富士スピードウェイが撤退した2010年、鈴鹿でF1開催

紆余曲折の末、F1開催から撤退した富士スピードウェイですが、その穴を鈴鹿サーキットが埋めました。

【F1日本GP】2010年は鈴鹿で開催 | Response.

当初2010年の日本GPは富士スピードウェイで開催されるはずたったが、富士スピードウェイは7月に撤退を発表していた。今秋、鈴鹿サーキットでは3年ぶりにF1日本GPが開催され、これで鈴鹿での日本GPは本年度から3年連続となる。

つまり富士スピードウェイとの隔年開催だったため今年2009年と2011年は既に決定していたわけですが、2010年開催予定の富士スピードウェイが撤退したので、2010年も含め3年連続の開催が決定したということです。

モビリティランド大島裕志取締役社長は「私どもは過去20年にわたり、鈴鹿サーキットで日本GPを開催し、日本国内でのF1普及に努めてきた。日本GPの歴史が途切れることを回避するのが当面の私共の役割と認識し、開催を決定した」とコメント。

モビリティランドは現在運営している多摩テックを今年9月に閉園します。決して懐事情がいいわけではないし、親会社であるホンダに至ってはF1から撤退しています。そんな中、モータースポーツは継続性が大事ということを理解し実行するのは並大抵の努力ではありません。

2007年の地獄のF1富士の際、もっとも注目し事実をさぐろうとしたのは何を隠そうモビリティランドと鈴鹿市。リファラーでみるとものすごい多くのアクセスがあり、実際に開催した企業、親会社、地域を凌駕していました。それだけ「日本におけるF1文化」を培い、育ててきただけに心配だったのでしょう。

今年は施設の全面改修、全席指定でのF1開催となるのでその真価が問われる年。なんだか鈴鹿に見に行きたくなりました。頑張れ鈴鹿、です。