「パトレイバー特車二課整備班シゲさんの世界(2)」のつづき。
ついに飛行機整備現場へ突入です。しかも遠巻きではなく、本当に整備している間近までよって見せてくれるので感動でしたよ!
車輪は意外と小さい? そもそもこの機体が737-800で160名ほどのかなりショートなもの。全長39.5m、全幅35.8mです。
▼JAL - 航空機コレクション ボーイング737-800 (738/73H)
特徴はウィングレットと呼ばれる、翼端。
これで燃費向上、航続距離アップなどの効果があるそうです。そういえば零戦も21型で丸い翼端で折り畳み式(艦載機のため)、32型で量産効率アップのためこの丸い翼端をカットして角型にしたら色々問題がおきて、52型で再び丸い翼端に戻した(ただし折り畳み機構は再現せず、固定式)という経緯があります。それだけに、
飛行機は翼端が命!(ほんとうか?)
それはともかく、エンジンや、さらにフラップの昇降動作も見せてもらいましたよ。フラップは客席、上からみることはできますが、真横や下側からみるのはとても貴重な体験。どれどれ。
フラップなんて、でかい板がそのまま曲がるだけじゃないの、ともっていたらさにあらず。まさに鳥の翼よろしく、複数の羽根が複雑に動いてしなやかに曲がるんです。くわっ、こりゃ機構オタクにはたまらん動きではないですか! この動き、映画イノセンスでみた、ヘリコプターみたいな飛行機そっくり。
フラップひとつとってもこれだけのリンケージ、関節といってもいいくらいの動きを見せるのですから、二足歩行ロボットの整備を考えたらもはや気が遠くなるほど。だってこの整備、何十人もとりついてやっているんですよ。こりゃパトレイバーの整備であの程度の人数は、少なすぎるくらいです。おやっさんにシゲさん、すごい。
ほんと、本物の航空機ってプラモデルや紙飛行機と違って、ロボットといってもいいほどの動きをみせるんですね。これが一つ動かなくなっても大問題。それだけに整備は念入りですよ。
旅客機は飛ぶだけではありません。お客を乗せて飛ぶ飛行機。お次は客室内へ。
後部ハッチから入場。こちら土足厳禁、というわけで特製スリッパ着用です。
中は見慣れたキャビン。
納車(?)まもない、まだ「新車」なので外も中もとっても綺麗。それだけに傷付けないよう、汚さないよう慎重に見学です。
さらにコックピットまで進入。
777と比べてコンパクトな操縦室。
今の自分なら操縦して着陸できる、はず!なんて。やっぱこの計器にスイッチの多さ、ディスプレイが多くなったとはいえやはり複雑怪奇。
操縦席外側から。こんなアングルで見られるなんて、この整備工場ならではですね。そういえばこれってやっぱり、どことなく新幹線ににてません?特に0系とか100系の。やはり新幹線は日本の航空機だったといっても過言ではないですね。
そんなわけで、新幹線似のノーズで記念写真。
ちょ、いしたにさん、なにやってるの!
ちゃっかり隣に美人キャビンアテンダントにきてもらって二人で記念撮影です。これは色々な意味で貴重ですね。
(まだ続く)
↓ その他の見学会の様子はこちらからどうぞ
▼教官! わたしはドジでノロマな亀、を追体験?:リンクシェアJAL日本航空機体整備工場見学会 2011 ([の] のまのしわざ)
▼ボーイング777フライトシミュレータ実体験(1)リンクシェアJAL日本航空機体整備工場見学会 2011 ([の] のまのしわざ)
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