年末年始に欠かせない行事といえば「ガンダム」。ついに今年2009年はガンダム30周年で、ますます盛り上がるガンダムワールド。そこで初心わすれるべからず。ガンダムといえばファースト・ガンダムに始まって逆襲のシャアで終わる、ってことはありませんけど、ファースト・ガンダムを見るイベント、「ガンダムナイト」に参加しました。イベントっていっても人の家にお邪魔して見るだけの話ですがw
しかしそのオタク、いやお宅ってのが凄い。某有名AV評論家zenjiさんの100インチ液晶プロジェクタ+5.1chならぬ9.1chサラウンド!? 明らかにスピーカーが多くて数があってない、と思ったらサブウーハー2機がけだそうで。凄い、凄すぎるよ!
さて今回視聴したのはガンダム劇場版の特別編、5.1chリマスター版です。BGM、効果音はもちろん、声優のアフレコもすべて新規に録音し直したいわば21世紀のファースト・ガンダム劇場版。オリジナルはモノラルですが、これはステレオは当然、5.1chのサラウンドでド迫力のはずでした。
突然ではありますが、Amazonの「おすすめ(レビュー)」の紹介です。
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・・・いまだかつて見たことがない位の酷評っぷりですw
実は以前DVDを購入しようと調べたのですが、この酷評っぷりに怖気づいて購入をやめた経緯がありました。
かつてNHKではこれを知ってか、わざわざオリジナル音声版(モノラル)を放送したこともありました。
BS2で機動戦士ガンダム映画版一挙放送なんと9時間半 ([の] のまのしわざ)以前放送した「BSアニメ夜話」でも、たくさんの再放送リクエストをいただいたガンダムですが、今回はさらにパワーアップしたスペシャル版を9時間半にわたってお届けします。 「機動戦士ガンダム」の劇場版3部作を一挙にまるごと!放送するほか、各界ガンダムファンのゲストが、その魅力・見所をたっぷりと語りつくします。また、監督をつとめたアニメ界のカリスマ・富野由悠季氏がVTRで出演。創作の秘密・自作への思いをたっぷりと語ります。 番組では『劇場版機動戦士ガンダム』三部作を、劇場版オリジナル音声にて一挙放送します。
確かにザクの歩くズシーン、ズシーンという効果音、戦場での爆発音、ピストルの音などは5.1chサラウンドで臨場感があります。といっても80年代アニメの映像にハリウッド映画並の臨場感で過剰といえば過剰品質。悪くいえばミスマッチ。確かに10スピーカーを装備するAVルームでオリジナルモノラル音声というのは寂しい限りだと思いますけども、得るものと失うものとでのバランスが大事です。
特に今回過剰だったのはSEやBGMをやり直しただけならいざ知らず、かかるBGMまで変えてしまったことです。それが顕著なのが先例の
ジャブローで「哀・戦士」がかからない問題
です。ではこの「哀・戦士」どこでかかったこというと、映画最後のシーン。つまり通常の主題歌同様、テロップがでるところでかかりました。ただ大問題がここでも。
あのフラミンゴの群れを見て、
「ビデオを撮ります」
「許可する」
といった和むシーンのBGMが、「哀・戦士」なんです。もはやいい、悪いを通り越してました。しかも尺あまってしまうし。
また音楽をやり直した都合でしょうか、声優のアフレコもやり直しています。同じキャストならまだいいのですが、端役や塩沢兼人さんのようになくなられた場合にはキャストが変わっています。この違和感はもうどうすることもできません。私の場合、最初のジーン、デニムの声が違うのでアレレと思いました。
また同じキャストであっても20年たってアフレコしなおすわけですから、同じ声であるわけがありません。古谷徹(アムロ)さんの「マチルダさぁーーーーん」もずいぶんと雰囲気が違っていました。
とはいえ、そもそもTV版と劇場版でキャストが異なっているんですけどね、たとえばスレッガーとドズルの声が逆になったとか。そう考えるといかに劇場版の印象が強く、強烈かということです。
そういったことは抜いて、改めて劇場版を一気見すると新しい発見がありました。
・ミライ・ヤシマがモテモテ
とにかくモテモテです。ブライトは当然ですが、スレッガー、カムラン。そしてアムロまで軽く惑わしています。マチルダが表でモテているとしたら、ミライが裏のNo.1でしょう。
・カイ・シデンの成長物語
ガンダムはアムロの成長物語と言われていますが、それ以上に明確に成長したのがカイ・シデン。彼の最初のヘラヘラっぷりから、ミハルの事件があって以降の真剣さは対照的です。戦うモチベーションを明確にもてたためでしょう。一方のアムロは実は全編通して戦うモチベーションを持ちきれないんですよね。なんか曖昧なままララァを失い、シャアと対決してしまう。ザビ家打倒なんて宇宙世紀を通してみればさして重要じゃないんですよね。だから逆襲のシャアまでひきずってしまうわけですが。
・細かい描写がすごい
ジャブローの会議で将軍が寝ているとか、アムロがマチルダ見たさに階段あがって目線が泳ぐとか、アニメの中のキャラが演技してるんですよ。レム・レイの狂いっぷり、階段おちっぷりはまさに俳優。アムロとシャア・ララァが出会うシーンでうろたえっぷりも素敵です。
これは安彦さんの芸の細かさが光る部分なのでしょうが、絵なのに生身の体温を感じられるところがガンダムの凄さを支えています。
・あれは何だ?
ア・バオア・クーのMS格納庫、ジオングの後ろに同サイズの赤い足があるんです。どうみてもジオング用サイズで、しかも赤い。ってことは「80%の完成度」ってのは足の塗装は完成してて、胴体が間に合わなかったという意味なんじゃ!?
・それっておかしくない?
とはいえアニメならでは無茶っぷりも目に付きます。物語冒頭で避難命令にしたがいエレカーでアムロ、フラゥ、ハロが移動しますけど、そのハロがエレカーに乗るなりでっかくなっちゃうんです。もはや直径1メートルくらいありました。そういえばハロのピッコンピッコンという歩く音のSEが変わってましたねえ。ハロは本当は何でできてるんでしょ。
そうそう、ブライトが19歳って、考えられませんねw
といういわけで、今ブログを書きながらまたオリジナル音声版のガンダム劇場版を見て再確認しているのですけど、やっぱいいですねえ。これから劇場版を入手するならオリジナル音声版を是非どうぞ。
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それにしてもzenjiさんのAVルームは素敵でした。あれならガンダム43話一気見もアリですね。次回は是非2泊3日くらいでこもってみたいです。
(善)力疾走 | 悪魔のセブン!?その後、高速道路を含んで200km以上走りましたが剥がれていません うちのクルマはまさに今、ダンボルギーニです!
200km/h以上で走ったわけではないので安心しました。
ガンダムナイト、ありがとうございました。
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