これまでも、これからも大好きなTM Network

好きなものは何度聞いても、何年たっても好きなんです。

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というわけで、私はとにかくコムロ、TK、Tetsuya Komuro、小室哲哉の曲が好きなんです。TM Network/TMNだけではなく、アイドルに楽曲提供したものも一時集めていたくらい。

年間チャート回顧・1987年(シングル編・その2)

ま:私はこの年は、「50/50」にどっさりやられたのですが。
T:コムロ先生っすか。
ま:てか、幼い頃から小室好きだったんだなあと。乱高下するサビとか、きゅんきゅん来てました。
T:でもこれもなんか、いきなりカリプソとか、結構無茶してるような。
ま:うん。でもラテン物やるやん小室っちって。時々おもむろにやる。
T:うん、でもサビは普通なのにAメロでいきなりカリプソだから、ええっ、って(笑)。 んでこれはアレンジ船山さんなのに、サビの後ろのシンセとか超小室っぽいのね。
ま:あ、この頃の小室さんはね、編曲まで頼んでないのに、ほとんどカンパケに近いオケを作って編曲家に渡して、 僕のする仕事がないじゃないか、とかたしなめられたりしていたみたいよ。
T:ははは。まあ、昔からオケから作ってそうな感じだしね。
ま:だからこのいきなりカリプソも小室アイディアだと、私は睨んでいる。
T:まあ、TMネットワークでもあるんだよね、カリプソっぽいの。初期のアルバムとか。
ま:あるある。「humansystem」にもなかったか?
T:だから、結構これはTMが浮かんだりするので、小室先生の仕業なのかね。
ま:やあでも、おもむろだよなあ、小室さん。なんでこんな曲を渡したんだろ。今までのシングルと全然繋がりないやん。

50/50で私もどっさりやられw、中山美穂の他の小室提供曲を集めるため、ONE AND ONLYを買ったくらい。その中のLINNE MAGICがいいんですよ、多分いままでに千回以上は聴いているはず。今ももちろんiPod touchに入ってます。

ONE AND ONLY
中山美穂
B00005F7JQ

一枚もシングルカット曲が入っていない珍しいアルバムですが、豪華メンバーがズラリ。

久保田利伸
鷺巣詩郎
EPO

凄いなあ。

さてTMへと戻りますが、やっぱり代表曲といえばGet Wild。でもこの曲もそうですけど、いわゆる「1位」はとってないんですね、TM Networkって。

年間チャート回顧・1987年(シングル編・その2)

ま:「Get Wild」は語りましょう。TMのブレイク曲。
T:TMって、みんな知っている曲、って実はこれぐらいしかなかったりするよね。意外にも。
ま:あ、そうね。案外、シングルは小粒ヒットばっかでね。
T:まあ、数で言うと「Love Train」とかもあるけども。知名度で言うと、やっぱりこれが抜けてる感じで。

「1位」にこだわり続けてTMではとれず、タイアップだった渡辺美里の My Revolutionでさくっと1位。これが小室先生のその後のプロデューサー人生にもっとも影響を与えたのでしょう。

TMで1位にどこまでこだわっていたかというと、先日のTMのコンサートで

「こだわっているわけじゃないけど、こないだiTunes Storeで1位とれました」

といってしまうくらい。

20年たってもやっぱりゲワイ(Get Wild)はよくって、特に'89バージョンかな、コンサートで「ゲワゲワ」いうやつ。あれはいい。

ま:ものすごいハイエナジーだよね、ゲワイ。今聴いてもインパクト大。
T:アレンジが結構変なんだよな。よく聴くと。
ま:うん、なんかお祭り状態というか、音がぶつかり合っているのよ。
T:ベースがべこべこいっていて、シンセのシークエンスがぴこぴこ鳴っていて、 スネアがなくて、バスドラだけたまにどかんどかんいっていて。
ま:岸和田のだんじりのように。
T:はははは。なんかどうしてこんなアレンジに、と問い詰めたい。
ま:もう一つ一つの音が、我が我がと主張している。で、その音にボーカルが結構埋もれているのがこれまたなんというか、 どこへ行きたいんだTMという。
T:そうね、バランスおかしいな。
ま:シーケンサーがピヨピヨいっているほうが、ウツの声よりもはっきり聞こえたりするし。
T:でもタイミング的にはあれだよね、デビュー以来アルバム3枚苦戦して、シングル「Self Control」 でやっとじわじわと来て、で、ここで勝負だというタイミングではあるよね。
ま:うん。作家として小室にもそこそこ仕事が舞い込んできたし、そろそろ本体でもブレイクしておかしくないんじゃない、 という時期にタイアップが来た。こりゃもうブレイクしなければ、という、まさしくそんなシングル。
T:なんかこの変なアレンジは、そこで周囲と差異を計ろうとしたのかと思えなくもない。やたらピコピコしてたり、 ドラムが普通じゃなかったり。
ま:ただ力みすぎただけかもしらんよ。小室さん、うっかりするとやりすぎる人だし。
T:はははは。まあ、そうかも(笑)。

べこべこ、ぴこぴこ、どかんどかん、ピヨピヨ、もうやりすぎって音が最高なんです。岸和田のだんじりは知りませんけど、祭りのようなエネルギーが集結してますね。

しかも最高なのはB'zの松本孝弘さんがギターで参加、嫌々ながら踊らされてたという逸話がまたいい。ウツの不思議な踊りに、松本さんのやる気のなさそうなターン、無意味に機械が一杯な小室さんのブース。あれは銀河鉄道999のメーターのような無駄っぷりを発揮していて、そのアンバランスさがなんでかクールだったんだよなあ。そもそも小室さん、客席向いてないし。

TM Networkのトリビュートアルバム、I LOVE TM NETWORKを作ったKEI+KOHARAさんはこう言ってますね。

I LOVE TM NETWORK : TM NETWORK公認トリビュートアルバム | DIGITAL DJ

今のクラブシーンっていい音あふれてるじゃないですか、とにかくみんなクオリティー高い。それは機材の進歩もあるでしょうし、ネットの普及による情報網の発達でクリエーターのレベルがみんな上がってきてる。

でもそれは全く重要なことじゃなくて、たとえば80年代のシステムで仕上げられたTMのSELF CONTROLなんかは今の最新のどんなクオリティー高いクラブミュージックも絶対太刀打ちできないし絶対超えられないパワーがあります。それはTMの3 人が持つカリスマ性だったり、音と言うのはアーティスト全体の20%くらいの比率でしかないので、本当の意味でのアーティストと言うのはTM以来いないんじゃないかな?とかすら思ってしまいました(笑)。だってTMが3人並んでたらゾクゾクしますもん、そんな人今いないですよね??

やっぱり僕らはTM Networkが大好きなんです! I LOVE TM Network!(笑)

I LOVE TM NETWORK
KEI KOHARA+LIFE
B001732TPI

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音楽誌が書かないJホ゜ッフ゜批評53 TMN&小室哲哉[ホ゜ッフ゜ス神話創世] [別冊宝島] (別冊宝島 1532 カルチャー&スポーツ)
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これから読みます!

TM NETWORK -REMASTER- at NIPPON BUDOKAN 2007
TM NETWORK
B00139L8F8

iPod touchiに入れて持ち歩いてます! MCが多くて3人の喋りが多いのが歳月を感じさせますが、Beyond the timeとか昔よりも今のほうがいいんじゃないかってくらいしびれます。

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