加者も多数、その全員が全力で押し返す勢いで盛り上がっているわけです。盛り上がっているというか、楽しんでいるというか。普段の室内ライブであれば熱気がこもってまさに熱気を感じるわけですけど、ここ屋外ライブはオープンエアー。のっちがスタッフに曇りの天気をオーダーしたとおり、涼しい海風が注がれた海浜公園にも関わらず、熱気は最高潮。うわー、なにこれ、たのしーー！

その雰囲気になんだか全員が舞い上がってて、普段あまりMCで喋らないかしゆかが、ハイテンションで意味不明なことを喋りまくっているわけですよ。ああ、随分キテいるなあ、そうだよね、打ち上げだよね。

そうかこれは学園祭の後夜祭か！

そりゃもう浮かれポンチにもなるってものです。Perfumeも、ライブ参加者も総浮かれポンチ状態。センセー、生徒指導部のセンセー、いいんですか？

先生指導部の先生も見て見ぬ振り。普段は閻魔帳片手にライブの一部始終を見守る鬼コーチMIKIKO先生もなぜかリゾート風、普段の閻魔帳を置き、パナマ帽を深くかぶりセレブのアバンチュール、中森明菜のサザン・ウィンド風味。

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サザン・ウインド

挨拶するのよ　海風に自然に身体がリズムとるパナマ帽　くるくると　指でまわして

ってな感じです。わーい、今日は先生も浮かれポンチだ。

ところで浮かれポンチって、どういう意味？

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浮かれポンチの意味、語源を教えてください。 - Yahoo!知恵袋
ポイントが定まらない。いかれポンチ同様。精密機械加工をするとき（穴あけ）先の尖ったセンター・ポンチを使い金属板上にマークし十字のポイントにあてがいハンマーを軽く打って凹傷を付ける。使い古して丸くなった先端、また先をグラインダーで削って補修した道具（ポンチ）ではセンターに凹傷を付ける事は絶対不可能。「ずれ」が生じ設計通りの穴を開ける事が不可能になる。
いわゆる”off center hole”←＝Ａｓｓｈｏｌｅ（バカいうか頓馬＝トンマ）いう意味。後述は冗談（おまけ）。

＊一昔前の穴あけ加工はセンター・ポンチを使用してました。今も使用してますが、、。センターポンチの修正には熟練を要します。答えになってるか否かは不明。

そして会場を見渡すと、いましたよ、ベストオブ浮かれポンチが！

右サイド芝生席の一番後ろの列、奇妙な出で立ちで思いっきりはしゃいでいる人。普通 PerfumeのライブといえばTシャツというのが定番、特に Perfume系のTシャツが多いのですがその中にあって一人なんと、

Yシャツにネクタイ…

え？　なんで？　よくみると普通にスーツに革靴、ビジネス鞄なんです。もしかして仕事帰り？

しかしそのネクタイを少しずらし、ボタンをいくつか外して両手をあげて思いっきりジャンプしまくっているんです。そのジャンプの高さはスラム・ダンクのゴリラなみ。

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いや、そんなに高くなかったな、でもそれくらいとにかく目立っていたのです。こうクールダウンとか、一休みとかそんなのゼロ。白いYシャツで全開ダンスです。あの目立ち方は絶対 Perfumeも気づいているはず。今日のMVPをあげたい気分でした。

今回またスゴいなあと思ったのが、ステージサイドにあった身繕いコーナーがなんと

ステージ中央へ移設

されてたこと。明るい日の中なのとステージ中央なので丸見え。メンバーが後ろを向いて、より具体的にいうとかしゆかが長い髪の毛をお姫様のように解かすシーンが丸見えなんですよ。なにこの羞恥（周知）プレイ、なになに！

Perfume JPNツアー日本武道館追加公演レポート（２）：笑顔のかしゆかに安心＆惚れ直した #prfm ([の] のまのしわざ)
もうね、今回はゆかちゃんですよ。twitterでゆかちゃんはステージサイドでまるでお姫様のようにロングヘアーをとかしている、という話をきいてそれから注目しているのですが、今回もその姿は健在。オレのNIKON双眼鏡がうなるぜ！とばかりにバードウォッチング。

普段は真っ暗な舞台袖でやっているシーンが太陽の光のもと、普通に見えるわけですよ。うはー、分かっとるわあ、いわゆるサービスカットですよね。普段は舞台裏となるものが舞台中央なんですもの、さすがは打ち上げ公演です。

ライブは曇り空からたまにのぞかせる太陽の光の中進み、そして気づくと日は沈みレーザーにライトの光が強調されていきます。

とっぷり日が暮れるともはやそこは宇宙の一部。いつものライブ同様、光とレーザーが支配する Perfumeの世界です。地球の自転を感じられる、夕方から夜にかけてのライブ。時間の過ぎ方が視覚でわかり、ここは沖縄、自然の海風がとても心地よく、肌感覚でも東京とは違う異空間を感じます。その異空間・時間を共有しているという一体感。そうか、これはあれだ、一緒に旅行にきた感覚だ。

そしてトドメがアンコール終了後の（すでに有名になった）打ち上げ花火なのですよ。

サプライズで行われた打ち上げ花火。涙ながらに

「しっとった、しっとった？」

と観客に聞くあ〜ちゃん、笑いながら手や首を振る我々。

数十発で終わるだろうとタカをくくってみた花火、ところが予想を裏切りいつまで経っても終わらない花火。いつしかのっちが、そしてかしゆか、あ〜ちゃんがステージに座り込み全員と見上げる花火。なにこの幸せ空間！　花火デートかよ！

あ〜ちゃん「あれ、一ついくらするのか…（涙）」

わかるわかる、ようあがっとんたもんねえ。花火大会で１つ花火をあげるのにかなりの金額かかるものね。っていうか、そんなことより大問題はもう我々の夏は終わっちまったわけですよ。大好きな子と、花火を見上げる夏。もうあとは溜まった宿題やって、2学期に備えなくっちゃ。

あの夢のような時間と空間。本当に貴重でした。草葉の陰まで馬車馬のように走りつづけるしかない大人の我々にとって、花火のように消え行く一瞬の夢でした。しかし思い出として、永遠に光り輝くことでしょう、心の中で。

楽しかったネ！

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