ミニ四駆:えのもと杯マンガン電池耐久レース(2009年11月)参戦レポート・高尾は予想以上に寒かった

毎月恒例、最終日曜日に行われているマンガン電池耐久レースに今回も参加しました。

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当日も寒ければ、結果もお寒いことに・・・しかしPDCAサイクルをまわすには振り返りから。

今回は前回のスーパーえのもと杯から実質1日しかない状態。というのもここ2週間帰省していたためで、前日の土曜日も高尾山へといっていたので作業時間はほぼゼロ。耐久マシンはそのままスーパーえのもと杯にでていて悪くなかったのですが、今回は2号機をフルオーバーホールの上臨むことに。

フロントは9-8mmダブルローラーベアリングを使用。狙いはスタビライザポールをなるべく低くし、接触による速度低下を避けようというもの。リアは使い古しのベアリングから、新品ベアリングにRESPO EPOオイルをたらしたものを利用。耐久レースではベアリングのオイルが切れるとてきめんに遅くなるし、ベアリングの消耗につながるのでグリス抜きは避けています。

ベアリングの脱脂、コーティング、オイル(注油)、メンテナンスのまとめ:ミニ四駆、ラジコン、釣り、自転車 ([の] のまのしわざ)

しかし、結果からいうと全部裏目w

レース直前にベアリングオイルをさすのですが、そのオイルがトローリ。普段はサラサラなのに今日はとろみがついてます。室内でこれなのですから、室外はいわんや。グリスだって溶けるどころか、固形していることでしょう。いやな予感はしたのですが、やっぱり速度が全然出ません。そもそも直前に組み立てて、走行確認もしてないマシンなんですからそれ自体がダメってものです。せめて以前の耐久マシンと比べてどちらが速いかを確認しなければいけません。が、耐久マシンはローラーを外してしまったのでそれもできず。

その結果、1回目予選は118周。2回目予選はフロントのベアリングだけ以前のものに戻し、126周。それぞれ電池交換は、

1)新2(A)->新2(B)->旧2本(A)
2)新2(C)->旧2本(B)

といった具合に。ラップタイムの落ちはまろやかで、極端に速度低下することはありませんでした。これは接点をよく磨いて、ナノカーボンをつかったせいでしょうか。

ちなみに予選トップはiso-chanことイソさん。

153+149周=302周

と一人300周ごえで堂々の予選トップ通過です。マシンをみせてもらったのですが、軽量化されているし、電池は下から交換できるし、ローラーはするする回るし、カウンターギアもフルベア化されてホイールはクルクル回るし、もはや別次元。ああ、こりゃ全然違うぞ。まあそうでなくとも、小学生トップのKくんにも負けました。スーパーえのもと杯ではタイムで勝ったのに。

まとめると、

・直前にマシンを作ってはいけない
・マシンを作ったら必ず確認をすること(リファレンスマシンと比較も)
・冬の寒さに対応するためには、ベアリングは脱脂したものを利用する

ということで、非常に基本的なことですね。マシンの改造以前の問題でした。

子供はというと99周+99周=198周で予選通過。といってもジュニアクラス3名なので全員決勝です。決勝レースでも2位をゲットしました。やたらめったら電池交換したがるのはどうかと思いますが、「ぼくのレースなんだから、ぼくの自由にさせてよ!」って言われたらもう黙るしかないですね、はい。一時はトップを快走したんですけど、、、

そのおかげでシンガポールからわざわざえのもとを訪ねてきたというシンガポールの通訳をさせていただきました。さすがはミニ四駆の聖地、国際的です。

大人の部の決勝は、ハイレベルな戦いが繰りひろげられ、iso-chanことイソさんは準優勝。優勝はYohinoriさん。おめでとうございます。いつもラブプラスでお世話になっているDさんは惜しくも3位でした。

毎月マシンのレベルがあがっていくので、本当に厳しい戦いですね。電池を裏から変えるのはもはや定番化してきてます。ピットインによるロスタイムも最小限におさえられ、電池の出力が低下するこの冬場には大きな武器です。

来月はさらに冷え込むことが予想されますが、さてはてどうしたものか。電池はあっためたほうがいいのか、あっためすぎると「抜ける」のが早いし、これもまた悩みどころ。そんな悩みがまた耐久レースの楽しみですね。いやミニ四駆は奥が深い。

皆様、寒いなかお疲れ様でした。案の定私は風邪ひきました、ぐじゅぐしゅ。