森雪がエライことになってる実写版宇宙戦艦ヤマト「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を見てきました

ヤマトなう

話題沸騰、噂の実写版宇宙戦艦ヤマト、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」を見てきました。

ネットでの評判が様々で、これはやはりこの目で確かめないと! と思い @ipodstyleさんと一念発起。

さてみた感想というか、気付いたことをいくつか。ネタばれありなのでこれから見る方はご注意を















(そろそろいいですかね?)














(いきますよ?)













SPACE BATTLESHIP ヤマト 公式WEBサイト 主演・木村拓哉

まずキャスティングがすごい。

・佐渡先生が美人女医、高島礼子さん

・相原が女性、しかもおっとり系美人、マイコさん

・アナライザーがなぜかガジェットに

しかし極めつけはこちら。

・森雪は黒木メイサさん。でも戦闘班、ブラックタイガー隊

ブラックタイガー隊?? 意味わかりません! 救護班じゃなかったの?

もはやこの時点でハリウッド映画化と同じ、間違った意味でハイレベルな映画になりそうな予感。しかもこのキャスティング変更により性格も激変。

古代進が登場時、いきなりグーでパンチ。ぶ、武闘派です。

つぎにデザインがすごい。

ヤマトはほぼ同じなのですが、コスモゼロやブラックタイガーが別物。

正しいコスモゼロとコスモタイガー2
(オリジナル、コスモゼロのプラモデル)

どちらかというと洋モノ、ギャラクティカとかスターウォーズとか、そっち系のデザインに。やたら角ばってます。さらにヘルメットもあの懐かしい丸型ではなく、2001年宇宙の旅風。顔をよく映し出すために上のでっぱりの下にライトを仕込んであるのですが、屈折の関係か顔がやたらビヨーンと横長にみえます。つまりあたまでっかち。となると気分はもう、

サンダーバードのスーパーマリオネーション風

身体をCGでレンダリングして、顔をムービーでテクスチャマッピングしたんじゃないかっていうほど、不自然でしたよ。

とにもかくにも、コスモゼロ、ブラックタイガー、そしてパイロットスーツすべてが別なのです。

別といえばガミラスも。

ガミラス人といえば青い顔した異星人でしたが、今回はもっと謎の異星物体に。すくなくとも人間とはまったく似ても似つかぬ感じ。となると当然ガミラス艦もまったく別物。

DSC_7983

ええ、戦闘空母や三段空母も出てきません(涙)

とはいえプロットは宇宙戦艦ヤマトをなぞっており、その意味ではきちんとヤマト、ヤマトしているわけです。多少の誤差はあれども、なんとかギリギリ収束しているという感じ。古くを知るファンへの配慮として、いくつか仕込みもあるわけです。

「ばかめ」

のセリフとか、

「どこの配属だ?」「第三艦橋です!

ちょ、それ死亡フラグ! とか。

山本や斎藤の死に様とか、

もちろん「地球か、何もかも懐かしい」も(あったっけ?)なども。

ヤマトかどうかですが、確かにヤマトでした。しかもキャスティングの変更や、デザインの変更、さらにはガミラスの定義自体の変更、特に森雪の役割変更といった大幅な手直しで、随所に驚愕だったり、ずっこける箇所があるわけですが、にかかわらず感動のストーリーに仕上がってました。ええ、ちゃんと泣けましたよ。

それはとにもかくにも、元々の「宇宙戦艦ヤマト」のプロットが日本最強であるからです。

「宇宙戦艦ヤマト」のテーマは「愛」、そして「自己犠牲精神、滅私奉公」です。つまり「カミカゼ(特攻)」。

このテーマはとても日本的、日本人ウケするものである意味「鉄板」ともいえるものです。このカミカゼ精神の前に、多少の変更など誤差。

TV版ヤマト、劇場版ヤマト、劇場版さらば宇宙戦艦ヤマトをジグゾーパズルにして、適当に組み合わせた感じのストーリーなのに、

ちゃんとストーリーがまとまって

ました。やっぱりその点でもヤマトのプロットがいかに強力だったかということを思い知らされましたね。

例えアナライザー無双があったり、真田さんの「こんなことがあろうかと」がなかったり、デスラーの「親愛なるヤマトの諸君」がなかったりしたとしても、やっぱりヤマトはヤマトです。感動巨編です。

考えてみればTV版から映画版になったとき、さらにさらば宇宙戦艦ヤマトと同時並行してたTV版ヤマトII、さらにいえばヤマトIIから引き継いだヤマトIII。そして新たなる旅立ちに、完結編。

その場その場のご都合主義で設定やストーリーを改変するのはヤマトのお家芸。だからこの実写版ヤマトの改変など、ヤマトの歴史の中では些細なこと。そうです、それだけスケールの大きな話なんですよ、ヤマトって!!

maiko1

見所は攻撃をうけるたび登場する美人航海班相原役のマイコさん。

マイコオフィシャルブログ「マイコha-n!」powered by アメブロ

mako2
やばい、超かわいい!

超かわいくって、こんな艦橋(環境)で働いてみたい、と思いました、相原が目立つ時はかなりピンチなんですけど。やっぱり男は女のためなら死ねるんですね。

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結論としては、色々面白いのでみた方がいいです。笑いあり、涙あり、驚きあり。とにかく古代進の波動砲は強力です、いろんな意味で。