サーキットラップタイム、0-400m加速、ドリフトアングル計測などができる高性能GPSパフォーマンスロガー DriftBox(ドリフトボックス)の使い方編です。
DriftBoxの購入方法はこちら⇒GPSデータロガー DriftBox(ドリフトボックス)を海外サイトから直接買う方法
届いた箱を開封したところです。今回はオプションで外付けGPSアンテナ(左上)を購入しましたが、それも箱の中に入っていました。
JP仕様の電源を頼んだところ、マニュアルは日本語でした。
まず確認したいのは、製品のファームウェアのバージョン。最近購入したのであれば不要ですが、最近ファームウェアがアップデートされた、昔のDriftBoxを譲り受けた場合にはウェブサイトからファームウェアをダウンロードして、更新する必要があります。
●Driftbox Downloads - Firmware
起動時のバージョンを確認し、最新版であればこの手順はスキップしましょう。
【ファームウェアの更新】
マニュアルp.37に従います。
・アップグレードファイルをウェブサイトからダウンロードし、PCに保存します。
・MODEボタンを押したまま本体の電源を入れます。
・電源を入れるとアップグレードモードに入ります。
・USBケーブルを本体とPCに接続します
・アップグレードファイルをダブルクリックすると、自動的にアップグレードソフトウェアが起動します。
・自動でソフトウェアが起動しない場合は、インストールCDでソフトウェアをインストールした際にインストールされる'Upgrader.exe'を起動します。起動した後、アップグレードファイルをロードします。
・このアップグレードの後、続いて本体内のSDカードからデータ読み込みを行いたい場合は、一度USBケーブルの接続をはずし、本体を再起動する必要があります
MODEボタンを押したまま本体電源を入れる(電源コードをつなぐ)とアップグレードモードに入ります。
ファームウェアアップグレードは数分かかります。
【ソフトウェアのインストール】
同様に付属インストールCDに入っているソフトウェアのバージョンを確認します。
●Driftbox Downloads - Software
最新版であれば必要ありませんが、もしもウェブサイトのものが最新版であればダウンロードしてそちらをインストールしましょう。
【本体設定とアクティベーション】
(マニュアルp.11-12)
マニュアルには日本バージョンは不要とありますが、サイトから直接購入しているためにアクティベーション作業が必要です。
下記URLでユーザー登録を行い、電源ON時に表示されるシリアル番号を入力します。
●DriftBox Product Registration
するとメールでアクティベーションコードが送付されます。
Dear noma
Thank you for registering your Driftbox or PerformanceBox, serial number XXXXX.
Your enable code is YYYYYY. Please enter this code into your unit following the instructions in the manual.
If you are upgrading a DriftBox it will now include Performance, Laptiming, Datalogging and Power options.
If you are upgrading a PerformanceBox it will now include Laptiming, Datalogging, and Power options.
We hope you enjoy using your Racelogic Product - please contact us if you have any difficulties.
Yours sincerely,
Racelogic Ltd.
メールにある"enable code"のYYYYYYに相当するのがアクティベーションコードです。このコード(数字とアルファベット)をp.12に従って、本体に入力します。
【単位の変更】
デフォルト設定では速度は mph(マイル)、F(フィート)となっているため、設定を変更します。
modeボタンを押してSPEED DISPLAYモードにし、menuボタンを押します。
・UNITを選択してOKを押します。
・SPEEDを選択
・KMH(キロ表示)を選択(√がつく)
同様に
・DISTANCEを選択
・M(メートル表示)を選択(√がつく)
EXITを選択して終了します。
【本体の設置】
いよいよDriftBoxを車載します。
まず基台(マウント)に3つの吸盤を取り付け、フロントガラスに吸着させます。吸盤の形が悪いとすぐにとれてしまうので、その場合は水をつけるなどしましょう。
マウントがくっついたら、今度は本体を取り付けます。なるべく水平がよいのですが、Drift角度をとらないのであればその調整は不要です(マニュアルp.11)。電源はシガライターソケットからとります。
ダッシュボードの中央に設置するのが一番よさそうでした。というのもマウントには左右の首フリ機構はないため、右側につけるとガラスの曲率にしたがって左に向いてしまうのです。
オプションのGPSアンテナがある場合はそれを本体に接続します。私の車はオープンカーで屋根が金属ではないため、接続しませんでした。
以上で取り付けは完了です。
【使用方法】
使用方法はとても簡単です。SDカードを挿入、シガライター電源が供給されていれば、車が移動した場合にのみ自動でロギングしてくれます。通常の走行時はSPEED DISPLAYモードにしているとよいでしょう。
サーキット走行時も特に設定は不要です。あるとすればスタートライン、スプリットラインの設定くらいなものですが、これについてはまた次回の応用編にてご紹介したいと思います。
ご注意) 詳しくは付属のユーザーマニュアルをご覧下さい