日奈久温泉は「火流」をルーツに持ち開湯600年

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(日奈久温泉「金波楼」)

八代から近い日奈久温泉にいってきました。

といっても、素晴らしい楼閣建築の金波楼にとまったわけではなく、温泉センターが新装オープンしてできた「ばんぺい湯」です。

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「ばんぺい湯」は裏手に公衆浴場が併設されていて、こちらはさらに安い値段(200円かな?)で入れます。

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入り口右側には足湯もあります。無料。

「ばんぺい湯」の由来は特産の果物「晩白柚(ばんぺいゆ)」から。

晩白柚 - Wikipedia

晩白柚(ばんぺいゆ)は、ミカン科の果物の一種で、ザボンの一品種。名前は、晩(晩生)・白(果肉が白っぽい)・柚(中国語で丸い柑橘という意味)に由来する。

ザボンをふくめなかなか都内ではみかけませんけど、でかい果肉がジューシーで美味しいですよ。

さてその日奈久ですが、歴史はとても古いようです。

日奈久を綴った文人たち - 熊本県庁

燐洋とは不知火洋の事だ。日奈久は、本來火流だ。肥前風土記に、景行天皇が熊襲を誅して、筑紫國を巡狩の際、『従葦北火流浦發船、幸於火國。』とあるは、此の日奈久のことだ。

温泉としても開湯600年で歴史は長く、湯質もなかなか好みでした。

ただ残念なのはこれだけいい温泉地なのに、ご多分にもれずかなり寂れた印象。どの温泉地もかつての賑わいがない気がしますね。日本経済を反映しているのでしょうか。また賑わいをみせてほしいですね。

【関連リンク】

日奈久温泉施設:日奈久温泉センター(総合案内)

◆◆日奈久温泉 金波楼◆◆