川で流されたときの対処法

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(桂川・猿橋付近)

夏といえば水難事故が多発する季節でもあります。特に子供が海や川に流され、さらにはその親・家族が二次災害になうなど悲惨なニュースが飛び交います。そこでそもそも流されないのはもちろんですが、万が一流された時の対処法を調べてみました。

まとめると、

・流れに逆らわないこと
・すぐに立たないこと

スローライフの二人言 +α(^^;:川で流された場合について

まず、川で流されたときは「慌てないで、すぐに立たない」事が重要でする(^^)
こんな感じで背中に流れを受けながら、足を川底につけないで、徐徐に岸に近づいていくのがベストでする(^^)

なぜ立ってはいけないかとというと、ピンニング、フットエントラップメントと呼ばれる現象にあい、たとえ足が届く水位であってもおぼれてしまうからです。

6-2.川で流されたら

足が川底の岩などに引っかかった場合、水圧に負けて前のめりになると、引っかかった足を外せなくなることがあります。水圧が大きい場合上体が水没し、呼吸が出来なくなり非常に危険な状態になります。立ち上がっても危険のないことを確信できるまでは、不用意に立ち上がらないようにしましょう。

川下に足を向け、流れが穏やかになってから徐々に岸に近づいていくのが良いようです。

またここで重要なのが、というか前提となっているのがライフベストの着用。川なので浮力がなく流れも複雑なのでまさに「命のベスト」として身につけるのがよさそうです。

自分が流された場合もそうですが、流された人(家族、子供)を見た時も注意が必要です。まず飛び込んではいけません。

川の安全についてのQ & A

人を助ける時にはまず救助する人自身の安全が大切です。とにかく飛込んでしまい二重事故になることが多いのです。

  レスキューの方法には順序があります。
  (1)声と言葉で助ける
  (2)リーチ(手や物を差し出してつかませる)
  (3)スロー(ロープや浮く物を投げてつかませる) 
  (4)パドル(ボートやカヌーなどを出して助けにゆく) 
  (5)ゴー(水に飛び込んで助ける)

  また川の中を走るよりも川原を走り下流に先回りした方が間に合う場合もあります。
  2つ以上のことが同時におきた場合も、冷静に全体を見ることが大切です。

川の安全についてのQ & A

流れの中で浮くものなしでの救助はとても難しく、激流の中では不可能といえる場合も少なくありません。まずは浮き袋など浮くものをつかませるか、それを使って運搬することが現実的です。  ほんの短い距離なら支えられることがありますが、抱き着かれれば大人でも沈んでしまいますし、運搬は救助の訓練をした人でないと困難です。

つまり特別な訓練を受けたレスキューが、装備を使って行わないと危険、ということです。
単独で行動せず、かならず連絡を行い冷静な行動を心がけましょう。

ちなみに1999年にはこんな事故が起きています。

玄倉川水難事故 - Wikipedia

1999年8月13日より玄倉川の中州でキャンプをしていた株式会社富士繁[1]の男性社員、子供6人を含むその家族、さらに社員の婚約者・女友達を含む18人が、翌日の熱帯低気圧の大雨による増水によって流され、社員5名と妻2名、1歳から9歳の子供4名、社員が連れてきた女性2名の13名が死亡した。

大雨の中、中州でキャンプをしていた家族が増水した川に流されたという痛ましい事故です。当時私もニュースを見ていましたが、本当にやるせなかったです。今日はそれからちょうど21年。ご冥福をお祈りします。


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