日本車と同じ道を辿るヨーロッパ車:カタログスペック重視、ガチガチの足回りへ

ヨーロッパ車のチューニングをしている方から聞いた話。ヨーロッパ車がどんどんと日本車化しているらしいです。分かりやすいスポーツカー、カタログスペック重視。

従来スペックやタイムといったのにこだわるのは日本メーカーで、馬力がいくつとか筑波のラップタイム、ニュルブルクリンクのタイムはいくつだといってきました。ところがこの波がヨーロッパにも押し寄せているそう。

これは日本車に対抗するという意味ではなく、ヨーロッパのユーザーがだんだんと法規制社会圧力により走る場所が狭まったため、五感をフルに使って走りこんででてくる「味」のある、懐の深い走りではなくより「目」に見える、分かりやすいものを求めてきたというのです。つまり、

性能の見える化

ですね。その見える化がカタログスペックであり、ラップタイムと。他の言い方をすると

脳内最強

乗り味も同じで昔の日本のスポーツカーのようにロールさせないガチガチの足や、トルクフルで乗りやすいものよりドッカンパワーが好まれるのだとか。ずっとヨーロッパ車の剛性のあるボディにしなやかな足を目指してきた我々世代にとって本当に意外。

今ヨーロッパ車はやんちゃで元気な車が多いですが、もしかしたら日本の1990年前後と同じなのかもしれません。ヨーロッパが先をいっていると思ったら、なんとヨーロッパが日本の後を辿っていたという不思議。

とすると10年後にはミニバンブームで、広くて便利で背高な車ばかりになっちゃうかもしれませんね。

日本車がどこに向くか、意外と世界の車文化の行く末は日本が握っているのかも。

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【関連リンク】

スバル インプレッサ STI 4ドア、マキネンがニュルで7分55秒 | レスポンス自動車ニュース(Response.jp)

参考までに、ニュルブルクリンクの市販車ラップタイムは、クライスラーのダッジ『バイパーSRT10 ACR』が7分22秒1、GMのシボレー『コルベットZR-1』が7分26秒4、日産『GT-R』が7分26秒70。