奥多摩のワインディングをMINI Clubmanのマニュアルモードで走ってみた

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実はオートマはオートマでしか運転できないんですが、どうにもこうにもリズムに乗れないんで初めてマニュアルモードを試してみました。

通常のD(ドライブ)モードではギアは自動変速、ステアリングのアップダウンボタンで操作可能ですが数秒たつと自動的にDモードへ戻り自動変速、つまりギアをホールドしません。

一方シフトレバーを左に倒すとDS(ドライブスポーツ)モードとなり、ギアは自動変速のまま。スポーツモードだけあってギアは高回転までホールドされ、スポーティに走れます。ギアをマニュアルで操作するとM(マニュアル)モードとなり、ギアはそのままホールドされます。

なぜいままでマニュアルモードを使わなかったかというと、クラッチを使わないシフトチェンジが感覚的に合わないから。ファイナルラップやアウトランなど昔からギアチェンジをできるゲームがありましたが、当時からどうもよく分からず。そんなこんなで免許をとってマニュアルで運転していたにも関わらず、GTでもマニュアルではなくオートマモード。

(実車の)マニュアルだとブレーキ、クラッチ切ってヒール&トー、シフトダウンと一連の流れがリズムにのってできるのですが、オートマのマニュアルモードだとクラッチを切るという動作も、ヒール&トーもないわけで、スイッチひとつでシフトダウンしちゃいます。ところがこのシフトダウン、ボタンをおしてから実際にシフトダウンできるまで時間がかかり、それがどれくらいなのかは機械任せ。そのタイムラグがどうにも馴染めないのです。

ところがさすがに右に左にワインディングが続いた場所ではそんなこといってられません。

アクセルONでフロントを引っ張りだすことでコーナリングの立ち上がりを助けたいわけで、それには適切なギアの選択、エンジン回転数の維持が必須。ということでマニュアルモードを使ってみました。

ボタンを押してからシフトダウンまで時間がかかるのでコーナー進入手前のブレーキングポイントで、ステアリングのダウンボタンを親指でプッシュ、すると回転数を合わせてギアがダウン、コーナーリングをして立ち上がりでアクセルONというリズムができました。

オートマといっても昔と違って6速、かなりクロスしたギアレシオのおかげで昔のように離れたギアでドッカンドッカンとシフトすることもないし、ブリッピングもして回転数を合わせてくれるので妙なギクシャク感も希薄です(ただし2速以上)。3000回転以上をキープしながら走るとかなりパワフルで、スポーティ。

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そしてその気にさせてくれたのはOHLINSの足回り。実はそれまではワインディングでアンダーが強く、どうにもこうにもコーナリングが楽しめなかったのですが、今回セッティングを変更したところ圧倒的に曲がりやすくなりました。それまでコーナー初期に頭は入るのですが、その後頭が外に逃げるような動きが強くなったのですが、フロントを2段締め、リアを2段緩めて対応。これでコーナーリング中にグッとロールして曲がるようになり、アクセルONで立ちあがれるようになったのです。

ところがこの楽しさと引き換えになったのが燃費。3000回転以上をキープ、6000回転まで引っ張ってグイグイと走っていると燃費計が3km/Lとそら恐ろしい数値を示します。NAだとここまで燃費悪くならないと思うのですが、やっぱりそこはターボ車、トルクとパワーをもたらしてくれる代わりにガンガンガソリンを使っちゃうようです。

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とはいえ、新しい楽しみが見つかりました。次回からは積極的にマニュアルモードを使ってみたいと思います。

MINI Clubman Cooper S用オーリンズDFVネジ式車高調整式サスペンションのセットアップ ([の] のまのしわざ)
MINI Clubman Cooper S用オーリンズDFVネジ式車高調整式サスペンションのセットアップ:首都高速編 ([の] のまのしわざ)

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