悪魔のセブン！　第20回グループ４ダートトライアル in スポーツランド信州レポート：結末編

練習会から一夜あけて、ついに本番です。

▼悪魔のセブン！　第20回グループ４ダートトライアル in スポーツランド信州レポート：練習会編 ([の] のまのしわざ)

我がダートラ愛好会 FD3S RX-7も静かにスタートの時を待ちます。路面の状態からウェット用A031ではなく、練習会の時に使ったA035のままでいくことに。これで最大のライバル、前田のハチロクさんを迎え討とうと虎視眈眈です。

「前田さん、リタイアね～」

えっ！　ど、どういうこと？　なんでもスターターが壊れたということで、泣きそうな声で電話がかかってきたとのこと。まあ20年以上前のクラッシックカーといえばそれまで、戦わずして我々の勝利が確定です！

すっかり集中力と走る目標を失ってしまった我々、気が抜けてしまったのでしょうか。いや気が抜けてしまったのでしょう。慣熟走行を無事にこなし、第一本目、樋口選手からの走行です。

スタートして2速、3速にシフトアップ、それから木陰にと黄色のRX-7が消えていきます。あれ、消える直前なんだかリアが流れていたような・・・

エンジン音が途絶え、不吉な空気が流れます。

・・・数秒後

ああ、オフィシャルがわらわらとしてます。牽引車に乗り込むもの、現場に向かうもの、まさしくアレです。

コースアウト確定！！

あとはどうなって帰ってくるのか、ダメージが気になります。牽引され引っ張り出されたあとは無残な姿を晒しましたが、なんとか自走でパドックまで帰ってきました。ドライバーも無事、ヘルメットがロールバーにぶつかった位ですみました。しかし車はこの有様。

一見ひどくなさそうですが、

ナイスショートホイールベース！

完全に右側だけが縮んでます。

フェンダーがずれてドアと干渉して、ここまでしか開けられません。

奥側フェンダーをよくみると、くっちゃりとくの字によれているのがわかります。というかストラットタワーが奥に入り込んでます。まるで鉄板が紙のようにひしゃげていますよ。

どうみても走行はムリ、リタイアです。私は走らずしてこの日の戦いを終えました・・・　ああ、優勝の夢が・・・

それどころか自走して帰れるかも微妙。タイヤがフェンダーに干渉して走行がままならず、フェンダーを叩いても埒があきません。偶然にもいつもお世話になっている板金屋さん、ZIIBO HOUSEの星野さんがなんと隣のパドック。星野さんが見兼ねて、積載車のウィンチで引っ張ってとりあえずタイヤが干渉しないようにしてくれました！　感謝感激、ほんと、いつもお世話になってすみません！