2008年総括:S2000(エスニセン)と2009年の挑戦

ザ・総括シリーズ、S2000編です。

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(2008/12/13 TC1000にて撮影)

今まで車検対応、N車両規定、つまりエンジン・吸排気系ノーマルという自己規制の中で頑張ってきました。足回りのみでどこまでいけるか、つきつめた結果バネレートはついにフロント20kg、リア23kgまでアップ。その上での筑波TC1000への挑戦をしたのがつい先日です。

結果からいうとこれが限界。

車両の限界だけでなく、自分の腕の限界も見えてきてます。危なっかしいったらありません。この傾向はしのいサーキットのスピンにも片鱗が見えていますけど、ピーキーな運転特性と鈍った感覚の両方が原因でしょう。

DriftBoxという新しいアイテムを入手したことで、さらにデータ面からの解析ができるようになったのは大きいです。330馬力あるというFD3S(RX-7)から1秒オチ。エンジンノーマルでたった1秒オチというのはそれはそれで納得すべき数字なのかもしれませんけど、、、

なにせ負けず嫌いw

負けてるじゃん、しかも1秒も、という感覚が強くて悔しいことこの上ないです。しかし

金はないww

湯水のように投下できた10年前とは違い、妻子もあるし、このご時世です。羽振りよくドーン、カーンと使ってしまうわけにはいきません。

少ないリソースで最大限の効果を。

なんだか仕事のようなことになってきましたが、本来得意とすることなので同様に必要最小限の投資で最大限の効果を狙いたいです。

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そこで手始めに

吸気、排気の交換

と思いがちですが、これはおそらく0.2秒ほどしか寄与しないでしょう。夏場の吸気温度を下げる効果や、マフラーの軽量化効果はあるでしょうけど、現状の車両では効果が薄そうです。その理由は、、、

ボディが負けてるから。

F20kg/R23kgのバネを入れてはっきりしたのは、ボディが完全によれてます。ノーマルボディというのもあるし、激しい走行でヤレたのもあるでしょう。段差でミシミシいいまくりなのではっきり歪んでます。こんな状態ではトラクションはもちろん、ハンドリングにいいわけありません。ボディのよれはスプリングのような役割をしてしまうものの、それを抑える手段がありません。

さらにいえば駆動系、ブッシュもクラッチもノーマル。このへんの柔らかさ、弱さで逃げている部分ももちろんあるでしょう。

そう考えると次のステップはいったん地味系、いや常に地味系ですけど地味~にボディ系と駆動系の強化を考えることになりそうです。そして効くのが

軽量化

でしょう。軽量化するというと幌をおろす、エアコンをとるといったのが一番効果的なのですが、さすがにアレですね。

空力、GTウィングも効果があるでしょう。特に今リアスプリングが23kgと高い設定になっていて、リアがポンポンとはずみます。バネが強くて押し戻してしまうんですね。これをGTウィングによって押さえつけることで安定性を増し、トラクションをかけることはできるでしょう。ただ効くのが高速だけなので、限定的ではありますが。

そう考えると優先度としては

1)ボディ強化
2)駆動力強化(ブッシュ系)
3)空力(GTウィング)
4)エンジン系

といった感じですね。そして「軽量化」はいつやってもいい項目です。

ボディ強化は

・ボディ補強
・ロールケージ導入

といったことが考えられますけど、どちらも大掛かりな上費用もかさむので躊躇しますね~
しかしこれ以上を狙うのであれば避けて通れない道かと。

ということで2009年からは

S2000チューニング第二章の幕開け

です。目指せTC1000 40秒フラットです(本当に?)