インクジェットプリンタが活躍するのは1年に1回、年賀状の季節。もはや「プリントゴッコ」化している季節商品ですが、毎回困るのはインク切れ。自然に蒸発してしまうので使わなくても1年くらいたつとインクが無くなってしまうんですね。ということでいざ印刷しようとしたらなんと6色すべてのカートリッジのインクが無くなっていました。
いつもであれば近くの電気屋さんにいってインクカートリッジセットを買うところですが、今回は思い立って補充液に挑戦してみました。これは簡単にいうと注射針でカートリッジのタンクにインクを入れるもので、非常にリーズナブルです。
早速詰め替えインクをAmazonで買って、年賀状印刷時にやってみました。
プリンタカートリッジをプリンタから取り外します。
カートリッジのタンク(右側部分)が空になっているのが分かると思います。ここにインクを詰めます。
まずタンクの上についている、シールの下に隠されている丸いボールを露出させます。
付属のパーツで押し込んで、穴を開けます。
カートリッジの下にあるインク出口をシールで蓋をします。そうしないとここからインクがダダ漏れしてきます。
補充インクのこの細い先を、カートリッジの穴に入れてインクを入れます。補充インクをさかさまにすると穴が液でふさがってもれるため、カートリッジを逆さまにして補充インクの先を穴に入れてから、全体(カートリッジとインク)を逆さまにして戻すようにするとスムースです。まあそれを発見するまでにダダ漏れしたわけですが。
インクが左のスポンジと同じ高さになったら補充終了。穴を付属のゴム栓でふさぎます。スポンジが乾ききっているとかなり吸うので、時間をかけて補充するのがよいでしょう。ゴム栓がゆるいと大気圧の関係でインク出口からダダ漏れになります。
ほら、ダダ漏れになりました。
インク漏れと悪戦苦闘しながら、なんとか6色すべてのカートリッジの補充が完了です。
残った補充液です。公称では8回、タップリ入れすぎたくらい入れてもあと2~3回ほどは補充できそうです。
こちらは夢の跡・・・相当インクが漏れてしまってティッシュでふきまくりでした。もちろん指も全部インクまみれになってしまい、石鹸で洗っても完全には落ちません。
値段的にはカートリッジの半額以下なのでとても魅力的なのですが、
・手が汚れる
・時間がかかる(小一時間くらい)
・インク漏れのリスクあり
ということを考えると微妙です。
ならばインクを入れ替えた再生カートリッジが売られているといいんじゃないかと思いつくわけですが、メーカーのビジネスモデル、プリンタ本体は安く売って、カートリッジ交換で利益を上げるを崩すので大問題、訴訟にまで発展しています。
エプソンの特許無効と判断、インクカートリッジ訴訟で東京地裁 2006/10/19(木) 07:44:38セイコーエプソンがインクジェットプリンター用インクカートリッジの特許権侵害を理由に、リサイクルインク大手のエコリカに同カートリッジのリサイクル品販売差し止めなどを求めた訴訟の判決で、東京地裁は10月18日、エプソンの特許を無効と判断し、請求を棄却した。
キヤノン、知財高裁で逆転勝訴、インクカートリッジ訴訟 2006/01/31(火) 23:51:41キヤノン(株)が、同社のプリンタ用インクカートリッジの使用済品にインクを再充填したリサイクル品を輸入・販売するリサイクル・アシスト(株)を、特許権侵害で訴えた訴訟の控訴審で、知財高裁は1月31日、侵害を認めなかった一審の東京地裁判決を取り消し、リサイクル・アシストにリサイクル品の輸入・販売の差し止めと廃棄を命ずる判決を下した。
訴訟結果は色々ですが、まだ再生インクカートリッジを販売しています。
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これこそまさにエコだと思うんですけどねぇ・・・
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f-dragon
詰め替えインク、私もキヤノンとHPで体験しました。
正にいわれるとおり、どうしても人間少ないと困ると思って入れすぎてしまい、結果結構な無駄になります。さらに注意書きを熟読する人は少なく、いい加減で始めてしまうので新聞紙を広く敷いて、付属の使い捨て手袋をはめてをはしょってしまい周りや着ているものを汚したり手に付いたインクに困ったりになってしまいます。
時間もかかり、またかなり注意深く行う必要があるのでそれに耐えられる人以外奨められないのが実際でしょう。
しかし、エコの観点から見れば良いことで、しかもメーカーが一時期の携帯電話同様、機械を安く売ってインクで利幅を稼ぐという品のよくない商売を行うのはやめにしたらと考えます。
また高々5年ほどで修理も効かなくなってしまったり、できても新品を買うほうが安いというこれも下品な商売です。
こうしたことからも消費者庁の創設が待たれたのですが、金持ち麻生では?になってしまいました。
汚れてしまった状況の画像もあリ楽しい?日記でした。
tnoma
>f-dragonさん
思っていたよりも大変だったので、予め新聞紙をひいておいて良かったです。商品によってはビニール手袋を同梱しているものもありましたけど、なるほどといった感じでした。
コストは凄く抑えられたので、そのあと試し刷りでも普通にカラーで出してたりしてます。全然エコじゃありませんw
人間、気が大きくなるダメですね。
One-Pass
初めまして いつも日記を拝見させていただいております。
それで、キヤノンのインク詰め替えですが、いくつか気づいた点を
・インク出口をふさぐのに プラスチックのキャップを使ってます。
これだと、ふさぐのが簡単で インク漏れもありません
エレコムの高めの詰め替えインクセットや
再生インクのエコリカなどに付属してます。
・スポンジが乾燥する前に詰め替えをしてます。
どうも、スポンジが乾燥すると 保水力が落ちるとか
これからも 日記を楽しみにしております。
tnoma
> One-Passさん
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
詰め替えインクにも色々あるんですね。プラスティックキャップの情報ありがとうございます。
スポンジは私も乾かしすぎた、というかほっときすぎました。インクを入れてからずいぶんとしみない色のものもあって、戸惑いましたがそういうことだったんですね。参考になります。
今後ともどうぞよろしくお願いします!