8-BIT PROPHET - TM Network Tribute Generated by Chiptune + Vocaloid:チップチューンとボーカロイドでTM Networkしてみたよ

ファミコンでお馴染みの「ぴこぴこ」した8bit感あふれるサウンドでTM Networkの名曲をトリビュートしたのがこちら、「8-BIT PROPHET - TM Network Tribute Generated by Chiptune + Vocaloid」。

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8-BIT PROPHET - TM Network Tribute Generated by Chiptune + Vocaloid | VORC Records

8-BIT PROPHET - TM Network Tribute Generated by Chiptune + Vocaloid | VORC Records

TM NETWORK、8-Bit World、Vocaloid を愛する人々に贈る“預言書”「8-BIT PROPHET - TM Network Tribute Generated by Chiptune + Vocaloid」が全世界に向け2009年6月3日にリリース!

もうね、TMファンとしてはタイトルを名曲 Electric Prophetとかけてくるなんて、身震いしちゃうわけですよ。わかってる!って感じ。

そしてトラックリストは・・・

■ トラックリスト
01. Electric Prophet (K-> Remix)
02. Rainbow Rainbow (K-> Remix)
03. Be Together (K-> Remix)
04. Telephone Line (Tanikugu Remix)
05. Kiss You (K-> Remix)
06. Time Passed Me By (Kyonomori Remix)
07. Rhythm Red Beat Black (Tanikugu Remix)
08. Come On Everybody (K-> Remix)
09. Self Control (K-> Remix)
10. Still Love Her (Kyonomori Remix)
bonus. Get Wild (Saitone Remix feat. AsianDynasty)

と名作がずらり。これをピコピコサウンドとボーカロイドでどうなるかってのがポイントなんですけど元々親和性が高いというか、時代がちょうどマッチしているのでいい案配なんですよね。Electric Prophetなんてドラクエっぽいサウンドになっていて、ボーカルレスってのがまたいいかんじ。エンディングにかかっていると似合いそうで、余韻にひたれます。

カモネビ(Come On Everybody) もかなりノリノリだし、似合ってますねー。

そんな感じで「世代」な人はかなり楽しめます。


(鈴木あみじゃない、BE TOGETHER)

ただしですよ、やっぱボーカルがボーカロイドってのもあるのですが、その機械の声っぽさよりも、ウツ(宇都宮隆)ではない、というのが一番違和感あるんですね。あの伸びやかで艶っぽい声がTMの魅力の大部分を占めるので、ちょっと物足りないのも仕方ありません。他のトリビュートアルバム、I LOVE TM NETWORKもその点は同様ですね。

Get Wildですが、小室哲哉自身を含めて色々なアレンジがこれまでなされていますが、やっぱりオリジナルと'89の2つが最高峰。特に'89のライブバージョンが最高ですね。ウツが不思議な踊りをおどる、アレですよ。最近ではIKZOとのコラボマッド映像が記憶に新しいですが。

とかいってたら、オリジナルが聞きたくなりました。ちょっとGift For Fanksを聞いてきます(生涯何千回目だ!?)

さて、ファミコンサウンドといえば、TM NETWORK自身のファミコンゲーム、TM NETWORK LIVE IN POWER BOWL...

カモネビがピコピコなってますよ。

そしてこちらはPlayStation用ゲーム、ガボールスクリーン...

映像を見る限りかなり○○ゲーなオーラが。。。

脱線しましたけど、8-BIT PROPHETは下記で試聴できます。80年代大好きなFanksはぜひどうぞ!

VORC Records - MySpace : 音楽の無料試聴、動画、写真、ブログなど


以下も合わせてどうぞ。

これまでも、これからも大好きなTM Network ([の] のまのしわざ)

ま:ものすごいハイエナジーだよね、ゲワイ。今聴いてもインパクト大。
T:アレンジが結構変なんだよな。よく聴くと。
ま:うん、なんかお祭り状態というか、音がぶつかり合っているのよ。
T:ベースがべこべこいっていて、シンセのシークエンスがぴこぴこ鳴っていて、 スネアがなくて、バスドラだけたまにどかんどかんいっていて。
ま:岸和田のだんじりのように。
T:はははは。なんかどうしてこんなアレンジに、と問い詰めたい。
ま:もう一つ一つの音が、我が我がと主張している。で、その音にボーカルが結構埋もれているのがこれまたなんというか、 どこへ行きたいんだTMという。
T:そうね、バランスおかしいな。
ま:シーケンサーがピヨピヨいっているほうが、ウツの声よりもはっきり聞こえたりするし。
T:でもタイミング的にはあれだよね、デビュー以来アルバム3枚苦戦して、シングル「Self Control」 でやっとじわじわと来て、で、ここで勝負だというタイミングではあるよね。
ま:うん。作家として小室にもそこそこ仕事が舞い込んできたし、そろそろ本体でもブレイクしておかしくないんじゃない、 という時期にタイアップが来た。こりゃもうブレイクしなければ、という、まさしくそんなシングル。
T:なんかこの変なアレンジは、そこで周囲と差異を計ろうとしたのかと思えなくもない。やたらピコピコしてたり、 ドラムが普通じゃなかったり。
ま:ただ力みすぎただけかもしらんよ。小室さん、うっかりするとやりすぎる人だし。
T:はははは。まあ、そうかも(笑)。


ファスト風土化音楽としてのTM NETWORKと小室哲哉 ([の] のまのしわざ)

90年代に入り、TMではなく小室哲哉プロデュースとして多くのシンガーをミリオンセラーに引き上げた影には同じく多摩ニュータウンと共通する何かがあります。

それがファスト風土化。

perfumeの「ヘタウマ」と華原朋美の「ゆらぎ」とTM NETWORK ([の] のまのしわざ)

てなわけで、女性ボーカルしか基本的には好きじゃないですけど唯一の例外がTM NETWORKなのです。宇都宮隆の声はいい。艶があるというか、それにちょっと洗練されたCDよりも、ゆらぎ感がでるライブがまた格別。